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ウィーンへ その7

シェーンブルン宮殿をあとにして地下鉄U4でカールスプラッツ(Karlsplatz)駅へ。
よく見てこなかったのですが、ここの駅舎はウィーン世紀末を象徴する建物だそうで。
この駅の近くにウィーン・ミュージアム・カールスプラッツがありますが、建物は改築工事のためお休み。
この期間中に展示物の一部が日本に来てます。(ウィーンモダン展)

私はこの駅の近くのカールス教会(Karls Kirche)へ。
http://www.karlskirche.at/ 
外観は小冊子にあったこちらのカールス教会のURLで。
この教会はバロック建築の傑作。

この教会、マリア・テレジアの父親である皇帝カール6世(1685-1740)が建設を命じたというので興味を持って行ったみたのですが。
カール6世が1713年にウィーンで猛威をふるっていたペストの鎮静を祈願して、建築家はバロック建築の巨匠フィッシャー・フォン・エアラッハ(シェーンブルン宮殿と同じです)とその息子ヨハン。1716年に建築開始、1739年に完成。

カール6世の守護聖人でもあるカール・ボロメウス(カルロ・ボッロメーロ 1538-1584)は当時流行したペストの鎮静に尽力した功績で聖人となったミラノ大司教(聖ボロメウス)。


主祭壇。聖ボロメウスの昇天


横にあるのは無粋ですが、天井画修復のための足場にエレベーター。

天井に描かれたロットマイヤーのフレスコ画が美しい。ため息。。

キリストの下にいるのがカール・ボロメウス。

エレベーターと階段のおかげで天井画が間近で見えました。
でも、修復が終わると足場とともにエレベーターも撤去されてしまうとか。

下で見たバルーン?もエレベーターと階段のおかげで近くで見えました。


上から見たウィーンの街。窓からよく見えます。
尖塔はウィーンの象徴、シュテファン大聖堂だと思います。

たまに近代的な建物が見えるな。

行かなかったけど、こちらの教会も夜にはコンサートを開いてます。
教会内の見学はコンサート前までに終了。

自分が地理をすぐ忘れてしまうのでウィーン市内図を再び。


次は62番のトラムに乗って2番目のBurgringで降りて美術史博物館へ。
昨日行ったところなので間違えなかった。

美術史博物館(Kunsthistorisches Museum)
1872年から1891年にかけて建てられました。(ウィーンの大改造の頃)

観覧は美術史博物館とハプスブルク家の財宝がある王宮宝物館の両方が見られる割安のコンビチケットが買えるのでそちらで。
王宮宝物館はホーフブルク宮殿の方だからちょっと離れているので開館時間が心配だけど、まぁなんとかなるでしょう。

チケット売り場のお姉さんからはコンビチケットは美術史博物館と王宮宝物館両方だけどいいかと聞かれた。わかってないお客のために聞いてくるんだと思うんだけど、親切だなぁ。王宮宝物館への行き方も教えてくれました。5分くらいって。いや、実際はもっと少しかかった。(聞き間違えたかも)

美術史博物館の一番の目的はベラスケスの「王女マルガリータ」。
他にも有名な絵が多くて本当ならもっと時間が欲しいところですが、残念ながらそこまで時間が取れないので急いで館内を歩くことに。

建物自体が宮殿なんだか美術館なんだかとっても豪華。
もとはハプスブルク家の収納庫だからでしょうね。

ここは日本語の館内地図がもらえます。

絵画ギャラリーは3つのエリアに分かれています
・オランダ、フラマンおよびドイツ絵画
・イタリア、スペインおよびフランス絵画
・特別展(この時はマーク・ロスコ展)

マーク・ロスコ(1903-1970 Mark Rothko)の特別展
知らない画家さんでしたが、きれいな色。
緑とピンク。第4チャクラだ。

しかし、古代ギリシャ・ローマからの美術品やコインなど絵画以外にも収蔵物があまりに多くて。。
しかも、広いシェーンブルン宮殿を歩いて来たあとだけに疲れが。

でも、中はクーラーが効いて快適。
とりあえずマルガリータを探さないと。


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