【全文無料】親から離れられる日を自分で決心したいです


【ご相談ここから】


初めまして。毎日拝読しております。

私、今年55歳になる独身です。
詳細は省きますが、25歳の時に
家族の問題文と幼少からの父親からの殴るけるの暴力、精神的虐待から実家を出て
1人で生きてきましたが
2年で居場所がわかり、それ以降今まで奴隷のような扱いを受けてきました。

そこから逃げなかった自分自身が一番の原因だとは理解はしています。
今は国のお世話になっております。

Ryota.K様の仰るように、親から離れて見捨てていいのか
いや、そうしなければならない

と30年迷い続けて
今はもう気力体力ともに起きることも難しい毎にです。

父は86で妹と愛犬が実家にいます。
妹と愛犬のことを考えていつも決心が鈍ります。
妹は一度首を切り未遂に終わりましたが…

心療内科の先生からは、親が死ぬのを待つしかないと言われています。
私は入院するよう促されていますが
金銭的事情により自宅療養中です。

とりとめもなく
長文失礼いたしました。

親から離れられる日を自分で決心したいです。

いつも素晴らしい発信をありがとうございます。


【ご相談ここまで】



ご送信ありがとうございます。

これは、相談者さんの中では「どうすればいいのか」「どうすべきなのか」というのがもう分かっている例だと思いまして、例えば「自分軸を持とう」「親軸はやめよう」「自分らしく生きよう」ということは頭ではわかっていつつも、色々な事情が複雑に絡み合って実際難しいというのもあるし、精神的/肉体的虐待を受けた影響でフラッシュバック的な恐怖も大きいのだと思います。

30年間、いや、生まれてから今まで、本当に耐え忍んできたのだと思います。

葛藤につぐ葛藤を重ねてきたでしょうし、もう「どうあるべきか」という方向性はご自身の中でハッキリしているでしょうから、あえて私からは「こうすべきだ」「こうしたほうがいい」とは言いません。

相談者さんが自由になれる日は、相談者さんの中の「親からもう離れるべきだ」という決断の後押しをするコミットメントがある閾値(あらゆる事情やしがらみがある中での閾値)を超えたときかもしれませんし、あるいは心療内科の先生がおっしゃるように、「親が死んだとき」なのかもしれません。コミットメントのために日々自分を鼓舞していくのもいいですし、「もうどうにでもなーれ」と流れに身を任せてしまうのもいいでしょう。

私の読者の中には、相談者さんのように、半世紀にわたる親の呪縛を乗り越えていった人もいます。あるいは、「私は一生親の十字架を背負って、その十字架ごと墓に持ち込んでやる」と決心して強く生きている人もいます。呪いを解こうと努力する人もいますし、呪われた自分のまま一輪の幸せを求める人生を選択する人もいます。

正解はありません。

ひとつ言えるのは、ご相談を送ってくれたように、自分の気持ちを文章にして表すのはとても良い習慣だということです。

親の件やご自身の健康問題で難しいこともあるかもしれませんが、相談者さんにとって今最も役立つのは「自分の気持ちの可視化」だと思います。

なるべく毎日日記をつけることをおすすめします。「今日はしんどかった」「今日はつらかった」「今日は少しいい気分になれた」など、1行でも3行でもいいので、自分の気持ちを把握していくことが大切です。短文でも毎日文章を書くことで「毎日これができた」という自己肯定感にも繋がっていきます。

相談者さんの場合、誰よりも傷ついてるのはたぶんご自身です。

日記の習慣をつけることで「自分が自分に寄り添う」という感覚がつかめてくると思います。余裕があればやってみてください。

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