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【+BKCな人 vol.014】鉄道研究会 福田 莉久 さま

「BKCの学生」が「地域の人」を紹介する
オウンドメディア #プラスBKCな人

vol.014の今回は、鉄道研究会の
福田莉久さんをご紹介します。

福田さんは立命館大学理工学部環境都市工学科3回生で
2020年の10月に鉄道研究会に入会し、2022年1月に会長に就任されました。
そんな福田さんは、一回生で鉄道研究会に入ってすぐにコロナウイルスの影響で活動が滞り、するべき事がわからない不安な時期を経験しました。しかし、2021年の学園祭で久しぶりに再開したイベントにて学祭担当を務められ、そこで初めて運営として参加したにも関わらず、素晴らしい功績が認められて会長に選ばれるほど”強い鉄道愛”を持っています。

〇鉄道研究会とは

立命館大学学友会学術本部の公認団体で、設立は1961年6月で、61年間続いてきた長い歴史を持つ研究会です。
最初は「鉄道」という共通の趣味を持つ人たちが集まるサークルのようなものでしたが、設立5年の頃に機関紙”ポイント”を製作するようになって活動が本格的になり、地域との繋がりも増えたそうです。
現在は約32人で活動しており、メンバーはもちろん鉄道に乗るのが好きな人や撮るのが好きな人に加え、バス好きや船好きといった鉄道好きに限らない”乗り物好き”が所属しています。私は鉄道研究会には様々な鉄道好きだけが所属しているものだと思い込んでいたので、メンバーの多様性に驚かされました。

〇福田莉久さんのシゴト

#大好きな鉄道の魅力を発信

鉄道の魅力を発信するための主な活動は以下の二つです。
①機関紙”ポイント”を作る
これは一年に一回発行している研究雑誌のようなもので、鉄道研究会の中で一つのテーマを決めて各々が書いた記事をまとめています。
とはいっても鉄道研究会には鉄道好き以外のメンバーもいるため、「名阪間の交通機関を研究する」といったテーマに設定することで、様々な観点から研究できるように工夫しているそうです。
②イベントの出店
学園祭や地域のイベント、児童館にて子どもたちを対象に鉄道や草津市という町を知る機会を提供しています。
具体的には、鉄道模型やジオラマを見たり、実際に機械を使って模型を運転したりして、子どもたちに楽しんでもらっています。

南草津UDCBKでのイベントの様子

#コロナ禍からの復活

イベントをこなしていく上で、福田さんが重要だと気づいたのは対面での活動です。なぜなら、コロナ禍前はジオラマを見せたり鉄道模型を運転してもらったりする体験型のイベントを行っていたため、コロナ禍で活動が出来ず、鉄道の魅力を上手く伝えられないもどかしさを感じていたからです。特に子どもの学びにおいては実際に手を動かすことが重要で、そのような内容の方が楽しんでもらえることに加え、表情を見て感想を聞ける対面の活動の重要性に気付いたのだといいます。
ここでの対面活動の重要性は対面イベントでの情報発信の意味だけでなく、メンバー同士の交流の面でもいえます。鉄道の魅力を発信する上で、イベントについて話し合う必要があり、そのための定例会も必ず対面で行うようにしていたといいます。鉄道研究会は立命館のBKC、衣笠、OICの3キャンパスにメンバーがいるので、授業や移動の面を考慮すると対面での打ち合わせはハードルが高いそうです。そんな中でも、福田さんは全てのキャンパスで満遍なく定例会を行うために、立命館大学のシャトルバスの出発・到着時刻に合うように時間を設定し、毎週同じ時間するなど、メンバーが参加しやすいように最大限の工夫をしました。
このように、福田さんはコロナ禍を乗り越えて対面の重要性を学び、活動に取り入れたことで、先代から引き継いできた鉄道研究会の長い歴史を途絶えさせることなく、さらに地域を盛り上げています。

#「鉄道」を通して地域や大学を盛り上げたい!

