Tableau 8つのハードルを越える⑥「メジャーネームとメジャーバリューその１」
こんにちは。ritz_Tableauです。
これで「Tableau 8つのハードルを越える」シリーズも第6回目となります。
なお、この連載記事については下記をご参照下さい。
今回、題名に⑥とついていますが、6個目のハードルという意味ではありません。ややこしくてすいません。
本記事では、3つ目のハードル「メジャーネームとメジャーバリュー」に関し説明させて頂きます。
さて早速、Tableauで「サンプルスーパーストア」のデータに接続してみました。
今回、話題となる「メジャーネーム」と「メジャーバリュー」はどこにあるかというと、
上図、赤丸のところにあります。
ただ、Tableauを使い始めて間もない頃に、この2つを意識して使ったことがある方は、あまり多くないかと思います。
おそらく、私たちの目の前に最初に現れるのは下記のような場合です。
今、売上と、利益を、オーダー日の月毎にみるVizを作ってみました。
作成方法は、売上、利益を行に配置し、列に「オーダー日」を持って行って右クリックで月（デフォルトで連続となる、日付を年月単位にまるめる「月」）を選択です。
次に、このVizの軸を、売上と利益を重ねて表示するニ重軸にしてみましょう。
やり方は、下図のように行にある「利益」を右クリックし「二重軸」を選択です。
下図にようになりました。
この中で赤丸の部分に突如「メジャーネーム」が登場しています。
自分では何もしていないの、突然現れました。
実はこれも、Tableauから提案事項の一つです。
二重軸にする前は、売上、利益、両方とも青い線グラフで表示されていました。しかし、二重軸にすると二つの線グラフが重なるので、同じ色だと、どっちがどっちだが分からなくなります。
そこで「売上」「利益」という2つのメジャーを、別々の色で塗り分けた、というわけです。
さて、ここで「売上」「利益」とい言葉は、メジャーの名前、つまり「メジャーのネーム」ですよね。
このように、「売上」「利益」「数量」「割引率」というメジャーの名前を総称して「メジャーネーム」と言います。
上記の二重軸の例では、線グラフをメジャーネームによって色分けした、という事になります。
では、続いてメジャーバリューとは何でしょうか？
新しいワークシートで、ディメンションにある「メジャーネーム」を行においてみましょう。
下図のようになりました。
「メジャーバリューなし」とだけ、表示されました。
では、次に
メジャーにある、「メジャーバリュー」をマーク「テキスト」においてみましょう。
下図のようになりました。
何か所か、変化がありましたね。
まず、
このように、数値が現れました。
メジャーの名前、つまり「レコード数」「利益」・・といった名前が並び、
それぞれのメジャーの合計がテキストで表示されました。
先ほどマークの「テキスト」に持っていった「メジャーバリュー」というのは、「レコード数」「利益」・・といった、それぞれのメジャーの中身の数値となります。
また、
この部分に、目慣れない欄が出来ました。
「メジャーバリュー」という欄です。
これは、メジャーバリューをVizに利用した際に出てくる欄です。
このワークシートでは、数あるメジャーの中からどれを「メジャーネーム」に含まれるものとして利用しますか？
また、利用するならどう集計しますか？
という事を設定する欄です。
この欄の中から、メジャーを取り出したり、加えたりすることで
使うメジャーを選ぶ事が出来ます。
これを行うと、同時にフィルターの部分に「メジャーネーム」によるフィルターが加わります。上記のメジャーバリュー欄と同様に、このフィルターでも利用するメジャーバリューを選択する事も可能です。
「メジャーネームとメジャーバリューその１」はここまでになります。続いて、その2に続きます。
*連載記事すべてへのリンクは、こちらのマガジンにまとめています。
By ritz_Tableau
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