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盗賊団

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#現代詩

かなしみ

苦しみばかりを背負っていたら かなしみをどこかに置き忘れてきてしまった かわりにあなたが泣…

21

色々

空き地の先の空っぽな空に明かりが灯る 朝と夕方の間に挟まれた 突っ張り棒のような一日 始ま…

こんちくけ
7か月前
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凹凸

すさんだ心の凹凸に 朝露が満ちて溢れて

9

利き手じゃない方

利き手じゃない方で文字を書くと詩が描ける 利き足じゃない方で跳ぶと現実に気付く 利き目じゃ…

26

書き留める

透明なわたしは書き留める。 そうすることで体験は現実にかわる。 ノートを閉じればわたしは…

7

星屑みたいにたくさん持ってた

いつ手に入れたのかわからない 誰からもらったのかわからない なくしたものを数えてみたらたく…

30

この時に

もう少しだけ風に吹かれていたい すれ違った親子があの角を曲がるまで もう少しだけ空に吹かれていたい 瓦礫の山にやさしい赤みがうつるまで 夕日がきれいな ここに住みたい きみが生きて笑っていた街 理由もなく 契約もなく ぼくらは生きて助け合うだろう きみが歩いたこの坂道で 夜空がきれいな ここで歌おう きみが仰いで結んでいた星 理由もなく 契約もなく ぼくらは生きて愛し合うだろう きみが夢見たこの時に ガラスの破片に映るばらばらな空を 傷付き血を流しながら抱きしめ