このように福田さんが思うのは、立命館大学の公認団体として、地域の方々にも鉄道研究会の研究成果だけでなく、どんな活動をしているのかを認知してもらいたいからです。「特にBKCは他のキャンパスに比べて地域との繋がりが強いと私は感じるんですよ!だからこそ、立命館の学生の一員として、我々の一種の得意分野である''鉄道への情熱''を活かして地域に貢献したいんです」と話している福田さんからは立命館大学と鉄道、そして草津市への強い愛を感じました。

〇福田莉久さんの地域連携

  #鉄道への愛で 、BKCと地域をつなぐ。

福田さんは「鉄道の魅力を発信したい」という誰よりも強い熱意のもと草津市で活動をしてきた中で、多くの困難に立ち向かい、学びになったものがあるといいます。
それは草津宿本陣で行った「くさつ鉄道の集い」のイベントです。
「日本に鉄道ができて、150年という記念的な年に草津市を盛り上げるために何かしたい」とBKC地域連携課の職員から誘いを受けて、長い歴史を持つ草津宿本陣にて鉄道模型の運転や草津の町と鉄道について学べるクイズやカードゲームを行いました。
しかし、このイベントを行うまでにいくつか難点があったといいます。
 まず一つ目は”集客”です。草津宿本陣でイベントを行うために、まずは鉄道の魅力を発信して鉄道研究会のファンを増やす必要があると考え、南草津から草津に足を運んでもらうきっかけとして、南草津駅前にあるUDCBKにて「南草津交通ウィーク」というイベントを行いました。このイベントは子どもたちに好評で、しっかり「くさつ鉄道の集い」の集客にも繋がったそうです。
 二つ目は草津宿本陣の魅力を伝える難しさです。それまでのイベントでは鉄道の魅力を発信することがほとんどだったため、最初は草津宿本陣の魅力を伝えることを意識できていなかったそうです。だからこそ、依頼してくださった方の目線に立って伝える方法を考えることに苦労したが、その結果、模型の展示だけでなく、クイズやゲームを取り入れて学ぶ機会を設けることになりました。このイベントによって草津宿本陣の来場者数が増えたり、イベントに毎日きてくれる子どもがいたそうで、「地域の方々に鉄道研究会の活動や存在を認知していただき、地域に貢献していることを実感できて嬉しかった」と福田さんは笑顔で話してくれました。

草津鉄道の集いで使用した模型

〇福田莉久さんにとってBKCとは

「地域に根強い!」

活動していく中で、「地域の方からは立命館大学生として期待していただいてると実感する場面が多くて、地域との関係性がすごく築けている大学だと思いますね!」と話す福田さん。
鉄道研究会は衣笠やOICでの活動もしていますが、彼らが草津市という地域に貢献したいと思えるのは、草津市に下宿してその素晴らしさを体感したからこそであり、そのような経験ができたのはBKCと草津市の関係性の強さのおかげなのではないでしょうか。

コロナ明け初の会長を務める福田さんは鉄道と立命館大学、そして草津市への強い愛情を持っているからこそ、対面活動ができない辛い時期を乗り越えて、鉄道研究会と草津市を盛り上げています。
彼はこれからもその愛情で、草津市をさらに活発な街にしてくれるでしょう。

福田莉久さんが代表を勤める
鉄道研究会の詳細は
こちらのInstagramのアカウントからご覧いただけます。
Instagram @rits_tekken

この記事を書いた人
立命館大学 食マネジメント学部 3回生 池内春香
東京生まれ東京育ちのシティガール(笑)
出身地を言うと毎回「なんで滋賀?」と言われるが
食マネジメント学部に惹かれて滋賀にやってきたんです!!
BKCにいる赤髪は多分私 ♪地連Instagram中の人、第3号。

#立命館大学 #立命館大学BKC
#鉄道研究会 #プラスBKCな人


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