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人と比べない人生を生きる〜ヨーガ心理学で知るわたし⑩

それぞれの人生を生きていて、他人を変えることはできないという話を前回しました。

自分の人生を生きると決めたとしても、自分らしく生きられなくなる、大きな心の障害があります。

それは
「人と比べてしまう事」
です。

人と比べては
「自分はダメだ」
と感じたり、
逆に、
「私はあの人よりすごいんだ!」
と優越感に浸ったり。
絶えず他者との競争の世界に生きていると、自分の人生を生きられないのです。

人と比べているときの目線はいつも外側の世界を見ています。

あの人は美人で、
あの人はお金持ちで
いい車に乗っている
それに比べて私は•••
とみじめな気持ちになっているわけです。

あるいは、
あの人は私の持っていない物を何でも持っている
うらやましい
憎たらしい•••
と、怒りを抱き、嫉妬して相手を敵対視したりします。

そもそも私たちはなぜ比べてしまうのでしょうか?

私たちは比較の世界、評価の世界に生きている事を知らなければなりません。

大きい小さい
長い短い
濃い薄い
これは視覚的な比較ですね。

そしてその見える物に対して

面白い面白くない
可愛い可愛くない
好き嫌い

と評価しているわけです。

そしてこの評価の部分は個人差があるのは分かりますね?

ショートカットよりロングヘアが好き、とか
あの人の推しは私には推せない、とか
みんなが笑ってるけど何が面白いかわからない、とか
あなたにもあるのではないでしようか。

この個人の評価になっているのは、私たちの心、経験などから作られた思い込みや価値観です。

私たちは、ありのままに世界を見ておらず、何か色付きの歪んだメガネで見ているわけです。

例えば
A子さんは
幼い頃欲しいものを買ってもらえず、欲しい!と言ったら怒られてきたとします。
その影響で自分の欲しい物を言えなくなり、我慢してきて育ってきたとしましょう。

A子さんは大人になり、友人グループで、Bさんに出会います。

Bさんは遠慮なく自分の欲しいものを主張して我先にとゲットしていく人です。

A子さんは、なんとなくBさんに違和感を感じます。
もしくは嫌悪感を感じたりします。

なぜでしょうか?

原因は自分の心の中にあるある信念。

「欲しいものを我慢すべき」
「他人を優先しなくてはいけない」

のような思い込み、価値観が自分の中に刻まれているわけです。

これは個人によって違うのは分かりますよね。

Bさんは、たくさんの兄弟の中で育ち、とにかく自己主張しなければ、おやつにもありつけない、「欲しいものは力づくでも取らないと生き残れない」という価値観があるわけです。

A子さんとBさんの違いは経験からの価値観の差なわけです。

このように俯瞰して観ていくと、自分の価値観の成り立ち、他人の価値観の成り立ちが分かり、自分や他者を理解することが出来ます。

何かに対して怒りが湧いて来たり、違和感を感じたら自分の内側にその原因を探してみましょう。

他人を変える事は出来ないので、
自分の価値観、思い込みを見直す事で乗り越えていけることもあるのではないでしょうか。

→後半に続く


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