泥酔しているトップアイドルになった幼馴染を介抱したら、事務所に呼び出されました

泥酔さくちゃんラストです。

数日後。

〇〇）ここが乃木坂の事務所………

齋藤）お、来たか〇〇。

〇〇）飛鳥ちゃん。
あれ、でももう卒業してるのになんで？

齋藤）一応事態を報告したのは私だし、私の事務所ここのままだもん。

〇〇）そういえばそうだった。

齋藤）えんぴーと〇〇とやり取りしたマネージャー、あと梅澤とかっきーと今野さんが待ってるからさっさと行くよ。

〇〇）うん、でもなんでかっきーまで？

齋藤）どうしてもって言ってたみたい。
Monopoly で一緒にダブルセンター務めてるし何より同期だし、その辺り思う所があるんじゃないかな。

俺は飛鳥ちゃんに連れられ、さくらたちが待っているという部屋にやってきた。

俺が入るなり、

今野）この度は遠藤さくらが大変ご迷惑をお掛けしてしまい、大変申し訳ございませんでした。

梅澤）私の監督責任です。
泥酔すればこうなることを知っておきながら……

遠藤）本当に申し訳ございませんでした！！！

全員）申し訳ございませんでした！！

と、全員に頭を下げられた。

〇〇）皆さん頭を上げて下さい！
マネージャーさんには電話でお伝えしましたが、俺としては泥酔してる人を介抱しようと声を掛けたのが、たまたま幼馴染の遠藤さくらさんだっただけで…
それよりもマスコミ対応の方が俺としては心配です。

今野）今のところ、そういった連絡は来ていません。
ただ、プライベートでご迷惑をお掛けしてしまったのは事実です。
今後の対応として、遠藤さくらの一定期間の活動自粛。
それと、〇〇さんへの何らかのお詫びをと考えております。
何があったかは齋藤飛鳥から聞きました。
泥酔した遠藤を偶然見かけて家に連れ帰り、体調が回復するまで診ていただいた、ということで間違いないでしょうか？

〇〇）はい、間違いないです。
でも、遠藤さんの自粛もお詫びも要らないです。

今野）しかし……

ここでもやっぱりお詫びを………と言われる。

しかも、さくらの自粛もすると。

繰り返しになるけど、俺としては幼馴染を介抱しただけ。

〇〇）あんな状況で動けない女性を放っておくわけにはいきません。
それが知っている人なら尚更です。
泥酔に関しては反省すべきだと思いますが、僕自身は遠藤さんの自粛も他の形でのお詫びも望んでいません。
僕が望むのは、いつも通りの乃木坂46です。
だから、泥酔だけを反省してもらえればそれでいいです。

今野）そこまで言っていただいて、本当に申し訳ない…
今後のことは協議して、公式発表前に〇〇さんにお伝えします。

そう言うと、今野さんはマネージャーさんを連れて部屋を出て行った。

梅澤）〇〇さんに何か言うことあるんじゃない？

遠藤）〇〇……本当にごめんなさい！！！！
介抱してもらって、体調が戻るまで一緒にいてくれて、本当は自粛が足りないぐらい迷惑かけてるのにあんな風に言ってもらって……

〇〇）だから何回も言ってるでしょ？
もう謝らなくていいって、俺は何とも思ってないから。

賀喜）〇〇さん、本当にいいんですか？

〇〇）俺が介抱しなかったら、もしもの事態になってたかもしれないし。

その前に声を掛けることが出来てよかった。

梅澤）〇〇さん、優しいですね。

齋藤）だって〇〇、えんぴーのこtムグッ

〇〇）それ以上は言わないで！

遠藤）？？

梅澤）“あぁ、なるほどね笑
〇〇さん、カッコいいこと言ってると思ったけど照れ隠ししてるだけなんだ笑”

俺は慌てて飛鳥ちゃんの口を押さえる。

齋藤）んんーーーっ！！！

ガブッ
〇〇）いてぇ！！

齋藤）いきなり抑えんな●す気か！

〇〇）それは言わないでって約束だったでしょ！

齋藤）だからっていきなり押さえんな！

〇〇）てか手を噛むな手を！

遠藤）……いいなあ｡｡｡ﾎﾞｿｯ

梅澤）飛鳥さんに嫉妬してるでしょ笑

遠藤）そそそそんなことないです！！

梅澤）必死に否定してるところがもうバレバレなのよ笑

遠藤）でも、今はまだ……

梅澤）やり切ったと思ったときに声掛けてみたら？
〇〇さんなら応えてくれると思うけど。

遠藤）……はい笑

齋藤）バカ〇〇！

〇〇） チビ飛鳥！

齋藤） クソガキ！

〇〇）いちごみるく！

ワーギャーワーギャー
梅澤）“〇〇さん、いちごみるくは違うくない？笑”

梅澤/遠藤/賀喜）………笑

その後、さくらの自粛は無しということになり、無期限で禁酒令が出されるに留まった。

そしてお詫びは要らないといったものの、どうしてもと言うことで俺が行けるライブのチケットと交通費と宿泊費を、さくらが卒業するまで負担してくれる、と言うことになった。

いや、お詫びとしてはデカすぎません！？

これ、他の乃木ラタに知られたら●されるだろうなぁ。

あ、さくらを介抱したことで出来なくなったMonopolyの開封式ですが……

〇〇）まずは1つ目……

梅澤）私だ！！

齋藤）2つ目は？

〇〇）かっきーだ。

賀喜）やったー！
3つ目は誰ですか？

〇〇）………さくらだ。

齋藤）えんぴーやったじゃん。

遠藤）へへっ///

〇〇）ラストは…………

飛鳥ちゃんの指示で事務所に呼ばれたときに持ってきていて、全ての話が終わった後にそ
の場で開封式。

なんとその場にいる現役の3人全員の生写真を引き当てるミラクルが発生。

遠藤）あ、また私だ。

齋藤）………私のは？

梅澤）卒業してるから無いに決まってるじゃないですか。

〇〇）今度、実家に置いてある飛鳥ちゃんの生写真持って行ってもらうから。

齋藤）最初から連れてこいよな。
でもまぁ、それならいっか…イシシ笑

賀喜）“飛鳥さん、相変わらず……"

梅澤） “ツンデレだなぁ笑”

齋藤）2人とも、なんか言った？

梅澤/賀喜）何も言ってないで～す。

遠藤）笑笑

最終的に全員のサインをもらうことが出来ました。

ちなみに…

この場にいた僕を含めた5人ですが、定期的に食事に行ったり飲みに行ったりするようになりました。

禁酒が出されているさくらは勿論お酒禁止で。