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「霧ヶ峰 恭子」

頭の中で勝手にキャラクターを作り、その人の今日一日の
トラブルの出来事を記録、"困ったゾ⁉︎トらぶル日記"が始まります。
突拍子もなく始めてすみません。もう放っておいてください。
霧ヶ峰 恭子(きりがみね きょうこ)
年齢: 26
出身地: 和歌山県
身長: 165cm
職業: 表の仕事は車会社のOL、裏の仕事は女スパイ

2020.04.16(Thu.)

Dear Diary.

今日は散々な日々…もう体も服もクタクタのシワシワ。神様ってば、あたしを虐めて楽しいの?

今日もいつも通り、AM6時にWake Up。
最近はようやく、あの夢を見なくなったな…
まっ。もう半年も経つしね、前進前進っと。
朝食はいつも通り、硬めのBoiled eggを3つ。
あたしの朝はここから始まる。

通勤途中、携帯が鳴った。んー、悪い予感。
予想的中。BOSSからだった。
「今から俺のオフィスまで来い。緊急依頼だ。」
だって。あーもう!今から仕事だっていうのに…
だけど私は絶対逆らえない、BOSSには…。
私は二つ返事で承知した。

BOSSのオフィスに到着。今日も全身黒い服で、いかにもって感じ(笑)
「遅い。客を待たせるな。」って何それ…
こっちの都合だって考えてよね。ほんっと自分勝手な男。
ソファに目をやると、白いシャツにチノパンの男がこっちを見ていた。眼帯もしてる。訳アリ…って感じだ。
「……恭子?」男が言った。
えっ?どこかで会ったこと、あったっけ…。
しばらく私は沈黙が続いたと思う。だって思い出せないんだもん…

「覚えてない、かな…。これならどう?」

右目にしていた眼帯を外す男。
…色が、違う。左目とまるで色が違う。
黒目は緑色で、その中にマナティーの形の柄が入っている。マナティーの表情は安心しきった聖母マリアにも見えた(笑)

ドクン!という身体の衝動と共に、頭がガクガクと震えた。頭の中に青い光が刺す。痛い、痛い、ナニコレ…

信じられないことが起こった。
見覚えのある、あの場所に私は立っていたのだ。
カナダ・ケベック州の最大の都市、モントリオール。
3年前、私はここで仕事をしていた。
BOSSのまた大BOSS、Mr. GUN MANの右腕として。
でも、なんで…?私は変な夢でも見ているんだと思った。だってそうでしょ?あり得ないもん。

ぼうっと立ち尽くす私の肩を、誰かが叩いた。
夢だと確信していた私は、その手を引っ張り、首根っこを掴み、首の骨を折って殺したった!
誰かは確認しなかった。だってただの夢だから。



警察に追われた。人を殺したからだと思う。
なんか思ってる倍のパトカーに追われた。
ヘリコプターとかでも追われだした。
なんか走ってるうちに夢じゃないんかもしらんと思った。でもやっぱり夢だと思った。


普通に捕まった。結構キレめに尋問された。
なんか料金安めの顧問弁護士も紹介された。
とりあえず雇っといた。100で負けます言われた。
人を殺したからだと思った。


なんか普通に日記かいてるけど全然わからん。
あの眼帯の男が誰なんかもわからん。
目の中のマナティー柄とかも全然意味わからん。
話見えへん。当事者イチバン話見えへん。
当事者イチバン話見えときたいのに全然話見えへん。
そもそも女スパイとかしてる自分ちょっと恥ずい。
このご時世で女スパイとかしてる自分ちょっと恥ずい。
女スパイってなに?"女"つけてもつけんくてもなんかダサい。

あと祖国ちゃうから疎外感ヤバい。
刑務所のライティング暗いから余計みんな顔濃い。
みんな顔濃くて疎外感ヤバい。各々が顔濃くて自分恥ずい。

とりあえず今日はもう寝ようと思う。
親になんて言うたらいいんか分からへん。
夢やと思って人殺したって言われへん。
さすがに自分でもなんかヤバいなっていう自覚はある。やっぱり目の柄マナティーなんが一番わからへん。
どういうボケなんかわからへん。



ーfin.ー

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