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入学前のお子様のお母さまへ

入園前のお子様のお母さまへ、

の続きで、今日は「入学前のお子様のお母さまへ」です。

子どもたちの本音を書きます。


「そんなことじゃ学校に行けないよ。」

「そんなんじゃ先生に叱られるよ。」

「そんなめそめそしてたらお友達できないよ」

「ぐずぐずしてたら遅刻するよ。集団登校になるんだよ。」

「これから毎朝、早起きなんだよ。」

「好き嫌いはいけません。そんなんじゃ給食食べられないよ。」

「じっと座りなさい。ほら、くねくねしないの!学校行ったらじっとしないといけないんだよ」

「プリントしなさい!!これから宿題が出るんだよ。お勉強しなきゃいけないんだよ」

どうです? こんなことばかり聞かされたらいやでしょう?

こんな風に毎日毎日脅されていたら学校ってどんな嫌なところなんだろう、って先入観。「よおし、4月から僕は1年生。今までの自分とはサヨナラだ。がんばるぞ。!!」なんて、ぜったい思いませんよ。

どんなふうに子どもたちが思っているのか、子どもの心の叫びを言いますね。

『大好きなお母さんが、最近、なんだか少し怖い。「入学したら」「4月になったら」っていうのが口癖になっているみたいだ。今まで何も言われなかったことまで、ガミガミと小言を言われているような気がする。僕の一挙手一投足(こんな言葉は使わないか・・)を監視されているようでなんだか窮屈。毎日楽しくやっていたプリントも、今までは「えらいな~。」「すごいね~。」っていっぱい褒めてもらえて、僕は本当に嬉しかったのに最近は、「違うでしょ」「もっと丁寧に書きなさい」ってダメだしされる。 この前なんて、せっかくできたプリントを、消しゴムで消された。 やり直せ、ってことだろうけど、やり直せるわけないじゃん。心が折れてるのに。

なんで気づいてくれないの?

 「ランドセル買わなくちゃ」「机買わなくちゃ」「入学式、コロナだし、どうなるのかな」って、そんな話ばっかりお友達のママとしてるけど、そんなの聞くと、僕本当に寂しくなる。 

お母さん、お願い。僕、机が届いて喜んでいるフリしてたけど、ほんとは不安なんだ、小学校に行くの。ずっと幼稚園にいたい。だってもう遊べないんでしょ?お勉強しなくちゃいけないんでしょ?学校にお母さんはついてきてくれないんでしょ?不安だよ。

先生が怖かったらどうしよう。

給食で大嫌いなホウレンソウが出てきたらどうしよう?

授業中おなかが痛くなったらどうしよう?

とっても不安で不安で、なんだか怖い。 

お母さん、お願い。あなたなら大丈夫、って言ってよ。みんな初めは不安なんだよ。先生はやさしくてあなたの味方だよ。だんだん慣れてくるから心配いらないよ。お母さんと離れていても心がつながっているから、不安なことも心配なこともないよ。いつも見守っているよ。大丈夫。って言ってほしい。 

不安になったら甘えさせてね。お母さんのおひざで絵本を読んでね。そしたら僕お母さんのこと大好きだからがんばれる気がする。お願いお母さん。』

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