不登校時代Ⅳ
高校受験
担任の先生からは、今の状態だと公立は決まったところしか行けないと
その学校だと、遠いし、専攻科が得意分野でないということで親子でいろいろ考えました。
オープンスクールへいろんな学校へ行ってみてることにしました。
まず、2箇所の私立高校へ見学し、オープンスクールへも行ってみました。
一つは近くでもあり、いいと思ったんですが、いがいと近すぎて中学校で一緒だった子たちとは一緒に通いたくないと言う娘の気持ちを考えて、もう一つの学校を受験することに決めました。
まず、受験を決めたことは、遠いこともあることと県下ではマンモス校だと言うこと人数が多いことで、中学の頃の友達はあまりいないということが、決定した要因でした。
決定したことを中学の担任の先生に伝えて、受験する準備をしました。
他の生徒と違うところは、まず、受験の前に担任の先生、母親、本人の面接がありました。
ここで、高校側が無理がという決定を下せば、不合格だったと思います。
娘は、高校から新たな気持ちで頑張りたいという思いを高校側へ伝えました。
受験当日、皆と同じように受験し、専願ということもあって、合格をいただけることとなりました。
高校生という新たな目標が決まってからは、少しづつ元気を取り戻していたように思います。
適応指導室生活も慣れ、期末試験も終わって、後は卒業室を残すだけとなりました。
卒業式当日は、皆と同じように式へ出席することはできませんでした。
お昼から校長室で一人だけの卒業式をしていただきました。
校長先生、担任の先生、学年団の先生、教頭先生が、娘だけのためにしていただいた卒業式は今でも忘れることができません。
校長先生は、適応指導室へ毎日のように来てくださり、娘に声をかけてくれていました。
こういう方々の思いは娘も私も忘れることなく心に今でもあります。
高校生活の始まりです。
続きは次回へ…
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