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ねんどろいど ジャミル・バイパーの髪型を改造して作ってみた

最初にお読みいただきたいこと!

・そういうnoteなのでカスタム中の写真があります。
首だけの写真や頭が凹んでいる写真も出てきます。
・他のねんどろいどからパーツの流用があります(キャラ名は伏せます)
・フィギュア、ねんどろいど初心者です。
フィギュア界の暗黙のルールなども存じてません。
・あくまで自己流で"感覚"で作った節があります。同じようにしたけど失敗したって方がいらっしゃっても責任は負えません。
・私は絵が描けません。なので、髪の流れ方などに不自然な点があっても気がつけないですし、気付いてもあまり気にせずそのまま進めます。

なるべく公式のジャミルパーツを使う
・約1ヶ月後のGW、約2ヶ月後のインパに間に合わせる
この2つの目標を目指して作製してます。
正直、公式パーツを使うのではなく前髪も後ろ髪も他のパーツをまるごと流用するなど、1から作ったほうが楽で綺麗に出来上がった可能性があります。

問題なければどうぞ…!

カスタムに至った経緯

他のtwstねんどろいどは帽子のパーツや王冠のパーツが取り外しできる仕様のようですし、第五人格のナワーブのねんどろいどもフードかつコーンロウのような造形なので、ジャミルのねんどろもフードが取り外せるのではないか…!と期待をしていました。
が、

え…?
え…

画像の通りでした。
後頭部は全てフードパーツ。前部分も頭の造形がされていません。
もうどうにもならん…!
フード外しちゃったし、どうしても一緒に出掛けたかったのでカスタムするしかなくなりました。
ちなみに前パーツの外し方は、ドライヤーで熱して柔らかくしてから力技です。
写真の日は3/20

カスタムするにあたって購入した物

・タミヤ エポキシ造形パテ (高密度タイプ)
高密度タイプは硬化時間が約12時間と長く、硬化するまでは粘土のようで扱いやすいらしいので。
速硬化タイプは硬化は約6時間ということでミスしたときの取り返しがつかない気がしたし、軽量タイプや柔らかめらしいので髪の造形には向かない気がしました。
足りないかと心配でしたが1箱で十分でした。

・ミネシマ スパチュラセット TM-4
スパチュラは何が良いかわからかなったので、エポパテ購入店に在庫があった中から一番使いそうな型を選びました。
スパチュラの活躍は多くなかったですが絶対必要です!

・ゴッドハンド 神ヤス 2mm厚 #120 #240 #400 #600
まさに神。
カスタム初めの頃、実は100均の紙やすりを使用してました。
でもあまり綺麗に削れなかったので評判の良いこちらを購入したら全然違った! 絶対オススメ!これがないとカスタム無理でした。

・GSIクレオス Mr.サーフェイサー 1200 グレータイプ
サーフェイサーは細かい粗や傷を埋めてくれる、塗料の色乗りを良くしてくれる、色塗装前の下地です。
「細かい粗や傷を埋めてくれるもの」だと聞いていましたが、サーフェイサー君はむしろ「ここに変な粗があるよ!」と教えてくれる存在でした。
結構たくさん吹く機会がありましたが、1缶で十分です。

・Mr.溶きパテ ホワイト
後から買い足したもの。
私は買って良かったと感じましたが、溶きパテを塗ると全体的にツルッとしたので、コーンロウのはっきりとした凸凹を表現は少し薄れました。
細めの筆で塗っていきますので、最悪捨てられる筆必須。

・白色ワセリン
家にありました。ワセリンの使い忘れでエポパテが指やテーブルにくっついて造形がうまくいかないことが多々あったので、ワセリンの使用大事です。

・瞬間接着剤(筆タイプ)
こちらも家にありました。
完全に乾いたエポパテは瞬間接着剤でくっついたので、硬化後に後から盛りたい場合に重宝しました。

・後ろ髪に使う他のねんどろいどキャラのパーツ
どのみち後から塗装をするので髪色は何でも良いと思い、造形中心に考えました。
ボディを着替えさせる際にジャミルの結んだ髪部分を絶対折ってしまうと思ったので取り外せるタイプにしたかったこと、髪の流れが結んだ表現になっていること、この条件にあてはまるキャラから選びました。

以下よりカスタム開始です。

開幕カスタム!【前髪と後ろ髪を合わせる】

非常に厄介かつ大変な作業でした…
ねんどろいど初心者すぎて、他キャラのパーツでは互換性がないことを知らなかったんです…
選んだ後ろ髪パーツとジャミル前髪パーツは全然あいませんでした。

