ヤベツの祈り Prayer of Jabez
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
『ヤベツの祈り』ブルース・ウィルキンソン著、中村佐知訳、いのちのことば社発行
https://amzn.to/2r5MEtP
「ヤベツの祈りの歌」グレート・ハーベスト 2015年3月8日大和カルバリーチャペル第二礼拝特別賛美（3:44）
https://youtu.be/i-fNnvY9pZY
ヤベツの祈りMeg&PKwithGPCMasChoir（6:47）
https://youtu.be/nKuxy1s2TU0
『1歴4:8 コツは、アヌブ、ツォベバ、それにハルムの子アハルヘルの諸氏族を生んだ。9 ヤベツは彼の兄弟たちの中で最も重んじられた。彼の母は、「私が痛みのうちにこの子を産んだから」と言って、彼にヤベツという名をつけていた。10 ヤベツはイスラエルの神に呼び求めて言った。「私を大いに祝福し、私の地境を広げてくださいますように。御手が私とともにあってわざわいから遠ざけ、私が痛みを覚えることのないようにしてください。」神は彼の願ったことをかなえられた。』歴代誌 第一 4章8～10節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
『ヤベツはイスラエルの神に呼ばわって言った。「私を大いに祝福し、私の地境を広げてくださいますように。御手が私とともにあり、わざわいから遠ざけて私が苦しむことのないようにしてくださいますように。」そこで神は彼の願ったことをかなえられた。』歴代誌 第一 4章10節
聖書 新改訳©2003新日本聖書刊行会
『9 And Jabez was more honorable than his brothers. And his mother called his name Jabez, saying, Because I bore with sorrow. 10 And Jabez called to the Elohim of Israel, saying, If indeed You would bless me, and make my border larger, and Your hand would be with me, and that You would keep me from evil so that it may not grieve me! And Elohim gave him what he asked.』1 Chronicles 4:9-10 HRB: Hebraic Roots Bible
『9 And Yabetz was more honorable than his brethren; and immo (his mother) called shmo Yabetz, saying, Because I bore him beotzev (with sorrow). 10 And Yabetz called on Elohei Yisroel, saying, O that Thou wouldest put a barucha on me indeed, and enlarge my territory, and that Thine yad might be with me, and that Thou wouldest keep me from ra'ah, that it may not grieve me! And Elohim granted him that which he requested.』Divrey Hayamim Alef 4:9-10 OJB: Orthodox Jewish Bible
（主イエス）『求めなさい。そうすれば与えられます。探しなさい。そうすれば見出します。たたきなさい。そうすれば開かれます。』マタイの福音書7章7節
（主イエス）『ﾖﾊ15:7 あなたがたがわたしにとどまり、わたしのことばがあなたがたにとどまっているなら、何でも欲しいものを求めなさい。そうすれば、それはかなえられます。8 あなたがたが多くの実を結び、わたしの弟子となることによって、わたしの父は栄光をお受けになります。』ヨハネの福音書15章7～8節
（主イエス）『ﾖﾊ16:23 その日には、あなたがたはわたしに何も尋ねません。まことに、まことに、あなたがたに言います。わたしの名によって父に求めるものは何でも、父はあなたがたに与えてくださいます。24 今まで、あなたがたは、わたしの名によって何も求めたことがありません。求めなさい。そうすれば受けます。あなたがたの喜びが満ちあふれるようになるためです。』ヨハネの福音書16章23～24節
