見出し画像

ぬたで春を味わう

ぬたは尾道の郷土料理。
普通はわけぎで作ります。
わけぎとネギはすごく似ていて、両方を並べておいて見ても、「どこが違うんだろう?」
根っこがちょっと違ってわけぎの方は少しぷっくりと膨らんでいて分岐していると言われるけど同じようなわけぎとネギもあるよ~
わけぎをさっと茹でて白味噌、酢、辛子、砂糖などの和え衣で和えたものをぬたと言います。
正式にはぬた和えと言うのかも。

わけぎの旬は晩春なのでその頃にはあさりも旬になってきて、尾道ではわけぎとあさりのぬたが一般的かも。
あさりでなくかまぼこを使うと簡単にできるし彩りもかわいい。

今回はあさりでもなく、かまぼこでもなく、人参と豆腐料理を合わせます😊
彩り、きれい✨

白味噌は大豆と麹と塩だけで作られているのが少なくて、たいてい余計なアミノ酸やら酒精が入ってます。
倉敷のマルクラ味噌が余計なものが入って無い白味噌を販売していますが、国産大豆を使っているものとアメリカ産大豆を使っているものと二種類あるから、買う時は気を付けてね。
なんでわざわざアメリカ産の大豆を使ったものを作るんだろうねぇ🙄
佳いものを作ろうと思っているんならフラフラよそ見するなって言いたくなるよ😑

和え衣に甘みを少し付けたくて白扇酒造の福来純を軽く沸騰させて煮切り味醂を作っておきました。
でも料理配信をする直前に、「あ!今、麹甘酒を作っているんだったわ」と思い出して、味醂もいいけどほんのり甘酒でもいいかも💗

用意した甘酒を全部入れてみたけど、ほとんど甘さは付かなかったわ。もっとガバッと用意してもよかったなぁ。
せっかく作ったんだし、煮切り味醂も足してもう少し甘みを付けてみました。こっちもほんのり甘み。

ネギもわけぎもやや苦みがあるから甘めの和え衣の方が食べやすいです。
最初の頃はガツンとした砂糖の甘みが判りやすいし、食べやすいです。
でも、いつまでも砂糖の甘さに頼らずに味醂とか甘酒の甘さを好きになってほしいですね💗

こういうおかずは日本酒に合うって食べる前から分るよね😊✨💗

ダイエットもしたい、お酒も飲みたいと言う人は日本酒とこんな肴を食べてみて。
ビールや焼酎&鶏から揚げ、ポテトチップスという組み合わせだとそりゃ、太るよ。次々と食べたくなるしねぇ

日本酒とぬたっていう組み合わせで、エンドレスで食べたい!と思うことはあんまりないよね。
わけぎやネギだけでなく、ほうれん草や小松菜などでもぬたは作れるので春に一度は作って春を味わってください💗✨
ツクシを入れるとますます春だ💗✨


サポートしていただいたら、わたしの志である「子どもの舌を育てるご飯を作る」ことに一層エネルギーを注いでいきたいです♡