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ショップ店員だった私が、投資家になるまで

はじめまして。私は、4歳と0歳の2人の子どもを持つワーママです。このたび、自分と子どもの将来のためのお金のつくり方を、子どもを持つママパパへ伝えたく、noteデビューをすることといたしました。

一般論はさて置き、資産づくりやお金の教育、お金との付き合い方など、自分の経験から思うことを綴っていきたいと思います。

社会からの疎外感。「社会貢献」という言葉に憧れがあった

私はショップの販売員から、運良く投資の世界に足を踏み入れ、そこからゆる〜くファイナンシャルインディペンデンスを目指して日々を過ごしています。現在の私の個人総資産額は約1500万円。10年くらい前に1度目の結婚・マイホーム購入・離婚で数百万円を使ってしまったので、それがなければおそらく今頃2000万円くらいになっていたと思う。ライフイベントなので仕方ないけれど、資産が減ってもここまで増やすことができたのは、何より投資のおかげなのです。

私がいかにしてこの資産を築きあげたかの話は、またあらためてすることとして、まず、私と投資との出会いからお話します。

私が投資信託の会社に入社したのは2010年。今年11年目を迎えます。文系の大学を卒業し、前職はアパレルや美容関係の販売員と、クリニックの受付の仕事。好きな事は、美術鑑賞やお料理、ファッションや美容・健康、そして体を動かすこと。入社前は経済や社会情勢に疎く、お金に困ったこともなかったので、資産形成のことなど考えたこともありませんでした。

投資信託会社との出会いは、新卒で入社したアパレル会社を退職した後、職を転々としていた時、事務職も経験してみようと派遣会社に登録をしたことがきっかけでした。金融・経済の知識は不要で事務職が経験できる派遣ということで紹介され、断る理由もなかったので、面談へ行くと、すんなり決まってしまったのです。

私と一緒に派遣社員として働くメンバーは12人。金融未経験者が大半でした。そんな私たちに、創業者であり社長(現 会長)は、初日に「長期投資」について熱弁してくれて、その話が私の人生を変えたのです。

「私たちの生活を支えている企業に投資をし、より良い世の中づくりに貢献できるうえ、自分の資産形成までできる!」という長期投資に、私はすっかり魅了されてしまいました。

社長の話が、なぜここまで私の心を突き動かしたのか…もちろん、社長のお人柄もあるけれど…当時、定職に就いておらず、社会からの疎外感に苛まれていた私にとって、「社会貢献」だとか「世の中づくりに参加」という言葉が眩しく、憧れがあったからだと思います。私は、「長期投資」というものをもっと知りたいと思うようになりました。

入社してから迷わず口座を開設し、わずかな貯金のほとんどを預けました。勉強のため他社にもいくつか口座開設をし、積み立ても始めました。投資を通して少しずつ経済のことや世の中のことがわかるようになり、見る世界が広がっていくことが楽しくなって、投資がだんだん趣味になっていったのです。

美味しいものを食べるのも、マッサージも自分への投資

これだけの資産を増やすために、質素倹約を意識した生活であったかというとそうではありません。ミシュラン星付きのレストランで食事をすることもあるし、美味しいものをお取り寄せしたり、話題のものは試したくなる。ときどきマッサージやエステに行ったりもします。それらは、社会勉強であったり、健康維持のため。つまり、自分への投資だと思っています。

この考え方は、自分にとっても社会にとってもとても都合が良い。今の楽しみや経験を先送りするより、今楽しんだり経験しておけば、未来はもっと楽しく豊かな人生になるなら堂々とお金が使えます。そして、将来のために貯金ばかりするのではなくお金を使った方が経済は回り、企業は利益をあげられる。すると企業はより良い商品やサービスを提供するようになり、私たちの生活はもっと豊かになるのです。

これがまさに「長期投資!」。資産形成も、貯蓄ではなく、未来をより豊かにしてくれる企業に投資をすることで、世の中がより豊かになり、その結果自分の資産も増える。そう思うと投資は怖くないしむしろ楽しくなる。そして、苦なく続けられる。この継続こそが、資産形成を成功させる秘訣なのです。

長期投資は「お金の使い方」の一つにすぎません。私の場合、自分の価値観に合っていたのですんなり始められ、今まで継続することができました。それが結果的に資産形成に繋がっているような感じです。

私は子を持ち、より良い豊かな未来を願う気持ちが強くなりました。長期投資はそれを実現させる方法の一つです。私は、長期投資をそれぞれの家庭の文化にしたいと思っています。そのために、日々考えていることを少しずつnoteに綴っていきたいと思います。


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