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背景ノイズを驚く効果で除去してくれるノイズサプレッサーCEDAR「DNS1000」をゲット

少し前の話なのですが、CEDAR Audio社のノイズサプレッサー「CEDAR DNS1000」の中古品を入手しました。つまみもいくつか無くなってて、音出しできないジャンク品とのことでしたが、正常動作したのでラッキーでした。

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クーラーなどの空調ノイズや、街頭の環境ノイズを抑えたり、響きすぎる場所で残響を抑えたりできるというこの機械。「セミの鳴き声が消える!?」なんてキャッチフレーズで、専門誌に広告が出ていたこともありました。

シダー社のノイズリダクションがどんな効果なのかを全く知らない方は、以下の記事をご参照ください。

◉現場でリアルタイムに音のノイズを減らす機材「CEDAR DNS 2」がスゴかった

まず、DNS1000を入手して驚いたのが、ずっしりと重いこと。何かが中に色々詰まってそうです。デジタルの入出力端子しかついていませんが、それ故にノイズレスで使用することができます。

何世代も前の機種なので、現行製品と比べると若干劣ると思うのですが、2004年にアカデミー賞を受賞した機種とあって、セリフや肉声のバックグラウンドノイズを驚くほどの効果で除去してくれます。

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ボタンやスライドの機能を理解するために、スペクトラムアナライザを表示させて、効果を確認すると、おおむね使い方がわかった気がします。CUTという緑色に光るランプがあるのですが、ランプの光り具合から、帯域ごとのスレッショルドのかかり方を感じることができるのがわかり、この機種の使いこなしに近づいた気がします。

DNS1000は音を聞きながらイズリダクションの最もいい状態を、手動で追い込んでいくわけですが、現行機種の「DNS 2」などは信号を解析して、各種操作を自動化しているので、使い勝手などが大変向上しているのだろうと思われます。

DAWで使用できる類似するプラグインをいくつか有してはいますが、DNS1000は直感的に操作もできるし、安く入手できてよかったです。

電源コンセントのない現場に持ち出せるような機種ではありませんが、以前、ロックフェス会場内のサテライトブースからトーク番組をライブ配信するという現場を何年かやったので、そのときにこれを持ってたら、環境ノイズを結構防げただろうなと思いました。コロナ以降、撮影時に空調を止められない事情も出てきましたので、ますます役に立ってくれそうです。

自分のスタジオのDAWにプラグイン同様にインサートして使えるようにしておいて、必要な時に使おうかなと思っています。気が向けば、効果をお見せできる動画でも撮ってみようかな。


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