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田舎暮らしを始めたわけ


タワマンは、お金で買えるがキレイな空気は買えない

田舎暮らしを長年続けているが、たまに都会の風に吹かれに行って
数日してから自宅に戻ると・・自分の暮らしが最高だと思える。

反対じゃなくて良かったと実感する。

住んでいる環境より出かけた先の環境の方が良ければ、帰った時に
きっとガッカリするだろうと思うからだ。

自然の中で癒しのパワーをもらって生活をしている。

たまに都会に刺激を求めて遊びに行くぐらいが丁度よくて幸せだ。

ある時、田舎暮らしを始めたきっかけになったことを思い出した。
わたしは東京の会社で仕事をしていた時に気管支喘息を患ったのだ。

夜ベッドに入って身体が暖まると毎日セキが止まらなくて辛かった。

うとうとしていたらすぐ自分のセキで目が覚める。

主人も起こしてしまい申し訳なかったがどうしようもなかった。

夜中のセキは3か月以上も続いた。苦しかった。
医者に薬を処方してもらって眠れるようになったがキツい薬で胃腸の
弱い私は体調が常に悪かった。

住まいは郊外の方のマンションの5階だったのに、換気口は真っ黒に
なっていてぞっとした。車の排気ガスやきれいではない空気のせいだ。

もともと主人は子供のころに田舎での暮らしをして楽しかったらしく
田舎暮らしに憧れており、趣味の車やバイクに乗るの時も田舎の方が
渋滞もなく具合がいいだろうと考えていたらしい。

ふたりの意見が同じで良かった。もめることがなくて幸いだった。

ご夫婦で意見の相違があり家が田舎と都会の両方にある方もいる。
子供さんの学校の問題で別居になってしまった方も。

わが家は幸か不幸か子供もおらず縛られるものは何もなかった。
思い切って田舎暮らしを始めて良かったと思っている。

きれいな空気の中で気管支喘息も治ってしまった。

動くきっかけが出来たことで移転も早まりラッキーだった。
もちろんいろいろなことを調べたり前準備はきちんとした。

移転の前に仕事を探したり下見に出かけたりした。

主人が田舎暮らしにMUSTなことを箇条書きにしてくれた。

しなければならないことをひとつひとつクリアしていった。

それで何とか移住は実現したのだった。


いつも夫婦でしみじみとつぶやく。

「タワマンはお金さえ出せば買えるけど、きれいな空気は買えないね」

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