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『海のはじまり』~夏くんを嫌いになれない訳とは

毎日飽きもせず、朝から晩まで海のはじまりの事を考えているわけですが。
ぶっちゃけ実際の話、ここまで3話、夏くんって、そこまで好きになる要素ありますか……?笑。
(いやもちろんワイシャツ腕まくりしてリュックのところとか、駅前で待っててくれるところとか、高い棚のお鍋取ってくれるところとか、砂浜に座ってお膝で抱っこするところとかとかオタク的にはいっぱいあるんですけれど!!!!!!笑)

目黒蓮のこと嫌いになりそう!なんてネット記事がでるほど笑、天下の月9の主人公にしては夏くんってちょっと……って思っちゃう部分が今のところ多いんですよね。
実際私も何度冷静にフラットに筋道を立てて考えてみても、
“…………いやいや、これ、なんかいい感じの流れになってるけど、夏くんまず平謝り案件じゃない?”
ってなってしまう。

もちろん、海ちゃんの気持ちを一番にじっくり考えて、焦らず自分の気持ちを押しつけず、波風立てないようにみんなが平穏であるように、って気を配り、
海ちゃんとちゃんと目を合わせてじっくり絆を深めて……。
夏くんなりに尊い部分ももちろんあるんです。

でも、弥生さんがたまたま(?)特殊な(?)過去を持っていたから、予想外の展開になっているけど、
普通に付き合ってた彼氏、お付き合いも順調で結婚も遠からず考えていて、二人の幸せな将来を夢ではなく現実に考えていたとして。
昔付き合ってた彼女が知らない間に自分の子産んでたんだよね、って、
とりあえずその子をどうするとか、自分が殺したと思ってたとか、いやそんなことよりまず彼女に謝ろっか?ってなるよね!?
友だちからこんな話聞いたら“え!?なにそれ別れなよ!”って言っちゃうかもしれない。

でもなんか、夏くんのこと最後の一線で嫌になれない……!
それどころかなんか納得しちゃうし、なんか感動しちゃう。
それは目黒さんのお芝居が誠実で実直だから人の心を打つ……というのが担当の盲目すぎるならば。
目黒蓮さんの月岡夏くんの解釈がとても優しい
事が我々の心を打ってるんだと思うんです。


目黒さんって役を自分におろすとか、役になりきるとか、役の人生を生きるとか俯瞰で自分のお芝居をプロデュースしてるとかじゃなくて、
人として、27歳の男の子として、SnowManの目黒蓮として、
“その役の事を考える、考え続けている”
お芝居をする役者さんだと思っていて。

なんでここで夏くんはこう言ったのか、言わなかったのか。
なんで夏くんはこうしたのか、しなかったのか。
その理由を目黒くんが一人の人間として考えて考えて考え抜いて、その答えをお芝居にして私たちに見せてるんだと思っていて。

その理解してあげようという気持ちと解釈が人としてめちゃくちゃ優しくて。
夏くんの一番の良き理解者が目黒くんで。
人として正しい正しくないじゃなくて、“その人として正しいか正しくないか“を理解して表現している。
それが伝わるから
“そっか~、夏くんだもんな、しゃーないな”
って気持ちになってしまうし、
なんだかその切実さに泣けてしまうんだと思う。
その人を生きてるというより、その人と生きてあげている。
もちろんドラマは監督や相手役さんの意図など総合芸術だけれども、どのシーンにも根本には目黒くんの役への愛がある。
私はそのことに感動してしまう。

目黒くんって撮影が終わっても役が抜けないとかじゃなくて
“夏くんの気持ちを考えるのをやめられない”
んじゃないかな、って勝手に思う。
その考え続ける気持ちと忍耐強さ、優しくその役の人生を受け入れてあげる力、それが目黒蓮さんのお芝居の力なんだと思います。
それはどんなに承服しかねるストーリー展開であっても、私たちの心をこんなにも打つ。

なのでやっぱり、この先も夏くんのこと、どんどん好きになっていくんだろうなって思う。
今のところあまりにも展開がつらくいじわるなので「もっと人間讃歌してるドラマが見たいよー」って思っていたけど、
目黒くんが夏くんを受け入れてあげてること、それがもう人間讃歌なんだよね……こんな人がいてもいい、こんな考え方があってもいいんだよっていう。
ひいてはそれが、みんなそれぞれの考え方があってもいいんだよって事になっていて。

あぁ、私やっぱり目黒蓮くん好きだなぁ、そして夏くんのこともまだまだ好きになるんだろうなって思ったお話しでした。
月曜が近付いてきて心を強く待とうと思って書きました笑!



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