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うちにもあったな、腑に落ちない校則とか暗黙のルール


よく聞くようになった「ブラック校則」


数年前から、「ブラック校則」というキーワードがよく聞かれるようになりましたね。

生まれつき黒じゃない髪の色を無理やり黒染めを強要され、裁判沙汰になったニュースもありました。


沖縄でも議会で取り上げられてるみたい。


ニュースとかを見ていると、全国で本当にいろんな校則がある。



私のいた学校の校則


自分自身の学生時代を振り返っても、なかなか納得できない校則はあった。

高校はあんまり印象にないけど、中学は山ほどあった。


なんて呼んでたか忘れたけど、身なり検査は思い返しても変だな。

「髪を染めたりパーマしたりしてないか」

「セーラー服の襟の長さより髪は短いか
 (琉球舞踊をやってるなど、特別な理由がある人は免除)」

「前髪は長すぎないか」

「髪留めのゴムは黒か茶色か」

「ヘアピンは黒か茶色のアメピンか」

「眉は剃ったり抜いたりしてないか」

「下着は白か」

「膝をついて立った時にスカートが地面につくか」

「靴下は白で、ポイントは1点だけか」


書き出してても、ため息が出てくるものがいくつもあるね。

「何でもかんでも自由にするべきだ!」とは言わない。

若さゆえの良さを無駄にしていることもあるし、非行に走ったり犯罪に巻き込まれやすくなる危険性が高まるのも否めないから、それを「校則」というルールで守ってあげる役割はあるのかなと思う。


ただ、何事も行き過ぎは良くない。

特に、生まれつきの身体的特徴を否定するようなものは。


生まれつき茶髪の同級生が先生に注意されているのを見るのは、良い気分はしなかった。本人にはどうしようもないことなのに。(しかも、注意している先生は、何種類か明るい色のメッシュを入れてた。)

眉毛のチェックは嫌だったな。沖縄の人って、眉毛が濃い人が多くて、「眉毛がつながってたら幽霊が見える」という迷信もあるから、剃ったり抜いたりしたい。じゃないとからかってくるデリカシーのない子らがいるし。それなのに学校からは、それはダメだと叱られる。理不尽だ。

天然パーマの人は、コンプレックスに感じてる人もいるのに、「パーマじゃないのか?」と問い詰められる。

こんなの、先生によるいじめだ。


数年前に話題になった、高校球児の眉剃り問題。

眉を剃ってる高校球児は、甲子園に行けないってことになったんだっけ?

丸刈りにしないといけないルールの学校もあるんだっけ。

干渉しすぎな気がしてしまう。



校則から解放されてもルールに縛られる


「学生時代は、おかしな校則に縛られて窮屈だったな」と思う一方で、学校から解放されても、その規則から完全に開放されるわけじゃないよね。

堅い仕事になればなるほど、規則が生き残ってる。


最たるものが就活生の身なり。

大学時代はいろんな髪型に挑戦したり、自分好みのファッションのジャンルを追及したりしてたはずなのに、就活の時期になると、髪を黒染めにして、一つにまとめて結んで、白いシャツに黒のスーツに黒のパンプス、就活でしか使わない黒のカバンを肩から下げ、みんな同じ見た目になる。

そして内定をもらったら、また髪の色が少しだけ明るくなる。

滑稽にすら思えてくる。


これだけ個人の事情とか好みを無視して「同じような人間」を育てておきながら、社会に出てからは「自主的にオリジナリティのあるアイディアで勝負しろ」と求められる。

「考えるな」と育てられたのに、「考えろ」と言われている気がする。


人が集まるところにルールが作られていくのは自然なことだと思うけど、「ブラック」なルールは弊害をもたらすね。



先輩と後輩の間の暗黙のルール


校則ではないけど、上級生と下級生の間に変な暗黙のルールがあったな。

「3年生のいる棟の廊下は、近道だったとしても下級生は通れない」

「上級生とすれ違う時は、下級生から挨拶して、すれ違うまで挨拶し続ける」

「夏服と冬服は、下級生は上級生より先に切り替えたらだめ」

そういう意味では、先生より先輩の方が怖い存在だった。


学校とか会社とか、上下関係がある組織にいると、自分より立場の弱い人間を作ることで優越感に浸りたいと思うのが自然なのかねぇ。



Gerd AltmannによるPixabayからの画像


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