【詐欺かも?】SMS共用番号に要注意! ショートメッセージは文面でも確認して
SMSの番号を見ただけで判断してはならない。メッセージの内容を確認する必要がある。特に「共用番号」には要注意だ!
❏ 0120からのショートメッセージ
先日、0120で始まる電話番号からショートメッセージが届いた。内容はシンプルで「プライム会費が請求されます」であった。
ショートメッセージを使った詐欺が多い昨今、この手のメッセージには身構えてしまう。当然ながら、今回も疑った。
❏ 5つの疑問
もちろん、詐欺じゃないのかと疑った。しかし、今回は別の疑いもあった。というのも、請求されているが、怪しいURLが添付されていないのだ。その上、書かれている内容が本当なのである。
整理するとこんな感じ
文面がシンプルすぎる
怪しいURLが添付されていない
会費が請求されることは本当の話
でも、事業者を名乗っていない。
「0120」で始まるのは怪しい
これら5つを瞬時に感じ取った私は、送信元の電話番号を調べてみることにした。ほとんどのショートメッセージは送信元の電話番号でクロかシロが分かる。
❏ クロかシロか?
調べる際に使うのが、jpnumber(日本電話番号検索)である。これを使えば、電話番号から事業者などの情報が分かる。
今回の「0120」から始まる番号をjpnumberで検索してみると、アクセス数1万3000回超え、口コミ数100件超えの情報にヒットした。なんか、参考にできそうな気がする。
出てきた情報は……
えっ、
どういうこと?
❏ どういうこと?
出てきた情報は事業者名が「複数」であり、番号が「SMS共用番号」であるということ。
グレーだ!
これは、クロでもシロでもなく、グレーな感じだ。
「SMS共用番号」というのは、複数事業者が利用している共用の番号である。よって、事業者名も「複数」と表示された。
この「SMS共用番号」には正規事業者も確認できるが、怪しい事業者も確認できる。なので、番号そのものではなく、文面を確認して判断する必要がある。
❏ 確認する
番号だけで判断できないため、文面を確認して判断するしかない。文面から事業者を推測してアカウント情報等やアプリ通知などを見て判断する必要がある。
今回の場合は、Amazonから送信されたと思われる。なぜなら「プライム会費」とあるからだ。プライム会費やプライム会員といった言葉は、Amazonで馴染み深い。
まずは、メールをチェックする。直近でAmazonから届いたメールを確認すると……
ショートメッセージと似た内容のメールが届いている! ちょっとシロに近づいた。
続いて、Amazonアプリで同様の通知が届いていないかチェックする。Amazonアプリ内のメッセージセンターを確認すると……
ショートメッセージと似た内容のメールが届いている! というか、メールとは全く同じ内容だ。
結論、
シロ(安全)でした!
❏ 共用番号に要注意!
ということで、今回は安心なショートメッセージだった。しかし、油断してはならない。誰にでも怪しいショートメッセージが届く可能性はある。用心深くて損はないだろう。
今回のように「SMS共用番号」には要注意したほうがよいだろう。正規事業者と怪しい事業者が混在する共用番号には、真と偽が入れ混じっている。
なので、送信元の電話番号を調べて共用番号だった場合は、文面を確認して判断する必要がある。
手間だし、時間かかるし、面倒かもしれない。だが、怠らないように。もう一度いうが、用心深くて損はないだろう。
SMS共用番号には要注意!
これが、今回の教訓である。
《参考》
jpnumber(日本電話番号検索)|https://www.jpnumber.com