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2014鑑賞映画まとめ2

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映画館、DVD、BR問わずこの年観た映画の感想noteまとめ。
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2014年10月の記事一覧

キョンシー、「ザ・レイド」の舞台で「呪怨」風の味付けで撮ってみましたって感じのホラー(ホラー?)。なので昔の映画やドラマのキョンシーをイメージすると肩透かしをくらう。独自の世界観を作りたい気持ちは判るけど期待するのは現代の技術で撮られた昔のままのキョンシー世界なんだよね。

クリッシュ、これ映画館側は酷いと思う。だって表記は「クリッシュ」だけど上映されたのは「クリッシュ3」なんだよ。まぁ前2作を観てなくても判る内容なんだけどさー。内容的にはインド版Xメンって感じでマグニートー風もミスティーク風も出てくる。ヒーローのクリッシュのビジュアルは悪くない。

ヘラクレス、10月の山崎紘菜ちゃんはハロウィン!オレンジのワンピースが地獄かわいいので是非TOHOシネマズにどうぞ。映画はドウェイン兄さんのファンだから正当な評価はできんなぁ。前知識無しで観たからへぇと思ったくらい。それにしても説得力のある筋肉と笑顔は素晴らしいな!とだけ。

レポマン、なんだろう、どう説明すればいいんだか判らない。たぶん映画としては面白くないんだけどなんかこう、面白いなにかがいっぱい詰まった箱の中身をふぁっと見せられた感じ。それらを取り出せた人がこの先何かを作っていってるんだろうなぁというか。と、とりあえずエミリオ・エステベスが若い。

若さは向こう見ず、「オームシャンティーオーム」のヒロイン、ディーピカ・パドゥコンが黒縁眼鏡の秀才ヒロインを演じてるだけで花〇。若者4人の成長物語なんだけどそれぞれの内面をしっかり描きなおかつダンスシーンがどれも素晴らしい!ロケーションも世界各地を巡っていて贅沢。一般公開すべきだ。

ラームが村にやってくる、オーストラリアのインド人富豪息子とインド田舎娘の恋愛物。2人がやっとくっついたと思ったら娘が富豪親族にぼろくそに罵倒されるシーンで(こいつら死ねば良いのに)と思った。死ねば良いのにと思わされるのは良い映画。いろんな要素を詰め込んでうまくまとめた良作。花〇。

“ロミオ”ラージクマール、インディアンフィルムフェスティバル(IFFJ)にて。タイトルどおりロミオとジュリエット的展開をしつつ後半でがらっと路線がかわるのが面白かった。コメディ、バトル、ダンスのバランスも悪くない。主人公が優男過ぎるのとあまりにも不死身なのはどうかと思ったけどね。

アンダー・ザ・スキン、SFだよなーと思って観に行ったら不思議映画でただただ戸惑うばかり。雨と霧で彩度が低いスコットランドをスカーレットが無表情でさまよう。説明もセリフも最小限ながら描こうとしてる意味がなんとなーく判るのはいいんだけどね。あ、ヌードはオランダ妻って感じ(?)。

バンテージ・ポイント、デニス・クエイド超人伝説ってくらい死ななくて笑った。色々な目線をたどる事で真相が判るって感じかと思ったら犯人の視点が出てきちゃった。これ推理物ってよりグランドホテル方式のアクション映画だね。犯人の女死なねぇかなーと思って観てたら死んですっきりした。物騒だな。

暗くなるまで待って、乙一の「暗いところで待ち合わせ」の元ネタ的に思ってたんだけど随分違った。幾ら何でもここまで頑張らないだろと思いつつも気丈な奥さんを応援し最後のオードリーの表情を見てほろり。クライマックスのあのシーンは知らなかったので当時の観客同様にビクッとできて嬉しかった。

パフューム ある人殺しの物語、前半の過度なナレーション進行にはオイオイと思ったけど主人公が能動的になってからは楽しめた。ストーリーも予想を裏切る展開で悪くないけど、なにより美術が素晴らしい。雑多で汚れた、あるいは華美な街の描写はタイトルに偽りなく画面から臭ってきそうなほど。

ヤギと男と男と壁と、ちょっとよくわからないんだけどジョージ・クルーニーが楽しそうに芝居してるからいいかなと。アメリカが超能力兵士を養成してるというデマを信じてソ連が養成し始めたからアメリカも始めるってくだらない構図が核なのかな。ジェダイを演じたユアンが主演なのも気が利いてる。

ガーディアンオブギャラクシー、3D感はそれほど。某氏はガントレット持ってる強敵くらいの認識なんだけどこれはそれ以前の話なのかしらん?明るい雰囲気の割にどのキャラも妙にまじめなちぐはぐ感有。すぐ和解して合流するのに違和感あるから最初からみんな仲間の方がすっきりしたかも。次作に期待。