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苦しみばかりを背負っていたら かなしみをどこかに置き忘れてきてしまった かわりにあなたが泣…
空き地の先の空っぽな空に明かりが灯る 朝と夕方の間に挟まれた 突っ張り棒のような一日 始ま…
すさんだ心の凹凸に 朝露が満ちて溢れて
利き手じゃない方で文字を書くと詩が描ける 利き足じゃない方で跳ぶと現実に気付く 利き目じゃ…
透明なわたしは書き留める。 そうすることで体験は現実にかわる。 ノートを閉じればわたしは…
いつ手に入れたのかわからない 誰からもらったのかわからない なくしたものを数えてみたらたく…
もう少しだけ風に吹かれていたい すれ違った親子があの角を曲がるまで もう少しだけ空に吹かれていたい 瓦礫の山にやさしい赤みがうつるまで 夕日がきれいな ここに住みたい きみが生きて笑っていた街 理由もなく 契約もなく ぼくらは生きて助け合うだろう きみが歩いたこの坂道で 夜空がきれいな ここで歌おう きみが仰いで結んでいた星 理由もなく 契約もなく ぼくらは生きて愛し合うだろう きみが夢見たこの時に ガラスの破片に映るばらばらな空を 傷付き血を流しながら抱きしめ