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心が動かなければ、子どもは動かない。子どもを動かすためには子どもの心を動かせばよいだけ。

大人の場合は、たとえ心が動かなくても「しょうがない」とか「いやいやながら」「不本意ではあるが」「しぶしぶ」というように、自分の心に嘘をついて、なんとか、だましだまし行動をすることができます。でも、子どもはちがう、ということを若いお母さま方に知っておいてほしいと思います。

「いやだけど頑張る」とか、「いやなことから先に終わらせる」という考え方や発想は、子どもにはありません。

子どもがぐずぐずしている時、聞き分けのない時、お母さまの言うとおりに動かない時には、必ず「わけ」があります。その「わけ」を無視して力づくや脅しで子どもが動いたとしても、心が動かなければ、お母さまの自己満足にすぎません。元々のところは何も変わっていないので、また同じことの繰り返しが起こります。

こどもをじっと観察していれば、分かります。「よく観察してみて」と言うと、「監視」になるお母さんがおられます。圧がスゴイです。そうではなくて、子どもを自由にさせておいて、そっと見守るのです。するとよく分かってきます。子どもが今何をしようとしているのか、何をしたがっているのか、ということや、何に興味を持っているのかということが。

「子どもの心を動かす言葉かけ」や、「子どもの心に丁寧に向き合うこと」が心の子育てをしていく上でなぜ大事なのかを、私は教室で「しつこく」「ほんとにしつこく」「嫌というほどしつこく」お伝えしています。

なぜ?

その場しのぎのごまかし育児には必ず「つけ」がまわってきて、時には取り返しのつかない大きな「つけ」であることも多いことを知っているからです。9歳から10歳ごろから始まる思春期に「つけ」がやってきます。

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