『ですから私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、折にかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか。』ヘブル人への手紙4章16節
主の祈り
（主イエス）『ﾏﾀ6:9 ですから、あなたがたはこう祈りなさい。『天にいます私たちの父よ。御名が聖なるものとされますように。10 御国が来ますように。みこころが天で行われるように、地でも行われますように。11 私たちの日ごとの糧を、今日もお与えください。12 私たちの負い目をお赦しください。私たちも、私たちに負い目のある人たちを赦します。13 私たちを試みにあわせないで、悪からお救いください。』マタイの福音書6章9～13節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
יַעְבֵּץ Yaʻbêts ヤ・ベイツ 悲しみ
Outline of Biblical Usage: 聖書用語解説
Ⅰ．Jabez ヤベツ= "sorrow" 悲嘆
⬇️proper masculine noun 男性固有名詞
A. the head of a Calebite family カレブ族当主
⬇️proper locative noun 場所の固有名詞
B. a town in Judah apparently near Bethlehem ベツレヘム近郊にあったとされるユダの街
『ヤベツに住んでいた書記の諸氏族のティルアテ人、シムア人、スカテ人。彼らはレカブ家の父祖ハマテから出たケニ人である。』歴代誌 第一 2章55節
⬇️イスラエル、ユダヤ地方ベツレヘム周辺にあったとされる街ヤベツの推定位置
マイナスからスタートしたヤベツ
歴代誌 第一、歴代誌 第二、エズラ記、ネヘミヤ記は、最初は一連の著作でした。歴代誌とはヘブライ語では、「דִּבְרֵי הַיָּמִים, Divrey Hayamim, the events(or annals) of the days(or years), 「年々の出来事」の意（発音：ディヴァリ・ハヤミム https://dictionary.co.il/hebrew/Chronicles_(Divrei_Hayamim)）」 と綴ります。おそらく紀元前(BC)500年代に執筆され、そして歴代誌の著者は、ユダヤの伝承では祭司で学者であったエズラであるとされています。
歴代誌 第一 1章から9章まではアダムから始まるイスラエル12部族の系図が続きます。そして、10章から最後の29章まではダビデ王の治世について書かれています。その中で、歴代誌 第一 4章はユダ族の家系が書かれています。そして突然2節だけ登場するのがヤベツです。最も短い伝記と言えるでしょう。
ヤベツはカナン征服後の士師記の時代（BC1400〜1100年頃）の人です。ヤベツとはヘブライ語で、喪失の悲しみ、悲嘆、長い苦しみという意味があります。彼の母が「苦しみ、痛み、悲しみ（ עֹצֶב ʻôtseb, オーツェヴ）」の中で産んだからと、そのように彼を名付けました。ヘブライ人にとって名前は、その人の人生のメッセージを預言的に表す非常に大事なものです。
『創35:16 彼らはベテルから旅立った。エフラテに着くまでまだかなりの道のりがあるところで、ラケルは出産したが、難産であった。17 彼女が大変な難産で苦しんでいたとき、助産婦は彼女に、「恐れることはありません。今度も男のお子さんです」と告げた。18 彼女が死に臨み、たましいが離れ去ろうとしたとき、その子の名をベン・オニ（※私の悲しみの息子）と呼んだ。しかし、その子の父はベニヤミン（※右の手の息子）と名づけた。19 こうしてラケルは死んだ。彼女はエフラテ、すなわちベツレヘムへの道で葬られた。』創世記35章16～19節（※引用者注釈）
『また、ヨセフの食卓から彼らの分が与えられたが、ベニヤミンの分は、ほかの者より五倍も多かった。彼らはヨセフとともに酒を飲み、酔い心地になった。』創世記43章34節
創世記35章でヤコブ（イスラエル）の愛妻ラケルがその最後の子を産んだ時、あまりの苦しみにベン・オニ（※私の悲しみの息子）と否定的に名付けました。しかし夫のヤコブは息子の将来を案じ、機転を利かせてベニヤミン（※右の手の息子）と名付け直したのです。末っ子ベニヤミンはその名の通り12兄弟の中でも祝福された子となりました（創43:34）。
普通は、
（主イエス）『女は子を産むとき、苦しみます。自分の時が来たからです。しかし、子を産んでしまうと、一人の人が世に生まれた喜びのために、その激しい痛みをもう覚えていません。』ヨハネの福音書16章21節
