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きむが子供から大人になった16の冬

皆さんこんにちは。

童貞を殺すニットが童貞のころに発明されてたらヤバい…と本気で思ったwebライターのきむです。

いつもはwebライティングの技や考え方など、皆さんにとって有意義になるような情報についてお話ししていますが、今回はちょっと息抜き。

これからは私きむが持ついくつかの恥ずかしいエピソードや雑談などもライティングの話の合間に挟んで行こうかと思いましてね。

今回はその第1弾ということで、

「きむが子供から大人になったあの日のこと」

についてです。

1回目からそれどうなんだ?とは思いますがこれも全て愛する皆さんの為です(?)

きむは一体どうやって子供から大人になったのか。

それでは参りましょう。

1.始まりは16歳の誕生日

当時高校生だったきむですが、小・中と全く女性にモテない北海道出身のイモメガネ少年でした。

そんなきむにも高校1年の秋にモテ期が到来、何と16歳の誕生日に同時に2人から告白を受けます。

今であればどちらを選ぶなんてことはしないのですが(紳士)、当時はとにかく彼女が欲しかったので片方を選び、人生初の彼女ができました。

初めての彼女で浮かれまくっていたきむは、自転車の2人乗りや帰り道の買い食いなど、憧れのシチュエーションを楽しんでいました。

誕生日が10月なのでこのまま順調にいけばもはや都市伝説化していた、

「彼女とのクリスマス」

これも叶えることができるんだ、と幸せいっぱいでした。

クリスマスを前に、自分の運命が大きく変わることも知らずに…。

2.いつものデートで事件は起こった

きむと彼女のデートコースは、彼女の自宅近くにある橋の下の河原で談笑するのが定番でした。

何度も同じようなデートを重ね、そこで初めてのキスも。

ある日、いつものように川を眺めながら彼女と話していると、少し変な間が…。

居心地の悪い間ではなかったので特に気にせず川を見ていたら、彼女が突然、

ガバッ!!!

と、きむの華奢なバディを覆い隠すようにマウントを取ってきました。

あまりに予想外の展開で、抵抗できずそのまま押し倒されてしまったのです。

その拍子にきむは背後の石畳に後頭部を強打し、何と…。

半分ほど意識が飛びます。

ああ、これが「気を失う」ということなのか、と一足先に気絶バージンを脱ぎ捨てながら、どんどん意識が朦朧としていきます。

寒さもあり意識を保つことが困難になりそうでしたが、何とか意識を取り戻し我に返ったきむは驚愕します。

終わっとる…。

そう、意識を失いかけながらも、きむのきむは確固たる意志を保ち続けて戦闘を終えたのです。

むしろ気を失いかけてる彼氏の事を無視して試合続行するなんてとんだストリートファイターだわね。

彼女からの昇天拳がクリーンヒットですよ。

「そうか、初試合は無効試合か…」

などと感傷に浸りながらどんどんと現実に戻っていき、まだこれだけでは終わっていないことに気付いていくのです。

3.事件後きむはどうなったか

不本意ながら子供から大人へ生まれ変わったきむですが、ここである異変に気付き愕然とします。

ズボンがない。

そう、何と彼女は試合後、きむのズボンを履かせないまま放置していたのです。

想像してみてください、皆さん。

試合に勝利し、満足そうに体育座りして川を眺めてる女性の横に下半身丸出しで横たわる学ラン男子。

状況がマニアックすぎやしないかね。

しかも当時は11月の北海道、もうほとんど真冬です。

寒さで感覚がなくなっていきながら、何とかズボンを履こうとしますがまたもや問題が発生します。

も、戻らない…!

何と試合後のアドレナリンが覚めていないきむのきむは、冬の気温により機能が低下、通常モードへのシフトが遅れてしまいました。

どうしよう、このままじゃズボンが履けないし帰れない!

そこできむは何とか知恵を振り絞り、彼女に小銭を渡して温かい飲み物を注文します。

そう、温度による解凍です。

我ながら素晴らしいアイディアだ、と下半身にズボンを優しくかけて自画自賛しながら待っていると、彼女が戻ってきてきむに飲み物を差し出します。

あったか〜いココアでした。

もっと他にあるべや!!!!

あ、あとこれ。

今お釣りいらねええ!!!!

仕方がないのであったかくて甘いココアをきむのきむにバンホーテンします。

何とか無事にいつもの可愛い控え目きむに戻ったので、ズボンを履いて逃げるように帰宅。

帰り道、なぜか母親の顔が浮かんで涙が止まらなかったです。

4. 次々と追い討ちをかけてくる彼女

大人になったきむは、その後も彼女と付き合いを続けますが、だんだん彼女の様子が変わってきます。

猛吹雪の中バイト先まで会いにこさせたり、彼女以外との学校での会話は先生のみ、などといった激し目な束縛。

私が寝るまで電話を切るなと言ったり、電話越しに自らの手首に平行線を描く中継をするといったメンヘラな側面の開放。

これらを駆使してきむを苦しめますが、初めての彼女だったので「こういうもんか」と思っていました。

なんだかんだ半年ほどお付き合いした後、疲弊していたきむへ彼女から最後の追い討ちが。

そう、浮気です。

しかも浮気現場をきむの母親と一緒に偶然見てしまうという最悪な結果。

今考えてみたら、初めての彼女にしては上級者向けでした。

おかげでその後の女性付き合いはあんまりびっくりせずにできたので良しとします。

まとめ

今回は私きむの子供から大人へ変わる軌跡についてご紹介しました。

初彼女に浮かれ、流されるまま大人になってしまい、結局捨てられてしまうというダサさの極みです。

思い出して何だか前が見にくいです。

皆さんも過去の恋愛を振り返るのには気をつけてください。

とりあえずしばらくココアを飲むのは控えましょう。

ココア好きの皆さん、申し訳ありませんでした。

また、今回の話はライティングに何の参考にもなりませんので悪しからず。

最後に

きむの人生に大きな影響を与えた彼女との話ですが、これにはちょっとした続きがあります。

当時の彼女とのエピソードはきむにとって鉄板のエピソードで、橋の下の河原での出来事ということもありあだ名が「橋下」になるほどでした。

そんな橋下も北海道を出て神奈川で生活を始め、結婚(この時に橋下の姓を捨てました)もしました。

当時から10年近く経って、そのことはすっかり忘れて幸せな結婚生活を送っていました。

ある日、妻と映画館に大好きなワンピース・GOLDを見に行った時にまさかの出来事が起こります。

何と、目の前の座席に座っているのは当時のバンホーテン彼女。

あまりの出来事にきむのGOLDがゴム人間のようになってしまいました。

その彼女、今は神奈川にいるそうです(笑)

といったように、結局きむはバンホーテンの呪縛と永遠に向き合っていく運命なのだ、というお話でした。

皆さん、今回はお付き合い頂き、

申し訳ありませんでした。

また次回からはライティングについて役立つ知識や技術などを誠心誠意ご紹介していきますので、何卒よろしくお願いします。

それでは、また次回お会いしましょう。


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