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各国のドラマ傾向と視聴に際してのおすすめ

この記事を書いている時点(2021/6/12)で、完走したドラマは
・タイ 7作品
・中国 81作品
・韓国 25作品
の計113シリーズです。

基本的に無課金でどこまで楽しめるか、をモットーにしています。
(NetflixとAmazon Primeは姉のアカウントを間借りしている状況なので、完全無課金、とは言い切れないのですが)

個人的な好みの都合上偏りは大いにあるのですが、いろいろ見た中でこれからアジアドラマを見ようとお考えの方にシェアしたいと思った点について書いていこうと思います。

作品の選び方

日本で放送されているドラマと違い、どこから手を付けようか迷う、評判がよくわからない、と思われる方もいらっしゃると思います。

実際、私も最初の方は姉が勧めてきたものを見ていましたが、やはり好みは人それぞれで、役者さんの顔が良ければ話がどんなに面白くなくてもみていられる、という人もいれば、話が面白くないとみていられない、話の進むテンポも重要、と自身の好みのものを選ぶのも作品数が多いこともあり一苦労です。

そんななか、私が視聴するかどうかの参考にしているのがmydramalistです。

殆どのページにおいて日本語表記はなく、基本的には英語ではありますが、基本的にドラマを英語名で検索すると必ずと言っていいほどページが存在しています。

mydramalistでは、
・作品名
・ポスターなどのビジュアル
・評価(10段階)
・あらすじ
・ジャンル
・話数と1話あたりの時間(分)
・キャスト陣
・レビュー
を見ることができます。

視聴作品を選ぶ中で、この評価が視聴作品の篩としてかなりいい仕事をしてくれます。

個人的な指標
☆7.6以上 完走できるドラマとしてのカットオフ値
☆8.0以上 ある程度安心して最終話まで楽しめそう
☆9.0以上 好みはともあれ間違いなく楽しめる作品

自分がみたことのあるドラマを検索してみて、その評価と近い、あるいはそれ以上の評価がついている作品だと、大外れを引く可能性はかなり低くなってきます。

ただ、注意点としては何人が評価しているのか、というのをチェックするのが重要です。
まだ未放送ではあるけれど、キャストに推しがいるというだけで視聴前に☆10を数人がつけている、ということも往々にしてよくあるのです。
300人以上が評価しているうえで、レートが高ければ安心してみることができる一つの指標として有効だと思います。


各国のドラマ傾向

タイ

個人的に、ドラマ沼デビューがタイドラマということもあり、思い入れは少なからずありますが、ドラマ産業としては国際資本が安定的に入るようになってきた今後の発展を期待したい、といったところだと思っています。

タイドラマ 特徴
・基本的には1話30分の12話構成
・1週間に1話配信が基本
・大手事務所(GMM)制作のドラマ以外に字幕が付きやすいのはYシリーズ
・字幕が付かない3チャンネルと8チャンネルのドラマは見ごたえあり(伝聞)

現在日本に輸入されているタイドラマは、殆どがY series(BLドラマ)です。
腐ったことのある人々にとっては、王道インスタントno brain系で、基本的にハッピーエンドものが多いので、スナック感覚でとっつきやすいかな、と思います。

男女の話でも基本的に娯楽要素の強いものが多く、そんなに長くないのでサクサクみられる印象があります。

皆さん話すのがゆっくりなので、英語がそんなに得意ではない私でも英字幕でもある程度余裕をもって読むことができる、YouTubeで無料で配信されている、というのがタイドラマの魅力であり、ドラマ初心者向けかなと思います。

Netflixに入ってるタイの古装劇(タイムトリップもの)は面白いそうなので、いつかは見る予定。


中国

中国ドラマ 特徴
・話数多め(体感平均 現代もの:30話  大河もの:50話)
・1話は基本30~40分(短め)
・山あり谷あり(基本的に終盤で大きな谷がくる)
・ほぼすべてのドラマに簡体字字幕つき
・英字幕は簡体字字幕の直訳
・アイドルドラマ系はthe no brain系だが、刑事サスペンスものはヘビー
・YouTubeやアプリなどで無料で視聴できるものが多い

80作品以上みていますが、基本的に話すのが早く字幕を追うのが大変という点から、まだまだ良作といわれるような刑事サスペンスものは殆ど見ていない状態です。なので、基本的にはアイドルドラマのようなものばかりを見ていました。

1週間に複数話配信され、配信とほぼ同時に英字幕がついてくれている、YouTubeでかなりの作品が視聴可能というのが、個人的にとっつきやすかったです。また、IQYIやWeTVアプリなどは会員登録しなくてもある程度の作品を見ることができるので、無料で視聴できる作品数はかなりおおいです。

もともと、中国はテレビチャンネル自体がとても多いことから、1クールあたりの作品数が多く、毎日放送や2日に一回2話ずつ、週に3回2話ずつなど、話数が多くても放送・配信期間自体は1~2か月とかなり短めです。

また、言語の地域差が大きいことから普通語といわれる、一般的に北京語と呼ばれている共通語での放送が義務付けられているため、字幕がついており、クレーンを用いる古装劇では基本的に声優さんによる吹込みが用いられます。

古装劇は制作にお金がかかるので、脚本としてもしっかりしているものが多いイメージがあります(偏見)。

その話を最後まで見るかどうかは、基本的に5話ぐらいみて決めることにしています。

Netflixに入っている作品の中で、個人的に推せる作品はかなり少ない印象です。(もともとNetflix Japanのチョイスがあまり好みに合わないというのも大きいですが)


韓国

韓国ドラマ 特徴
・(とても美しい)日本語字幕がついていることが多い
・脚本や映像美など基本的な完成度がタイ・中国に比べて高い
・日本で見るなら、NetflixやU-NEXTなど有料動画配信サイトに登録すべき
・1話が1時間ほどある
・話数は平均16~25話

圧倒的に、ドラマ産業として円熟していると感じさせられました。
国際資本獲得のために約20年前から動き出していることや、韓流ドラマブームが2010年代にあったこともあり、非常にきれいな日本語訳や英字幕がついていることが多いです。

話としては、タイ・中国のアイドルドラマに負けないno brain系から、緻密に練り上げられた脚本によるサスペンスものなど様々あり、配信されている作品数が多いため、本当にどこから手を付けようか現在考えている最中です。

難点としては、1話が1時間ほどあるものが多く、話数としては中国ドラマに比べて少ないものの、総時間的には韓国ドラマのほうが圧倒的に長い、ということもあり、気軽にみる、というよりも、がっつり見たい人向けなのかな、という印象があります。

ウェブ配信のアイドルドラマは1話10分程度の10話構成、韓国語字幕付きといったものもあるので、語学学習としてはこちらのほうがとっつきやすそうだな、と思います。

韓国ドラマはまだまだ初心者なので、これからどう開拓するか悩みどころ。

Netflix、Amazon Primeともに作品数は多く、U-NEXTが作品数的には断トツ多いそうです。ただ、U-NEXTは無料登録期間を既に使い切ってしまったため、U-NEXT独占配信作品は基本的に視聴を諦めています。


まとめ

まだまだ新参者で、それぞれの国のエンタメ産業に対する理解も浅いのですが、それなりに楽しんでいる私の所感を書いてみました。

これからB級アジアドラマで時間を潰す気概のある方の参考になれば幸いです

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