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グループ至上主義だったオタクが気付けば浜中文一の沼にいた話

今日はタイトル通りグループという形が続いていくことに重きを置いていた引きこもりオタクが、舞台をメインに活躍する文一くんの沼にハマった経緯を話していきたい。

出会う前の話。

私は昔から、それはもう記憶のないくらい小さな頃からジャニーズが好きだったらしい。(母談)
ただ、私が好きだったのはSMAP、V6とか、親世代のもので、嵐ヲタだった母が「なんでそうなった?」というほど。

親の影響とかでもなく上の世代にしか興味がなくて、Jr.などはもってのほか、関西グループにすら触れてこなかったから特に関西Jr.は触れることがなかった。

木村担だったけど、ただ木村さんが好きなわけじゃなくて、SMAPの木村さんが好きで、「5人でいてくれること」に重きを置いていたから、'16のその後、しばらくあまりジャニーズを積極的には追わなくなって、とにかくドラマを見ていた。好きな脚本家、俳優を中心にとにかく見ていた。


文一くん初めまして。

2019年1月
ドラマをたくさん見ている中で、『初めて恋をした日に読む話』で文一くんを知った。

見てた理由は当時 中村倫也が好きだったから。
昔から少し重めの話が好きで、ストーリー的にはあまり好みではないから中村倫也が出てなかったら見てなかったと思う。

文一くんの第一印象は「お顔の綺麗な人〜。」「お肌まっしろ。」

その時は「へえ、ジャニーズなんだぁ」くらいにしか思わなかった。それくらいには当時ジャニーズへの気持ちが薄かった。(過去の自分を殴りたい。)

その後

'20夏ごろからまたジャニーズ少しずつ見始めてて、ご時世的に現場に行くことはなかったけど、'22春くらいまでスノストトラあたりをCDとかオフショ買っってそれなりに楽しんでいた。ただオタクとして迷走していてすごく不健康な期間だった自覚がある。

2度目に文一くんを見たのは多分2021年1月ごろの「VS魂」の時。
藤井流星くんとのやりとりが面白すぎた。
母と「ほんとお肌まっ白だな」と話していた記憶がある。
それで気になって調べていたら情報サービスなるものがあると知って登録した。

ノリと勢いで舞台のチケットを取る

舞台の情報めっちゃくるけど、ご時世的にまだ不安だったのもあったし、元々そんなのなくても家にいることが大好きで一日中家にいて靴すら履かない日が多い人間だったから、応募せずに一年くらい経っていた。

トラジャの留学が発表された時、「推しは推せるうちに推せ」を”分からされた”気がした。これからしばらく現場なくなる、これからどうなるか分からない状況が不安で、「ご時世なんて言ってないで行っておけばよかった」って思った。

そんな時にちょうど『テーバスランド』の募集があって、KAATなら行ったことあるから行き方わかるし、お芝居なら黙って座ってるだけだし、周りのオタクも怖くなさそうだし、内容も気になるし、当たれば行こうくらいの気持ちで応募した。当選結果届いた頃には正直応募したことすら忘れていたけど。(最低だな)

そんなこんなで、他に行きたい現場、行ける現場ないし「今年はアホヅラで浜中文一のオタクするか〜」なんて思って次に予定されていた『ダブル・トラブル』のチケットも取って、『テーバスランド』を観に行った。

私はドラマとか、割とストーリーとか会話劇に重きを置いていて、
あまりお芝居そのものの上手い下手はよくわかっていないし、正直そんなに重視していない。

ただ、浜中文一さんのお芝居を実際に見て、初めて「お芝居そのもの」に惹かれた感じがしたし、「あぁ、これからこの人のオタクをして生きていくんだ」って思った。
繊細な演じ分けとか、迫力とかに圧倒された。

また文一くんを観に行く予定は既にあったけど、「また観たい」という気持ちが最初に出た。

オタクの楽しさを知る

正直スノ見てる時、好きだからこそ嫌なところも目について、好きだからこそ不満に思うことがたくさんあった。好きだからオタクをしているはずなのに、どこか苦しい気持ちがあった。

そんなオタクが楽しいだけで見ていられるもの見つけてしまった。

最初の印象を大事にしたいのもあって、同じ作品を何度も観にいくことってなかった。でも『ダブル・トラブル』はキャストのシャッフルがあったのと、アフタートークが発表されたのとで、気づいたらバイトの代打を立てて、該当回のチケットを買っていた。

セリフが飛んで必死に捻り出したものがすごく面白いものになったり、
アドリブが効いていたりしていて楽しかった。

ドラマや映画は一度撮ればそれきり、私は脚本家の紡ぎ出した言葉を浴びたいタイプのオタクだから、あまりアドリブが好きではなかった。
でもダブトラを見に行ったことでアドリブの面白さを知ったし、何回も通う楽しさを知った。

自分の中でいろんな価値観が変わっていって、楽しくて、嬉しかった。

文一くんを好きになって変われたこと

私は元々お芝居が好きで色々観に行くわけじゃない。
文一くんが出てなきゃ絶対に観に行かないと思う。知りもしなかっただろうみたいな作品だってある。観に行けばいつも新しい世界に出会わせてくれて、新しい価値観を取り込めて、こんな演出の仕方があるんだって知れる。演出とか解釈について考察する時間も楽しい。

学校とバイト以外は家にいて、何をするわけでもなくダラダラとテレビを見ていて、固定シフトのバイトは代わりを探すのが面倒だからよほどのことでない限り基本的に自分で出る。そういう人間がバイトの代打を立てて、自分でチケットを取って、普段着ないようなしっかりめの服を用意して着て、行き方を調べて会場に行って、、、この約半年の間にすごく行動力を手に入れた。

自分とは無縁だと思っていた行動力を手に入れた。

この行動力はちゃんと生かさなきゃならんよ私。



そんなわけで、今は文一くんのオタクしております。

オタクの長くて読みにくいお話、最後までお読み頂きありがとうございます。

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