コロナになりました

コロナになりました

お久しぶりです。今月は色々と忙しく仕事をしていたのですが、この度COVID-19、いわゆるコロナになり、現在は絶賛ホテル療養中です。

さて、今回私がコロナに罹ったおかげで、時限爆弾的に会社の問題が色々と爆発しているようで、ホテルの窓からビル群を眺めつつ嘲笑っている所です。

なので、今回はそんな会社の時限爆弾についてと、会社組織としてのあり方についての備忘録というか愚痴を綴って行こうと思います。

拙い文章ではありますが、お付き合いください。

1.唯一の社員がコロナ感染したこと

今回、一番まずかったのは、コロナに私が罹ったことじゃありません。会社にいるメンバー、社員が私一人だったことです。

本来、このような問題が起こってしまってもいいように、会社という組織は社員という人的資源にもストックかせめてスペアくらいは用意しておくべきでした。よく「人をモノみたいに扱うブラック企業!!」という言葉を聞きますが、人をモノのように使うブラック企業よりやばいのは「社員は家族同然」とか言い出すブラック社長です。

「信用できる仲間と切磋琢磨して」などという戯言を言って、人員補充を渋っていた社長。気づいたら社員全員やめることになってますが大丈夫そ?

2.会社としての責任

今回、一番最初に爆発した問題はこちらでしょう。得意先への営業に、私がコロナ発症した状態で挨拶に行ってしまったこと。本来なら、というか普通の神経ならココでそんな事はしません。

パンデミックを起こす真似を企業が起こしたらそれは企業じゃなくテロ組織になってしまいますので。

しかし、社長が体が怠いといって休んでいた私に行った事は

「ちょっと休んでていいよ。この後出かけなきゃだもんな」

です。そして、それについて「あ、やっぱ怠くてもお前いけって事ね」と、不調な時の思考なんて頭のおかしいもので、普通に聞き流してテロを起こしに行ってしまいました。

さて、この件。得意先の企業としては社長の使者としてやってきた私が、コロナという手土産を持って挨拶にきたわけです。当然、責任問題が発生しますね。

私も得意先の偉い人に怒られました。しかし、責任を取るという行為ができるのは会社で社長だけ。なのに社長がとった行動が信じられなかった。

まさかの敵前逃亡

全ての連絡を私にやらせるという暴挙。社長は雲隠れして得意先との連絡謝絶というまさかの事態。これには得意先も呆れるの一言でした。

3.それでも仕事は回っている

ホテル療養に切り替えるまでの間に、社長が集めてきた精鋭部隊という名の契約社員数名に私の仕事を無事に割り振ることができ、

「お前は仕事の事は考えずに寝てればいいんだ!」

となんとも頼もしい業務命令を受けました。勿論、社長の言葉は現場を把握していないから、結果的には私は毎日メールとデータのやり取りで結局働かされているわけですが、それでも、実作業が無いので気は楽です。

流石に、クライアントも含め、今回の件で私に無理に仕事をしろと言ってくる人もいなかったので、案外、自分がいなくても仕事っていうのは回るんだなぁと、感心したような少し寂しいような気持ちになりました。

結局、自分の存在価値はやはり歯車の一つであったんだな。と自惚れを自覚して、自重したい所ですが、たった一つの歯車に様々な役目を負わせるのはナンセンス極まりない。そのことを、今後自分が組織を選ぶ、もしくは作るときに一番考えておくべきだなと思いました。

4.無能社長は今日も笑う

最後に、これだけのことがあったにも関わらず、社長は今日も懲りずに体制を変える事はないでしょう。また、自分の後釜や一般的な企業として持つべきである規範のようなものを一切持つ気は無いようです。

マネージャーが流石に怒りを通り越して呆れ果ててメールをしてきた事に、「やっぱ変わらないか」とちょっと残念でした。という気持ちになりました。

20代の子供が、会社経営の責任問題の矢面に立たされた事もそうでしたが、何よりも、小学生みたいな言い訳と明治維新すら遂げていなさそうな精神論で乗り切ろうとした社長には、今回の件で完全に愛想が尽きました
(と言っても、もう退職の日付も決まってはいるのですが・・・)

自分のことしか考えられない事よりも、せめて10秒後の自分の事を考えて発言してほしいな。と今日はグチグチと言って締めようと思います。

ホテル療養、なかなか快適な反面、同じ空間に閉じ込められているので、人間ダメになりそうです。社会復帰できるのかが危ぶまれるところですね。

あとがき

当事者になって初めてわかることがあるが、今回の感染症の件も、周囲を含めて感染者が出ていない状況と、消毒やマスクなど、普段から気をつけていたから大丈夫だろうとたかを括っていただけに、発症した事にはショックだった。

ただ、一番のショックは、感染症対策ではなく、感染拡大阻止という観点に対して、幼稚園児でも理解できるような稚拙なミスを犯した事が、何よりもショックだ。規範を守らない企業にいると、こういう常識すらも抜けてしまうのだと、恐ろしい気持ちになった。仕事を遂行する事だけに囚われていると、こうして大人として最低限守るべきルールも守れなくなるのだから、コンプライアンスがいかに重要かが良くわかる。

特に、昔から家のルールや学校のルールなど規範を一切破る事が出来なかった子供だった私のような人種は、間違った企業にいると間違ったルールを正義だと思い込んでしまうのだろう。20代、私のテーマは「ルールを破れる人になろう」だ。正確にいうと「ルールを盲信しない」だろう。とんだ25歳だ。何も成長できていないどころか、退化しているじゃないか。毎日が繰り返しとなっていると、こういうことになる。今回は反省だけじゃなく、今後についても深く考えるいい機会でもあった。失った信用を取り戻せるかはわからないが、自分のルールでそろそろ判断する軸を持ちたいものだ。

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