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#RJを救え 第21回 渡辺祥子さん☆1個目☆「ピアノを始めてからのお話🎶」

何でもやりたがりだった私は、5歳の時にベートーヴェンの「エリーゼのために」が弾きたいと思い、ピアノを習いたいと親に頼みました。
素敵なピアノの先生を想像していたのですが、母親に連れて行かれた近所のピアノ教室の先生はクマみたいな風貌の男の先生でした。
でも見た目と違って凄く優しかったです💕

小学校の高学年までは、母親が毎日横に座って「ワンスモア〜」とか言われながら楽しく練習を見てくれたので、サボることなく教則本も速いペースで進められました。
勉強が大嫌いで物凄〜く苦手だったので、得意な事がある事で自信を持つ事ができ、救われていました。
小学校の低学年の時点で、「勉強で生きていくのは難しいからピアノで行くしかない」と心に決めていました。

高校受験で音楽高校を受けてみようと思い、大阪音楽大学の先生を紹介してもらいました。
何故だかこれがまたワイルドな男の先生で、ロングスカートに白いブラウスの私の妄想の中のピアノの先生のイメージとは程遠く💦
でもこの先生がまた優しい方で、またノビノビとピアノを習う事が出来ました✌️

しかし、優しい先生に褒めて貰って自分に自信を持ってしまった私は、油断をしてしまいました。
ほどぼどにしか練習をせずに受験した音楽高校の実技試験で、暗譜してたはずの曲がすっかり分からなくなり、途中で全く弾けなくなってしまったのです。
シーンと静まり返る教室で試験官にチーンとベルを鳴らされ、「もう、結構です。」と言われてしまいました😳

絶対に受かると言われていたのに、当然の如く不合格になりかなり落ち込みました。でもこの経験のお陰で大学受験は何時間も練習をして、音大に入る事が出来たのだと思っています。

ピアノは暗譜で演奏しなくてはいけないので、高校受験のトラウマか元々苦手なのか、暗譜が不得意な私は試験の度に湿疹が出てしまいました。
気持ちが強く持てないので演奏家にはなろうと思いませんでした。

在学中、ソロは辛かったのですが、伴奏は楽しかったです。Lapisのメンバーのバイオリンの尚美さんとフルートのあいちゃんと一緒に結婚式やパーティー演奏のお仕事をしていました🎶

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