ですので、ジャミル前髪パーツの凸部分をカッターナイフで削り落とし、

この写真は自作したパーツがくっついた後のものです。
削ぎ落とす前の写真は撮り忘れています。

後ろ髪パーツの中心が少し出っ張っていたのでそれを削り落としできるだけ真っ直ぐの線にし、(削る前は熱湯で1分茹でて柔らかくしました。)
後ろ髪パーツ凹部分にワセリンを塗り込み、エポパテを詰め、
前髪パーツと合わせて硬化させました。
(前髪パーツにはくっついてほしいので、ワセリンや手の脂は綺麗に落としておく)

この写真の出っ張り部分は小さすぎてうまく型取りできなかったので、改造用パーツから削ぎ落として、合う位置に瞬間接着剤+エポパテでくっつけました。

そして何とか合わさったのがこちら。

額と前髪の間に少し隙間ができてしまいました。
隙間ができないように削ったり盛ったりしましたが、どうしても隙間はうまらないので妥協しました…
何より、前後がちゃんと嵌ることが重要だったので。
こちらにかけた時間は2日です。写真の日は3/23

造形エポパテ!【パテ盛り作業】

とりあえず、モチベのために何となく形にしたかったので、自分の思うままに粘土遊びをしました。
エポパテを盛る前に、パテを盛ろうと考えている場所はヤスリで少し傷つけておきます(削り過ぎないように注意、触りたくない場所が削れないように注意)
こちら重要で、これをしないと硬化後に盛ったパテがポロッと外れてしまうみたいです(幸い、私はその現象が起きませんでした。)
セルフでジェルネイルをする方はネイルでも同じことをするので何となく感覚がわかるかもしれませんね。

コーンロウの表現は米粒を作ってベースに重ねていっただけ。
後ろ髪の髪の流れに合わせてコーンロウの位置を決めました。
線はスパチュラでつけています。

後ろ髪も同様に米粒を作って盛っていきました。
ジャミルはもっと細かく綺麗に編み込みしそうなので、解釈違いだー!と思いつつ、これ以上細かい作業は私には無理でした。
上の写真とこの写真は7時間ほど造形し、完全硬化前のものです。
この時点で3/24。

ユニオンバースデーのケーキみたい。

ひたすら、自分の理想に近づけていきます。この写真は3/26。
ここからもっと前髪の立ち上がり部分を盛りました。
この後、前後パーツは1度目のサフ吹きまで写真が撮れていません…。
もっと細かく撮影しておきたかったのですが、作業中はエポパテで手が汚れおり、あまりスマホが触れませんでした。
作業としては、
削ったり盛ったりのパテ作業→最低半日硬化させる→(硬化した後に上からパテを盛る際は瞬間接着剤をつけてから盛る)→200番から順番にやすりがけ
この繰り返しでした。

結び髪クリエイト!【結んでいる髪パーツ作製】

ジャミルと大事な後ろ髪!
ボディをねんどろから変更しているし、自作した編み込みの大きさも違いすぎるので違和感しかないけれど、公式パーツはなるべく使うが目標なのでここも改造しました。

①元のジャミルパーツ、購入した後ろ髪パーツの取り外し可能なツインテパーツ、細い針金
②ツインテパーツの丸い部分だけ残し、ピンバイスで針金サイズに穴をあける
③ジャミル髪パーツには元から凹みがあるので、そこに合わせて②を入れる
④針金部分を隠すようにパテを盛る。
フードから髪飾りを取ることができました。
塗装が終わったら先程作った結び髪に瞬間接着剤で付ける予定です。

ツインテパーツが余ったのでジャミルの髪パーツ改造ではない髪パーツも作製しておきました。
エポパテで長細い棒3本作り、後は気合で三つ編みを作りました。
髪の流れの正解がよくわからないなと思ったので、適当にツインテパーツに絡ませました。

サフ吹きエンドレス!【サフ吹き作業】

この日は3/30です。持ち家のベランダにて。

唐突にサフ吹き(サーフェイサーを吹く作業)開始。
サフ吹きでも結構床が汚れたので、作業は汚れても問題がない場所やハンドメイド用レンタルスペースに行くのがおすすめです。
何だかとりあえず納得のいく形になったし、
サーフェイサーは段差や小さなキズを消してくれるそうだし、これで完成じゃないかなぁ…
って思っていた自分がバカでした。

わ……ァ…
ワ…

汚ッ!
傷や気泡、段差をどうにかしてくれるんじゃなかったの!?サーフェイサー君!
初めてのサーフェイサー、つまり「ここを修正しなさい」と教えてくれる魔法のアイテムなのだと知りました…

