Kumar Ritesh / Cyfirma(サイファーマ)

シンガポールと日本(東京都千代田区)に拠点を置くサイバーセキュリティ会社CYFIRMA…

Kumar Ritesh / Cyfirma(サイファーマ)

シンガポールと日本(東京都千代田区)に拠点を置くサイバーセキュリティ会社CYFIRMA(サイファーマ)の創設者兼CEO。 国家情報機関のサイバーインテリジェンスおよび対テロリズムの責任者を務めるなど、公共部門と民間部門で深いサイバーセキュリティの専門知識を持つ。

最近の記事

ディープフェイクによる「偽情報」に注意を...各国で、選挙の妨害を狙った「サイバー工作」が多発

2024年06月08日(土) 今月のインド総選挙でもサイバー攻撃による妨害行為が多くみられたが、特に最近目立つのはAIやディープフェイク技術を使った偽情報キャンペーンだ。 サイバー犯罪は、民主的な選挙の完全性、安全性、正当性に重大な脅威をもたらす。選挙関連のサイバー脅威と効果的に闘うためには、強固なサイバーセキュリティ対策や国民の意識向上キャンペーン、国際協力が必要になる。 さらに最近注視すべきは、AIを活用した偽情報キャンペーンだ。 記事の続きは、ニューズウィーク日

    • 企業のサイバーセキュリティに不可欠な「アタックサーフェス」の特定...API、サブドメインなどの脆弱性評価を

      2024年05月22日(水) 2024年4月に私がCEOを務めるサイファーマではランサムウェアの動向を調査したリポートを公開した。ランサムウェア攻撃の動向は定期的に調査・公開しているのでご興味があればチェックしてみて欲しい。脅威動向がわかってもらえるはずだ。 システムの偵察や脆弱性管理は継続的なプロセスであり、継続的な注意と献身が必要である。脆弱性管理の基本をマスターすることで、潜在的な弱点を積極的に特定し対処することができ、最終的にサイバーリスク軽減の取り組みを強化し、

      • 現代の国家の安全を守るカギ...「海洋インフラ」の重要性と、勝利に不可欠な「非キネティック能力」とは

        2024年04月27日(土) 戦略家らによれば、公海上での争いに勝利するには、ミサイルや戦闘機、魚雷ではなく、非キネティック(通常兵器とは違うもの)な能力が不可欠なるだろうと見ている。サイバー戦略がまさにそれで、サイバー攻撃は現代の戦争における中核的な能力として認識されるようになっている。 記事の続きは、ニューズウィーク日本版公式サイトのコラムへ

        • モスクワ銃撃テロの背景...サイバー空間で復活した「IS(イスラム国)」、脅威インテルで実態に迫る

          2024年03月23日(土) <モスクワ近郊での銃撃テロの前から、イスラム国はイランでテロを実行するなど、サイバー空間で力を蓄えて危険度を増してきた> 2013年頃から、その残忍性を喧伝することで世界を震撼させた過激派組織IS(イスラム国)。一度は欧米によるテロ対策で衰退したISだが、最近またその活動が目立つようになっている。 2024年3月22日、モスクワ近郊のコンサート会場で銃撃テロが発生した。60人以上が犠牲になったが、実はロシアの米大使館が先日、首都モスクワでイ

        ディープフェイクによる「偽情報」に注意を...各国で、選挙の妨害を狙った「サイバー工作」が多発

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          クマル・リテシュ(Cyfirma CEO)のインタビューが『正義のミカタ』で放送されました。

          ABC朝日放送『正義のミカタ』で放送されました。日本のサイバーセキュリティについてコメントしています。

          クマル・リテシュ(Cyfirma CEO)のインタビューが『正義のミカタ』で放送されました。

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          ITmediaの記事でコメントが引用されました。

          ITmediaビジネスオンラインの最新記事『中国出張でPCは“肌身離さず”でなければいけない、なぜ?』で、クマル・リテシュ(Kumar Ritesh)のコメントが掲載されています。

