#46 叶うなら、もう一度 【鴨川ホルモー、ワンスモア】
みてて「楽しい」という感想を持つなんて。
少し経ってしまったが、ヨーロッパ企画「鴨川ホルモー、ワンスモア」を見てきた。京大の奇妙なサークルの話で、青春群像劇。「鬼」を操って戦うホルモーという競技を行っているサークルで、見る前はどんな話になるのか全くわからないといっても過言ではなかったが、それ自体設定を飲み込むのは難しくないという不思議さ。
僕も大学生だし、サークルとか新歓とか、その辺はとてもリアルにわかる。友達との出会いだったり、運命を感じる部分など、大学1年の解像度が高いように思う。特に新入生に関して10人もいることがすごい。そしてそれぞれにしっかりキャラがたっていること。これは話を作る段階でも簡単ではないと思う。
話の内容としてはよくある内容もありつつ、あそうなっちゃうのかよという展開だったりと飽きさせない、いい意味で予想を裏切っていく脚本で上田さんって本当にすごいんだと思った。
演劇をしっかりみたのはほぼ初めてで、一場面だからどう使うのかと思ったが、3つほど違う種類の場所を作り出せている工夫に感銘を受けた。土手になることもあるし、試合場になることもあって、幅が広いなと思った。
また、メタの使い方が気持ちよかった。ナレーターを入れないので、でもある程度説明が必要になっちゃうところがある。それを、登場人物がやるっていうのが面白いし、それが辛辣だったりすると笑いがおきる。(めっちゃ医学部っぽいセリフあってそれも面白かった)
乃木坂46から清宮レイちゃんが出演している。とてもいい役だったし、発声等演技もとても上手で驚いた。めちゃくちゃ理系っていう。僕は数学が苦手な身分上理系なのでよくわかんなかったが、わかるとめっちゃ面白いんだろうな。登場人物が大学生なので、話の内容も少し勉強関係になったりもするし、それをやっている大学生なんかも楽しめる要素になっている。レイちゃんは声がとてもいいなと思った。力強さもあるし、繊細に何か話しているときはそれもそれでよくて、僕の他にも「かわいい~」の声が漏れていた客がいるのを僕は知っている。あとは、佐藤寛太さんという俳優さん(←EXILE TRIBEの人だった)が、彼も大事な役として出ていて、めちゃくちゃ声かっこよくないか?と思った。
またヨーロッパ企画の舞台は是非みたい。とてもいい経験になったし、もう一度言うが、見てて楽しかった。
アフタートークにまゆたんきてた!
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