「うわがき」の細かな考察

いよわさんの「うわがき」について、ちょっと細かいところをつついていこうかな、と思います。

まずPVについてですが、CDの裏のように描かれている背景、歌詞をどんどんホワイトで塗りたくっていく内容になっております。
ここですが、「1000年生きてる」の歌詞の

気の狂った誰かがホワイトを塗りたくった

に似ていますね。また、その後

ガラクタの上でくどいプロポーズを待って
あつい口づけを交わすとき鳴りひびくクラクション

と続きます。この記事では詳細の説明は省きますが、うわがきは、バスに乗って亡くなった主人公の彼氏を救おうとしたがその行為が「うわがき」されてしまったという話です。
以上の話も合わせて考えると、彼氏はプロポーズをしようとしたが、その前に亡くなってしまったと考えることもできます。
「1000年生きてる」の一番のAメロの前半をより詳しくしたのが「うわがき」なのかもです。

「うわがき」でぐぐってみると以下のページが発見できました。

要約すると「元のコマに新しいコマを上書きすることで元のコマを維持したまま新しいコマを重ねることができ、時間の経過を感じやすくする」という手法らしいです。
この曲のPVが一枚絵なのには、これによる理由もあるんじゃないでしょうか。

また、いよわさんの曲に「きゅうくらりん」がありますが、こちらとも結び付いているように感じられます。
きゅうくらりんは、好きな人に告白できぬまま自殺してしまうストーリーですが、もし好きな人が死んでしまったことで自殺したとすれば関連付けられます。うわがきに登場する男性を彼氏じゃないとしてもうわがきの曲自体や1000年生きてるとも辻褄が合いますので、きゅうくらりんとの関連性があっても違和感はないでしょう。
主人公が死んでしまったパターンがきゅうくらりんで、生きたパターンが1000年生きてるじゃないでしょうか。

あとですね、歌詞では「さようなら」という言葉が繰り返し使われていますが、本来さようならは一回で済むものなので、別れなければいけないことは分かっているものの、それが受け入れられないということではないのでしょうか。

何か意見あればコメントでお願いします。

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