庭にミモザを植える前に見てほしい。ミモザ成長観察
「ミモザを庭に植えたけど後悔した」
「ミモザは植えてはいけない」
などの意見をネットでよく見かけます。
ミモザはとても成長が早く、樹高も5m〜10m
(品種にもよる)と大きく育ちます。
後悔する要因はこのミモザの成長速度と大きさによるものだと思います。
これを知らずに、または軽視して庭の狭い場所に植えてしまうと後悔することに繋がります。
なので「ミモザの成長の早さと、どれぐらい大きくなるのか」を植え付け前にしっかり知ることが大切です。
そして事前に対策をすることで、失敗や後悔を避けることができます。
もし庭にミモザを植えられそうな広いスペースがなければ、地植えをあきらめて鉢植えにしたり、他の植物を植えたりと選択することができます。
さて
でも成長が早いと言うけど、実際どのくらい早いの?と疑問に思うかもしれませんので
実際の我が家のミモザの例を写真でお見せします。
これからミモザを植えてみたい方の参考になれば幸いです。
植え付けは造園屋さんにやってもらいました。
中央の木がミモザです。
我が家のミモザはギンヨウアカシアという品種。
最初の背たけは2mほどで、幹はごぼうほどの太さ。
「ほんとに大きくなるの?」と疑いたくなるほどひょろひょろですよね。
1年でこれだけ成長しました。花もちらほら咲きました。
背たけは3mほどで、幹は支柱ほどの太さに成長。
向かって右の木はジューンベリー。
まだジューンベリーの方が大きいです。
この頃はまだかわいいものです。
花もおわったので剪定をしました。
洗車用の作業台で届くほどの高さなので、自分で剪定作業ができました。
どれくらい剪定してもいいものかわからなくて、適当に切りました。
「ちょっと切りすぎたか!?」
剪定直後はそう思いましたが…
どーん!ごらんのとおり。4ヶ月後にはこの成長ぶり。
根付いてきてしっかり栄養を吸収できるようになってきたのか、去年より成長速度が増してこのボリューム感。
背たけもまた伸びました。
台風が来て強風にあおられ、根ごと傾いてしまいました。
これもミモザを植えて後悔する理由のひとつです。
実はミモザはその大きさには見合わず、根の張りが浅い樹木なのです。
なので強風や、雪などの重さに耐えられずに倒木して最悪そのまま枯れてしまうケースもあるらしいです。
我が家のミモザは幸い、ロープで引っ張ってフェンスの支柱に固定したら真っ直ぐに戻すことができました。
その後も元気に成長しています。(元気すぎるくらいに)
強風対策としてお世話になっている造園屋さんに支柱の依頼をして、長くて丈夫な支柱を設置していただきました。
植え付けたときの支柱だと、ミモザが高くなりすぎて上の方まで支えられていなかったためです。
5mほどに成長。(まだまだ成長中)
冬だと周りの木は葉っぱを落とすため、より一段とミモザの存在感が際立ちます。
実は恥ずかしながら私も、ここまで大きくなるとは知らずに植えたくちです。
フェンスからもう少し離せばよかったと少し後悔しています。
この写真のアングルからは見えないのですが
高い位置の枝がフェンスを越えてしまっています。
立地によっては道路沿いや、お隣さんとの距離が近いと、トラブルになる可能性がありますね。
まだまだ成長の勢いはとまりません。
いったいどこまで大きくなるのか…
ちなみに、2年目の剪定は造園屋さんに依頼してやってもらいました。
支柱の縄の劣化具合も見てもらえて、必要に応じて縛り直していただけるので安心です。
ミモザの向かって右側に立っているジューンベリーの背たけを抜きました。(ジューンベリーも成長しています)
植え付け直後はごぼうほどの太さだった幹は、
3年で大根ほどの太さに!
支柱より太いですね。
はい、以上が我が家のミモザの3年間です。
もちろん生育環境により成長具合にはばらつきがあるかと思います。
まとめ
ミモザの成長の早さは伝わったでしょうか?
冒頭でも書きましたが、ミモザの成長の早さをよく理解してしっかり対策をすれば後悔を避けることができると思います。
具体的な対策は
・まずミモザは大きく成長することを知る
・広い場所に植え付ける
・花が咲き終わる頃に年最低1回は強めの剪定
をする
・成長に合わせて支柱を設置する
ミモザは植えたらほったらかし、というわけにはいかず、それなりに手間とお金がかかります。
ですが一本植っているだけで、圧倒的な存在感で庭を華やかにしてくれます。
我が家はなんだかんだで庭にミモザを植えて良かったと思っています。(今のところは)
これから庭にミモザを植えたいと考えている方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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