ですが、ヤベツの母は出産を終えても、何らかの激しい苦痛や非常に大きな嘆き悲しみの中にあったのでしょう。当時は麻酔技術など発達していません。現代医学の知見では、もし男性が妊娠できると仮定したら、男性は出産の苦痛には耐えられないで死んでしまうだろうとも言われています。逆子だったのか、帝王出産（当時の医療技術的に可能だったのかは不明）だったのか、ヤベツの出産は壮絶な苦痛であったのかもしれません。
また別の可能性としては、ヤベツの父の名が一切出てこないので、何らかの理由で父親はいなかったのでしょう。もしくは不倫の末に産まれた私生児だったのかもしれません。不倫であることがばれれば、ユダヤの律法に従い、母は石打ちで殺されます。あるいは、もしかしたら父親は死別していてヤベツは母子家庭だったのかもしれません。福祉制度の整った現代でも大変ですが、当時は明日生きることができるかどうかという大変なハンデでした。
ですからヤベツは、いづれにしてもその人生を呪われたにも等しい重荷を生まれた時から背負わされたのでした。一生涯、人から「悲しみ（ヤベツ）」さんと呼ばれ続けるのですから。ヤベツは生涯その否定的な呪いに等しい名前を背負って生きなければなりませんでした。
主に祈り求めることでマイナスに打ち勝ったヤベツ
しかし『 ヤベツは彼の兄弟たちの中で最も重んじられた（ כָּבַד kâbad、カヴァド）。』とあります。ヤベツは生まれながらのそれ程のマイナスを跳ね除け、当時の数多いるユダの街の中でも特に重用された人として聖書に記述されるという名誉を勝ち取りました。記述も記録もありませんが、歴代誌 第一 2章55節に出てくるヤベツという名の街は、もしかしたら彼の名前から取られたのかもしれません。それほどの祝福と名誉を得たのかもしれません。そうでなくても、ヤベツはユダ族アハルヘルの諸氏属の頭の一人で重鎮として人々から一目置かれ、尊敬を受けていたことでしょう。
ヤベツはどうやってそれほどの打ち破りを手にしたのでしょうか。ヤベツはそれを祈り続けることによって勝ち取りました。それが今日「ヤベツの祈り」と呼ばれているものです。
ヤベツの祈り
「①私を大いに祝福し、②私の地境を広げてくださいますように。③御手が私とともにあって④わざわいから遠ざけ、私が痛みを覚えることのないようにしてください。」神は彼の願ったことをかなえられた。』歴代誌 第一 4章10節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
①私を大いに祝福して下さい
『ｶﾞﾗ3:13 キリストは、ご自分が私たちのためにのろわれた者となることで、私たちを律法ののろいから贖い出してくださいました。「木にかけられた者はみな、のろわれている」と書いてあるからです。14 それは、アブラハムへの祝福がキリスト・イエスによって異邦人に及び、私たちが信仰によって約束の御霊を受けるようになるためでした。』ガラテヤ人への手紙3章13～14節
『人を富ませるのは主の祝福。人の苦労は何も増し加えない。』箴言10章22節
『主に祝福されることほどすばらしい富はありません。人間は、どんなにがんばっても、この富に少しでも加えることはできません。』箴言 知恵の泉 10:22 JCB：Japanese Contemporary Bible (リビングバイブル)
『あなたが、彼の周り、彼の家の周り、そしてすべての財産の周りに、垣を巡らされたのではありませんか。あなたが彼の手のわざを祝福されたので、彼の家畜は地に増え広がっているのです。』ヨブ記1章10節
『創32:26 すると、その人は言った。「わたしを去らせよ。夜が明けるから。」ヤコブは言った。「私はあなたを去らせません。私を祝福してくださらなければ。」27 その人は言った。「あなたの名は何というのか。」彼は言った。「ヤコブです。」28 その人は言った。「あなたの名は、もうヤコブとは呼ばれない。イスラエルだ。あなたが神と、また人と戦って、勝ったからだ。」29 ヤコブは願って言った。「どうか、あなたの名を教えてください。」すると、その人は「いったい、なぜ、わたしの名を尋ねるのか」と言って、その場で彼を祝福した。』創世記32章26～29節
英語で、「祝福（blessing, ブレッシング）」の語源は「血潮（blood, ブラッド）で聖(ｷﾖ)めること」から来ています。主イエスの十字架の血潮と復活による贖いにより、信じる者は罪聖められて、イスラエルの先祖・神の友・信仰の父祖・預言者・大富豪アブラハムの祝福に預かることができます。
ヘブライ語で「祝福する」は「בָּרַךְ bârak, バラフ」と言いますが、原文ヘブライ語では「私を【祝福（バラフ）、祝福（バラフ）】して下さい。」と2回繰り返しています。つまりヤベツは「私を祝福の上に祝福して下さい。」と祈ったのです。ヘブル文化で、2回繰り返すことは最上級の強調の仕方です。イエス様が『まことに、あなたがたに言います。』と強調された時は、原語のアラム語では『アーメン、アーメン』であったことが知られています。これほど大胆にヤベツは祝福を祈り求めたのです。私達もヤベツに倣い、また「祝福して下さるまで離しません。」と神に対して言ったヤコブに倣おうではありませんか。
