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アークナイツ 聖地巡礼 龍門(香港)観光ガイド ①準備編


はしがき

 グローバル版のアークナイツは2020年に始まりましたが、ちょうどコロナ禍が始まった時期でもあり、海外が舞台であるアークナイツでは聖地巡礼が永らく困難でした。時は流れコロナ禍も一段落し、渡航規制もほとんどの国で解除された今、アークナイツ聖地巡礼を企画されている方も多いのではないでしょうか。
 しかしながら、私が企画した段階ではネット上にわかりやすくまとまっていた情報はあまりありませんでした。
 この記事では龍門のモデルとなった香港の観光について、私が聖地巡礼して得た知識を共有したいと思います。誰かの助けになれば幸いです。

間違いなく聖地

1. 香港の基本情報

1-1. 香港の地理

 香港は中国南部に位置し、九龍(カオルーン)半島および香港島・ランタオ島など数百の島を含む中国特別行政区です。日本からは飛行機でおよそ4時間の距離です。
 総面積は沖縄本島程度であり、かつ繁華街が平地部に集中しているため短期間での観光が非常に容易です。
 沖縄よりも南にあり亜熱帯気候であるため、雨季と乾季があります。できれば雨季の観光は避けたほうが良く、特に7-8月は絶対に避けましょう。台風が直撃した場合に外に出られない上、飛行機の離着陸も困難になります。
 ちなみに私は6月頭に行きました。だって安かったんだもん。

香港の年間降水量、4月後半から10月前半に集中している。

1-2. 香港の言語

 標準中国語、広東語、英語が公用語ですが、英語が通じるのはホテルや観光地など限定的な場所であり、その辺のおばちゃんに英語が通じるとは思わないほうが良いです。おばちゃんは広東語しかしゃべりません。

 しかし、英語ができる人を見つけて簡単な単語とスマホさえ使えれば困ることはほとんどないと思います。I want to go there! といいながらスマホ見せればどんな片言発音でも伝わります。コミュケーションを取ろうとする姿勢のほうが大事です。

 また、簡単な広東語は覚えておくとお得です。唔該(ンゴーイ、すみません)や多謝(ドゼ、ありがとう)は特に便利。

1-3. 香港の交通

 香港では公共交通機関が非常に発達しており、特に地下鉄(MTR)を多用することになります。バスや路面電車(トラム)もあり、わざわざタクシーを捕まえなくてはならないほど移動に困ることはないでしょう。後述するオクトパスカード、もしくはVISAタッチ決済が可能です。

MTR乗車時の路線図。桃色に光っているのが進行方向、黄色(実際には点滅している)が次の駅(画像では中環)で乗り換えるべき目的地。

 また、注意すべき点として、香港は交通マナーが非常に悪いです。基本的に車優先だと思って歩いてください。私はひかれかけましたし、ひかれかけている観光客もかなり見ました。道行く車はペンギン急便が運転しています

 道路の構造は計算されていて、一方通行の道路が多いです。信号のない横断箇所では画像のようにどちらから車がくるか教えてくれるので、注意して歩きましょう。

ちゃんと見ないとひかれます。ちゃんと見ててもタイミングが悪いとひかれます。勘弁してくれ。

1-4. 香港の物価

 香港は物価が非常に高いです。おおよそ日本の2倍だと思ってください。(2024年6月、1香港ドル=20円での情報です。最近は為替によって大きく変動するので注意。)
 香港にはそこら中にセブンイレブンがあるのですが、そこでも物価の高さを感じられます。

本当にどこにでもあるセブンイレブン。当然のようにいるピカチュウ。
コーラやスプライトは1本320円!ポカリは香港の気候にぴったりな上、少し安く売られており大人気。私もお世話になりました。

2. 事前に準備すべきもの

2-1. パスポート

 必須。有効期間5年で11000円、10年で16000円かかります。日程が決まれば早めに作っておきましょう。今はスマホから申請することもできます。
 すでに持っているからと言っても、残り有効期間は香港滞在最終日より1ヶ月以上長くなくてはいけません。残り2-3ヶ月でも更新することをお勧めします。
 なお、香港は90日までの滞在ならビザ申請は不要です。

2-2. スマホ環境

 ツアーでない海外旅行でのスマホは生命線なので、スマホのネット環境は事前に予約しておきましょう。
 使えるのであればeSIMがおススメです。コスト・利便性ともに優れています。香港のeSIM使用には実名登録が必要なものもあるため業者からのメールは要チェック。
 他の選択肢は海外SIMレンタル・wifiルーターレンタル・キャリアの海外通信サービスですが、どれも一長一短。レンタルは空港受け取りであれば好きな方でよいでしょう。

 かなりの頻度で地図などのアプリを開くと思いますので、不安な方はモバイルバッテリーも準備しましょう。

2-3. クレジットカード&海外旅行保険

 個人経営ではないほとんどのお店で日本同様にVISAやMastercardが使えます。JCBはほぼ使えないです。契約しているクレジットカードが香港で使えるかどうかと、海外旅行保険に加入できているかは確認しておきましょう。保険は必ず入っておいてください。

2-4. 宿泊先

 香港はホテルが結構高いです。また、一人旅の場合は二人部屋を一人で借りることになるので少々コスパが悪いです。予算が合わない場合はホステルを使うことを考えましょう。評判の良いホステルも多くあります。場所に関しての詳細は次の入国編で解説します。

2-5. 航空券

 海外旅行ですので到着時刻の1-2時間程度の誤差は覚悟しておきましょう。私の場合は行きは1時間遅れ、帰りは定刻でした。また、飛行機に乗り慣れていない場合は出発時間の2時間前には空港についておいたほうがよいでしょう。
 ほとんどの人が香港国際空港を利用すると思いますが、他のルートについても次で解説します。

3. 香港で便利なアイテム

3-1. Klook(クルック)

 香港発のチケット予約アプリ。香港のアクティビティであればほぼすべてこちらで事前予約が可能です。eSIMやオクトパスカードも予約できて非常に便利なので使いこなしましょう。

3-2. オクトパスカード(八達通)

 香港のSuica。マストバイアイテム。香港の地下鉄・バス・トラムのほか、コンビニ等いろいろな決済に使用できます。空港や主要駅で発券することが可能で、Klookで事前購入しておくと並ばなくて済みます。
 オクトパスカードはアプリでも使用することもできるのですが、実際使っていないのでよくわかってません。
 ちなみに私は最終日に落としました。泣きたい。

おしゃれなデザイン

3-3. 翻訳カメラアプリ

 お店によっては英語のメニューがない場所もあるので、翻訳カメラアプリは事前にいれておくとよいです。音声翻訳アプリを入れておくのもいいですが、知りたい情報をスマホの画面見せながらコミュケーションしたほうが早いかも。



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