◆RJとわたし(Cyber_Ko)

 RJを初めて訪れたのは、2013年9月29日のまだ暑さの残る頃であった。音楽教室のボーカルコースの発表会を兼ねて行われたイベントに参加するためで、イベントは当時ボーカルスの講師であった北野さんの主催であった。受講者であった私も参加することになったためで、他にも何人か知っている人が参加していた。坊主頭の身体の大きな人がいて、この人がピアノの伴奏者であった。あの体格でピアニストとは意外…と思った記憶がある。(その人は、先日ツイキャスに出演されたピアニスト 小林徹さんである)
 その年の11月3日、高校の同窓会で松山へ行った帰りに西宮フレンテへ寄ってみた。「ライブハウスフェス」があるので、来て下さいと言われていたからである。

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 北野さんの出番が終わり、その後の人の演奏を聞いてからホールから出たところ、北野さんらしき人が歩いて行くのが見えた。その後を、ヒョロッとしたひげ面のオジサンがヨロヨロと大荷物を抱えながら後をついていくのも見えた。あのオジサンも苦労していそうだなと思いながら帰途についたが、あのオジサンがRJのマスターと判明したのは最近である。
 北野さんとの出会いを記しておく。受講していた教室に、2013年1月、産休の講師の代講でやってきたのが北野さんである。2014年4月で、北野さんの代講期間は終わったが、ライブを聴きに行くようになっていた。
 RJ訪問は、2014年9月21日の仮装イベント参加が2回目、2015年4月23日に「まゆ子ランド第1回」があり、これが3回目である。
 いずれも北野さんから「遊びに来ませんか?」と誘われたのがきっかけである。ただ、この時期は誰が誰やら判然とはせず、マスターが誰かはわかっていなかった。
 2015年5月20日にお試しでセッションデーに参加し、ノラ・ジョーンズのDon't know whyを唄っている。終了後に、N山さんから「あの曲は女性の曲だよ」と言われた記憶がある。なお、この曲はジェシー・ハリスが作詞作曲を手がけ、ジェシーのアルバムに収録されたもので、ジェシーはノラに同曲を提供している。ジェシーは男性である。
 当時は、N山さんが、あんなに有名な人とは知らなかった。
 その後、RJでジャズ、昭和歌謡、ポップス等の演奏イベントがあることがわかり、演者さんも多彩なので、2015年以降は聴きに行くようにもなった。当然、マスターが誰かもわかるようになり、リエさんや演者さんの関係も断片的に伝わってくるので、安心感も出てきた。
 1年くらい前だろうか、RJのイベントの後に、マスターを交えて話す機会があり、前述の西宮フレンテでの目撃談を話したところ、その「ヨロヨロと歩いていたヒョロッとしたひげ面のオジサン」はマスターだということがわかり、納得した次第で、やっぱり、苦労しているなという印象を強く持った。
 2020年5月21日に首相が、大阪・兵庫・京都の緊急事態解除を表明したが、府県レベルの具体的解除内容が公表されるのは、これからである。ライブハウスには、まだ当面は厳しい状況が続くと考えておく方がよく、開業が可能になっても何らかのコロナ・ウィルス対策は必要という声も多い。安心して楽しめる場として、RJは続けていって欲しいので、頑張ってもらえるようお願いしたい。

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