②私の地境を広げて下さい
『あなたの神、主があなたに与えて所有させようとしておられる地、すなわち、あなたの受け継ぐ相続地で、あなたは先代の人々が定めた隣人との地境を移してはならない。』申命記19章14節
『「隣人との地境を移す者はのろわれる。」民はみな、アーメンと言いなさい。』申命記27章17節
『人々は地境を動かし、群れを奪ってこれを飼う。』ヨブ記24章2節
『詩147:13 主はあなたの門のかんぬきを強めあなたの中にいる子らを祝福しておられるからだ。14 主はあなたの地境に平和を置き最良の小麦であなたを満たされる。』詩篇147篇13～14節
『ｴﾚ29:5家を建てて住み、果樹園を造って、その実を食べよ。6 妻を迎えて、息子、娘を生み、あなたがたの息子には妻を迎え、娘を嫁がせて、息子、娘を産ませ、そこで増えよ。減ってはならない。7 わたしがあなたがたを引いて行かせた、その町の平安を求め、その町のために主に祈れ。その町の平安によって、あなたがたは平安を得ることになるのだから。』エレミヤ書29章5～7節
『わたしはあなたの神 主である。わたしがあなたをエジプトの地から連れ上った。あなたの口を大きく開けよ。わたしがそれを満たそう。』詩篇81篇10節
（主イエス）『ﾏﾀ5:13 あなたがたは地の塩です。もし塩が塩気をなくしたら、何によって塩気をつけるのでしょうか。もう何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけです。14 あなたがたは世の光です。山の上にある町は隠れることができません。15 また、明かりをともして升の下に置いたりはしません。燭台の上に置きます。そうすれば、家にいるすべての人を照らします。16 このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせなさい。人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようになるためです。』マタイの福音書5章13～16節
（主イエス）『御国が来ますように。みこころが天で行われるように、地でも行われますように。』マタイの福音書6章10節
地境とは、神様からあなたに任されているすべての物事を指します。あなたの土地の範囲、あなたの心の境界線、あなたの器（度量）の大きさ、あなたの家族、あなたの所有物の範囲、あなたの権利・権威の範囲、交友関係の広さ、行ったことのある地域の広さ、あなたの住んでいる街、あなたの世界観の広さ、あなたのビジネス、あなたのミニストリー、あなたの仕事、あなたの宣教地、あなたの勉強、あなたの研究、あなたの趣味のことを含みます。しかし、聖書では地境を人間が動かしてはならないと厳命されています。地境を動かす者は呪われると書かれています。その通り、歴史は地境すなわち領土を広げる戦争で多くの国々が滅び、たくさんの人間が死にました。
しかし、主に祈り求めれば、主おん自らあなたの領土を広げて下さいます。あなたの領土の中を祝福して下さいます。あなたの世界が広がります。あなたの影響力の及ぶ範囲が広がります。主を恐れる者こそ、この地に平和の神の国を拡大するために『地の塩、世の光』(ﾏﾀ5:13-14)として正しい影響力を持つべきです。
✖️私の能力＋経験＋訓練＋性格と容姿＋過去＋周りの人の期待＝私に割り当てられた領地
○私の従順と非力＋神の御心と超自然的な力＝私の拡大していく領地
③御手が私と共にあるようにして下さい
『富と誉れは御前から出ます。あなたはすべてのものを支配しておられます。あなたの御手には勢いと力があり、あなたの御手によって、すべてのものが偉大にされ、力づけられるのです。』歴代誌 第一 29章12節
『4 地の深みは御手のうちにあり山々の頂も主のものである。5 海は主のもの。主がそれを造られた。陸地も御手が形造った。』詩篇95篇4～5節
『そして、主の御手が彼らとともにあったので、大勢の人が信じて主に立ち返った。』使徒の働き11章21節
『このエズラがバビロンから上って来たのである。彼はイスラエルの神、主がお与えになったモーセの律法に通じている学者であった。彼の神、主の御手が彼の上にあったので、王は彼の願いをすべてかなえた。』エズラ記7章6節
『あなたは前からうしろから私を取り囲み御手を私の上に置かれました。』詩篇139篇5節
『「神、主よ。あなたは、あなたの偉大さとあなたの力強い御手を、このしもべに示し始められました。あなたのわざ、あなたの力あるわざのようなことができる神が、天あるいは地にいるでしょうか。』申命記3章24節
