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2023年6月4日 ムゲンダイユースドラフト入れ替え戦

ムゲンダイユースドラフト入れ替え戦@ヨシモト無限大ドームステージⅠ

【OPMC】ダイヤモンド
【ネタ前半】
ツーナッカン:漫才:掃除のバイト
英熊同盟:漫才:イギリスと熊本
鶴亀:漫才:瞬間移動
天狗:漫才:占い
セッツァー:漫才:舞妓
しらんやつら:漫才:ラッキースケベ
ミズドリ:漫才:千手観音
【中MC】ダイヤモンド
【ネタ後半】
スカチャン:漫才:部活をやめる
歩子:地下鉄の構内図
オトメタチ:漫才:防犯
さんさんず:漫才:ダルマさんが転んだ
ワラバランス:漫才:旅館
スクラップス:コント:家電量販店
【集計、結果発表、ED】


【感想】
3年の時を経て遂に招集がかかったので応援しに行ってきました。
東京吉本のバトルライブってかつて配信でAGE AGE LIVEを見ていたくらいで会場で見るのはおそらく初めてだったと思います。
以前大阪吉本を見ていた時に、客投票だったら客投票だったであのコンビはファンが多いからウケてないのに勝っただの文句を言われ、作家や社員の審査だったら芸風によって有利不利があるだの文句を言われ、全員が納得する公平な審査なんて不可能なんだろうなと思っていました。
しかしこのライブは社員審査員1人(持ち点100)、作家審査員1人(持ち点100)、先輩芸人審査員1人(持ち点100)、客票の得票率を1%→1点に換算したものの合計400点満点で採点ということで、なかなか良い落としどころであるように感じました。しかも先輩審査員(今回はトータルテンボス大村さん)はオープニングで紹介され、結果発表後には舞台上で総評もあり。これまで芸人と客が抱えてきた「バトルライブの審査のもやもや」を出来る限り解消したいという主催側の意志を感じました。ここ数年吉本のライブにはたまーにしか行っていないのでもしかしたら感覚が古いかもしれないけど、やっぱり大阪吉本がやることって芸人も客も会社が決めたことに従っとけばええねんと思っているのが透けて見えるのに対して、東京吉本はまだ三方良しを模索してくれてる感じがある気がします。
さらにライブ後にはホームページに各組の得点と、審査員票/客票の内訳まで公開されていました。素晴らしい。

https://mugendai-dome.yoshimoto.co.jp/2023/06/0304youthdraft.htmlより引用


現在無限大は劇場所属1軍、劇場所属2軍(ユース)、オーディション組(ドラフト)という3階層に分かれているようで、このライブはオーディション組の中から1次予選2次予選を勝ち上がった人たちと2軍の下位の人たちがランクの入れ替えを賭けて争うネタバトルとのこと。
神保町は超若手、無限大は若手の劇場というイメージでしたが、無限大には芸歴制限はないらしく全然普通に歩子さんとかも出ていました。おそらくタモンズや元井下好井の二人なんかは無限大を卒業していると思われるのに対して天狗はまだ無限大にいたりして、自分にはその違いが何なのか分かりません。



前置きが長くなりましたが印象に残ったネタの感想を書きます。

鶴亀:漫才:瞬間移動
ニュアンスのお笑い、好き。面白い。

セッツァー:漫才:舞妓
とても面白かった。舞妓さんが一見のお客さんに対して東京のニッチな地名や道路名をまじえてボケるところが違和感があって私は嫌でした、そんな訳ないので。

しらんやつら:漫才:ラッキースケベ
客票制のライブに誰かを応援しに行くことって滅多にないけど年に2回くらいはそういう機会があって、その日ばかりは頼むから面白くあってくれ〜と願わずにはいられない(しらんやつらが面白い日と面白く無い日があるとかじゃなくて、どの芸人さんを応援しに行くかに限らず)。万が一面白く思えなかった場合、自分の正義を貫けるか試されるので…。この日はちゃんと面白かったのでほっとしました。

スカチャン:漫才:部活をやめる
今までヤジマリー。さんはギャグが早口すぎて何言ってるか分からないところが面白いと思っていたけど、今回新たに、ギャグなのに全然声張らないでボソボソ小声で言ってるところもかなりおもしろポイントであることに気付きました。漫才で始まったけど途中から何でもありの力技で笑かしにかかってきて、めちゃくちゃ笑っちゃった。

歩子:地下鉄の構内図
とても良くて、「キャラダチミュージアム〜MoCA〜」の美術館を模した真っ白なセットに絶対に映えるから番組でこのネタを取り扱ってほしい!と思ったものの3月で放送終了していました…。
YouTubeに同じシリーズのネタ動画が2本上がっていたんですがどちらも見せ方がいまいちなのでぜひライブバージョンを見てほしいです。

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