          ITmediaの記事でコメントが引用されました。

          ハクティビストのDDoS攻撃、日本も「標的」と名指し...勧誘や訓練で、すそ野が拡大中

          2024年02月14日(水) カスタムメイドのDDoS攻撃のツールを使用したサイバー活動や、ウェブサイトの改ざん、さらに組織に混乱を引き起こすための方法を伝授する活動までーー。 こうした動きは、イデオロギーの闘争とサイバー攻撃という二重の戦略の中で行われている。攻撃そのものを超えて、イデオロギーをアピールする目的でサイバー空間のハクティビスト活動が行われる。そこでは、スリーパーセルなど、必要に応じて活動するように個人を訓練する「リクルート」のようなプロセスも起きている。

          ハクティビストのDDoS攻撃、日本も「標的」と名指し...勧誘や訓練で、すそ野が拡大中

          クマル・リテシュ インタビュー:「政府も企業も、同じようにサイバー工作のリスクにさらされている」

          質問:今世界では、情報収集などの工作だけでなく、サイバー戦争のような状況になっているのでしょうか? リテシュ:サイバースパイ工作が、従来の伝統的なスパイ工作にとって変わっている部分も大きいですが、攻撃も行っています。例えば、ロシアからの工作を調べていくことで、ロシアがサイバー攻撃を仕掛けて来ることもある。そうなれば、攻撃元や手法などの情報を分析して、そうした情報を反撃するために活用する。いま、サイバー作戦では潤沢な資金を得られるため、サイバー攻撃を実施しロシアに対抗措置をと

          クマル・リテシュ インタビュー:「政府も企業も、同じようにサイバー工作のリスクにさらされている」

          激化するサイバー攻撃への切り札 「脅威インテリジェンス」が抱える課題

          【ITmediaビジネスオンライン掲載】 日本の大手から中小企業、政府機関・官公庁も、脅威インテリジェンスのソリューションを入れているところはかなり多く、もはやサイバーセキュリティの流行の1つと言ってもいい。組織でセキュリティに関わる人なら脅威インテリジェンスを知らぬ人はいないだろう。 ところが、日本の組織がそれを有効活用できているかというと、疑問符がつく。冒頭のデータのように、サイバー攻撃被害は年々増加。脅威インテリジェンスは有効だと思われてきたが、どうもここにきて、さま

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          SNSで悪意ある「陰謀論」を拡散...選挙イヤーの今年、サイバー工作員たちが撒き散らす「偽情報」とは

          「台湾の頼清徳は中国と戦争を始める」「メディアが真実を隠蔽」。選挙イヤーの今年、SNSでの「情報工作」が世界を席巻する可能性が。

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          従来の対策では防ぎきれない...今後のサイバーセキュリティで「警戒」すべき5つのリスクとは

          現代の目まぐるしく動くデジタル世界では、サイバーセキュリティの状況が絶えず変化し、多種多様で複雑なリスクが存在する。2024年は何を警戒すべきか。

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          サイバー攻撃の標的となる各組織の「隙」が、ダークウェブの「地下フォーラム」で情報交換されている

          2023年、日本では軽視できない深刻なサイバー攻撃がいくつも発生した。こうした攻撃による損失から企業を守るために必要な対策とは?

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          中東の混乱、真の問題は「宗教」ではない...サイバー戦争を軸に「地政学」の全貌を読み解く

          イスラエルで大規模テロ攻撃が発生。中東地域では「世界の地政学的な傾向」がどこよりも先に見られる傾向があり、サイバー領域においても世界に先駆けた動きが出ている。

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          なぜ日本はサイバー攻撃者に「狙われやすい」? 政府や金融機関だけでない、意外な「標的」とは

          中国政府系のグループをはじめ世界的なハッカー集団には、日本の「標的」への侵入を試みる際に試みるパターンがある。

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          カジノも日本が誇る時計メーカーも! あらゆる組織がランサムウェアの標的に...「5つの侵入口」とは?

          ランサムウェアによるサイバー攻撃が頻繁に報告されている。あらゆる企業や組織がランサムウェアによるサイバー攻撃の標的になり得る時代。防御のためには知っておくべき「脆弱性」がある。

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          「専守防衛」では、サイバー攻撃から国を守ることは不可能...日本が学ぶべき「積極的防御」の手本は?

          世界各国で、サイバー攻撃を実行できる能力のある軍や情報機関を持つ国は多い。日本は国家安全保障戦略において「積極的サイバー防御」の必要性を明記しているが、そこでは何が求められるのか。

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