溶きパテユーズ!【溶きパテ導入】

1度目のサフ吹きから、削ったり盛ったりして2回目を吹いたのですが、やっぱり綺麗にならない…
どうしたものかと調べていたら溶きパテなるものを発見。
(溶きパテは最初から購入していたものではなく、このタイミングで導入しました。)
しかし溶きパテはヌルッとしすぎる印象があるので、ゴツゴツさせたいコーンロウの部分にはなるべく触れないように塗っていきました。

サフ吹き前。

少しコーンロウのゴツゴツっとした表現が薄れてしまったように感じます。しかし、全体的に綺麗になったから溶きパテ使って良かったです!
ただ、ここで一つ余計な失敗。
コーンロウの境目をはっきりさせたいと、電動ピンバイスで少し削ってしまいました。これは余計な作業でした…
他にもまだ汚いところはありますが、あくまで自分用だし、仕事が押してきてたので、この辺で妥協することにしました。

塗装リクエスト!?【塗装について】

この時点で4/4

3回目のサフ吹きが終わり、自分の中でこれで良い!と思ったので、
いざ、色塗装へ!
…しかし、塗装をするとなると、
①自宅にエアスプレーを導入する
②模型製作スペース(レンタルスペース)に行く
この2択。
自宅にエアスプレーはちょっとスペースがないし、流石に黒系塗料をベランダでやるのは近所迷惑的な意味で怖い。
レンタルスペースは家庭の都合で外出するのが厳しい…。
そこで色々考えた結果、塗装依頼をすることにしました。
依頼はココナラ経由で見つけたがんも様に。

TwitterのDMでもご依頼を受け付けていらっしゃるようです。
がんも様には納期や金額など、色々相談・交渉させていただき、話がまとまったため、髪パーツをがんも様に発送しました。
暫く、ねんジャミとお別れです…

策謀スマイル!【塗装前の造形】

お別れ前に、サフ状態の白ジャミを撮ったので掲載します。

ねんどろのボディ
ピコドー9ボディ

終曲カスタム!【塗装後の造形】

4/19、がんも様から塗装後のパーツが返ってきました。
要望を叶えてくださりありがとうございました!
いよいよ理想の形になるのだな…と思うととてもワクワクしました。

以下、完成の写真です。
(髪がわかりやすいものを掲載します。)

公式のパーツをカスタムした後ろ髪は、このようにパーカーからちょろっと出せるのが良いです。うまくいくか心配でしたが構想通りになりました。
「結び髪クリエイト!」で掲載した髪飾りのパーツを結び髪パーツに付けました。
これはつける位置を外側にするべきでした…時間ができたら手直しする予定です。

前髪パーツと後頭部パーツに隙間がありますが、これ以上埋めようとすると前髪と顔パーツの隙間が開きすぎるのでこのあたりで妥協しました。
もっと造形が上手な方ならどうにかできるのかもしれません…。

髪の流れも正確ではなく少し不自然ですが、「左側で結んでいる」表現にはなったと思っています。後ろ髪の結び目が不自然なので、細くて赤いゴム紐を探す予定です。

やはり完璧ではないですが、自分の中では納得できているのでいいかなと思います。

続いて、自作の後ろ髪パーツ。
動かせるので、髪がなびいている表現ができます。
しかし、すとんっと真下に落ち着いている表現にしようとすると、パーツが外れやすいです。
前髪の立ち上がりが理想通りにできたのでお気に入りポイントです。 

横から見るとこんな感じです。
やはり粗はありますが、何より自作できた嬉しさがあるので粗は気にならなくなってきました。
今後、取り外せる羽の髪飾りを作ろうと思っています。

以上です。
カスタム開始:2023/03/20
カスタム終了:2023/04/19
かかった金額(ジャミル本体代と塗装代抜き):約7,000円

最後に。作者のTwitterなど。

カスタムは趣味でしている手芸より難易度が高く感じました。
特に前後のパーツに互換性を持たせる作業と、ヤスリがけが辛かった。
カスタムが楽しいともあまり思わなかったので向いてないかもしれません。
キャラクターが好き!って気持ちで頑張っていました。
カスタム完成後を想像するのが楽しく、何より仕上がった後に写真撮影するのが楽しいです。

リアルディズニーインパ帰り

Twitterで「ジャミルが旅をする」というテーマで写真を撮っています。
上の写真のようにぬい写真も多いです。
このnoteがお役に立ったり、撮っている写真がいいね!と思ったら、良かったらTwitterを見に来ていただいたりフォローしていただけると嬉しいです。

旅するぬいとドール@りぜ

長いnoteを最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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