優しい歌
直筆の手紙を書くとき。
本当の自分であるから。
汚い字でごめん。
それでも、書く。
小学校に入学すれば、
1人1台ノートパソコン。
子どもたちはタイピングなんて、
簡単に習得する。
でも。
直筆の手紙は、なくならない。
未来、そのまた未来も。
書き手じゃなくて、受け取る側。
手紙を受け取る人の心に届く限り。
それは宇宙の話をするみたく、
考えても考えても続いてく。
高機能に囲まれたデスクのキーボードの上で。
ペンを持ち、手紙を書き続けていたい。
汚い字でごめん。
絵も描いてみたら、下手でごめん。
直筆の手紙、受け取ると。
宇宙で待ち合わせ。
成功したときみたい。
***
飛行機雲は、縦にない。
そんな雲を、よく見る話。
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