#RJを救え 第15回 平山泉心さん☆２個目☆Rieさんにまつわる噂

RJといえば、マスターの美味しいご飯はもちろんですが、Rieさんが淹れてくださるお茶も素晴らしいのです。
何が素晴らしいかと言うと、「温度」です。
あ、味ももちろんですが、ここでは置いておきます。

私は、結構な猫舌なのですが、どうやらRieさんも同じくらいの感度らしく、いつも私にとって絶妙に素晴らしい温度のお茶を淹れてくださいます。

さて、そんなRieさんがRJでは「雨女」と言われているとか…。
これは黙って見過ごすわけに行きません！

お話を聞いてみると、Rieさんは、他の方々より（マスターより？)も、雨に降られることが多いとか。
・・・むむむ、それは、もしかしたら、利用可能性バイアス、そして、確証バイアスの疑いが濃厚です！
（バイアス＝歪み）

利用可能性バイアスというのは、出来事の実際の確率ではなく、そのことの思い出しやすさによって、それが起こりやすい出来事か否かを判断してしまうバイアスです。
確証バイアスというのは、自分の仮説に合った情報ばかり探して、ほらほら～やっぱり～と言い、逆に仮説に合っていない情報、ここで言うと、Rieさんが別に雨に降られなかった日の情報は見ようともしないというバイアスです。

つまり、雨に降られたRieさんを見て、「雨に降られた」ということが手掛かりになって似た状況ばかりが思い出されたり、びしょ濡れで入ってきたRieさんといったインパクトの強い情報が思い出されやすくなったりして、「Rieさんは雨に降られる確率が高い」と判断するようになります。
そして、Rieさんは雨に降られやすいという仮説を立てると、今度は、そのような情報ばかりが目に入るようになり、「あの時もそうだった」「そう、あの時もそうだった」「そうそう、あの時もそうだった！」・・・「やっぱり、雨女に違いない」と思い込むようになるわけです。

では、本当にRieさんが雨女か否かを判断するにはどうすれば良いかと言うと、一つの方法としてはこのような表を作成してみることです。

                                            雨        雨以外
Rieさん外出                         A            B
他の人(マスター？)外出      C            D

「Rieさんは雨女だ」と仮説があると、Aしか見なくなってしまうのが確証バイアスです。
しかし、そこだけを見ても、本当にRieさんが雨女かは分かりません。
「雨が降らないとき」はどれくらいあるのか・・・あぁ、やっぱりBよりAの方が多い，となっても、まだ雨女かどうかは分かりません。
何故なら、他の人も同じように雨に降られる方が多いかも知れないからです。もし、他の人もそうであれば、Rieさんだけが特別に「雨女」ということではなくなりますよね。
ですので、他の人の場合はどうなのかと、CとDも調べなくてはなりません。
これで、「あぁ、やっぱり、他の人が雨に降られる割合よりも、Rieさんが雨に降られる割合が有意に（統計的に意味のあるくらいに）高い」となれば、「Rieさんは、雨女ですね」ということになります。
是非、「Rieさんは雨女だ！」と主張される皆様は、これらについて調べて検証してみてください！！