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ペーパーマリオ オリガミキングのクリア後プレイメモと感想(ネタバレ満載)

今回は書く気がなかったけど、良くも悪くも印象に残ったので書き残しておく。デカいマイナスがあるものの、良いか悪いかで言うと良いゲームであり、あまり取れない栄養を取れたとも思う。
※よく分からん言い回しだが、いっぱいゲームをやってる人はゲームごとに吸収できる「ソウル」の色が違うことが分かると思う。わかるよね?よし。

以下ネタバレ注意









●よかったところ

・紙モチーフの演出がすごい良い。世界観だけで200点あり、紙関係の演出のこだわりが尋常ではなく、素晴らしい。
→紙ならではのブラックな演出の数々も見事。

・ギャグが面白く、モブの台詞が楽しい
→キノピオを集めるモチベになる

・これ、マリオじゃなくてよくない?と思ったけど、マリオというでかいリソースをふんだんに使ってできる物語として面白かった。
紙ならではの演出とか、物語とか、新規IP+低予算でやってもよっぽどぶち上げないと全然面白くなさそうだし、あえて「マリオの皮を被せる」ことで、面白い世界観が描けてる感じがした。「マリオでやるから許される」というかなんというか。

・Switch操作の良さをふんだんに使っている。コントローラーをぶんぶんできるの楽しい。絶対みんな楽しいと思う。

●つらかったところ

・戦闘がクソ。何がクソって
→パズルが、簡単なのは一瞬で分かるし、分からないのは2分考えても分からないから、どちらにせよストレス
→金しかもらえないのに時間延長とかおうえんを使うと結局金が増えない
→先制攻撃を取る意味がほぼ無い
→武器が壊れるシステムが一切必要ない
→攻撃アイテムがほぼ意味ない(せめて攻撃範囲が武器と異なればいいのに)
→ボス戦が、ヒントをもらった時にはもう行動しているので大体無駄が出る
→ボス戦はほぼギミックを延々となぞるだけなので作業に近い(これは雑魚戦もだが)
→ガードアクションが見てから対応しづらいので初見はほぼ勘になる
→カミの攻撃モーション長すぎるし毎回見たくない

戦闘にいいとこ1つもねぇ!! 0点だ0点!!!

・ボム平のくだり、どっかでフォローがあるのかと思ったけど最後まで尊い犠牲のまま進んでて面白かった。子ども泣くぞ?
→しかも終盤でボム兵を弾にしてシューティングしてるし。記憶の共有的なのは何なの?集合意識?それを知った上で使い捨てるの?ちょっとブラックすぎて冷めちゃった。

●そのた

・最後、某ゲームの「いのる」みたいに、プレイヤーが最後の千羽鶴折って投げ入れるとかしたら面白くない!?オリビアが、「鶴の折り方分かりません!」から予想したんだけど全然普通の展開だった。日本人ならみんな鶴を折れるのを逆手に取ってさ…(私は折れないけど)

・これ、子どもがやって楽しめるのか?という疑問はあるが、話の展開はかなり子ども向けに見えるので、誰を対象にしているんだ…?感はあった。前向きに捉えると大人も子どもも楽しめる面があるということになるが。

・これ言ったら既プレイヤー全員に怒られて自宅を突き止められて火をつけられるかもしれないんですが、オリビア最後に消える必要あった?兄の蛮行を背負って消える必要あったのかな…自分の命と引き換えにしないと発動しないわけでもなかっただろうしさ…
※個人的には、「犠牲になった」ことより、「自ら犠牲になってまで自分の守りたいものを守った」ことが好きなタイプなので、物語としては美しさが勝った

まとめると、「世界観ゲーだな~」って感じ。まぁでも戦闘が死んでてもストーリーパートとギャグがハマるだけでだいぶ良かった印象。
世界観ゲーの極地はmoonだと思っていて、確かにmoonは大好きだけど、あれが例えばツクール製のつまらんRPGみたいなパートがついてたら手放しで神ゲーだとは思わないだろうし、逆にオリガミキングは戦闘が画期的で面白かったら一躍神ゲーになるポテンシャルはあったかもしれないな~、という感じ。
moonの開発者がディレクターだっていうのは納得。

マリオの皮を被ったかなり癖が強い尖ったゲームという印象だったが、自分には刺さる尖り方だったので良かったってことで。

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