『こう言った。「私たちの父祖の神、主よ。あなたは天におられる神ではありませんか。あなたはすべての異邦の王国を支配なさる方ではありませんか。あなたの御手には勢いと力があり、あなたに立ち向かえる者はだれもいません。』歴代誌 第二 20章6節
『主は、高い所から御手を伸ばして私を捕らえ、大水から、私を引き上げられました。』サムエル記 第二 22章17節
『ﾖﾌﾞ5:18 神は傷つけるが、その傷を包み、打ち砕くが、御手で癒やしてくださるからだ。19 六つの苦しみから、神はあなたを救い出し、七つの中でも、わざわいはあなたに触れない。』ヨブ記5章18～19節
『2歴30:10 こうして急使たちは、エフライムとマナセからゼブルンの地に至るまで、町から町へと行き巡ったが、人々は彼らを笑いものにして嘲った。11 ただ、アシェル、マナセ、およびゼブルンの一部の人々は、へりくだってエルサレムに上って来た。12 また、ユダには神の御手が臨んで、人々の心を一つにし、主のことばどおり、王とその高官たちの命令が実行された。』歴代誌 第二 30章10～12節
『すなわち、彼は第一の月の一日にバビロンを出発した。彼の神の恵みの御手は確かに彼の上にあり、第五の月の一日に、彼はエルサレムに着いた。』エズラ記7章9節
『王とその顧問と、王の有力な高官すべての前で私に恵みを得させてくださった。私の神、主の御手が私の上にあったので、私は奮い立って、一緒に上るイスラエル人のかしらたちを集めることができた。』エズラ記7章28節
『ｴｽﾞ8:21 私はそこ、アハワ川のほとりで断食を布告した。それは、私たちの神の前でへりくだり、私たちのために、私たちの子どもたちと、私たちのすべての持ち物のために、道中の無事を神に願い求めるためであった。22 それは私が、道中の敵から私たちを助ける部隊と騎兵たちを、王に求めるのを恥じたからであった。実際、私たちは王に、「私たちの神の御手は、神を尋ね求めるすべての者の上に幸いを下し、その力と怒りは、神を捨てるすべての者の上に下る」と言っていたのである。23 そのため私たちはこのことのために断食して、自分たちの神に願い求めた。すると、神は私たちの願いを聞き入れてくださった。
31 私たちはエルサレムに行こうと、第一の月の十二日にアハワ川を出発した。私たちの神の御手が私たちの上にあり、その道中、敵の手、待ち伏せする者の手から私たちを救い出してくださった。』エズラ記8章21～23, 31節
『その輝きは光のよう。ひらめきが御手から上り、そこに御力が隠されている。』ハバクク書3章4節
『創39:2 主がヨセフとともにおられたので、彼は成功する者となり、そのエジプト人の主人の家に住んだ。3 彼の主人は、主が彼とともにおられ、主が彼のすることすべてを彼に成功させてくださるのを見た。4 それでヨセフは主人の好意を得て、彼のそば近くで仕えることになった。主人は彼にその家を管理させ、自分の全財産を彼に委ねた。5 主人が彼にその家と全財産を管理させたときから、主はヨセフのゆえに、このエジプト人の家を祝福された。それで、主の祝福が、家や野にある全財産の上にあった。6 主人はヨセフの手に全財産を任せ、自分が食べる食物のこと以外は、何も気を使わなかった。しかもヨセフは体格も良く、顔だちも美しかった。』創世記39章2～6節
主の力強い黄金の御手がある人は宰相ヨセフのように何をしても成功します。人からの好意を受け、そして成功します。主が成功させて下さいます。地境を主に広げてもらったら、おそらく恐れがやって来るはずです。それはあなたの能力をはるかに超えているのですから。ですから、主の御手の助けを求めるのです。それは賢いことです。神様に依存することは最善のことです。人にではありません。神様の力強い御手に依存しましょう。そして、神様が、イエス様があなたを通して偉大になるのです。
④災いから遠ざけて私が苦しむことがないようにして下さい
（主イエス）『私たちを試みにあわせないで、悪からお救いください。』マタイの福音書6章13節
『詩121:1 私は山に向かって目を上げる。私の助けはどこから来るのか。2 私の助けは主から来る。天地を造られたお方から。3 主はあなたの足をよろけさせず あなたを守る方はまどろむこともない。4 見よ イスラエルを守る方はまどろむこともなく眠ることもない。5 主はあなたを守る方。主はあなたの右手をおおう陰。6 昼も日があなたを打つことはなく 夜も月があなたを打つことはない。7 主はすべてのわざわいからあなたを守り あなたのたましいを守られる。8 主はあなたを行くにも帰るにも今よりとこしえまでも守られる。』詩篇121篇1～8節
『私は日の下に、痛ましいわざわいがあるのを見た。所有者に守られていた富が、その所有者自身に害を加えることだ。』伝道者の書5章13節
『ﾖﾌﾞ1:1 ウツの地に、その名をヨブという人がいた。この人は誠実で直ぐな心を持ち、神を恐れて悪から遠ざかっていた。5 宴会の日が一巡すると、ヨブは彼らを呼び寄せて聖別した。朝早く起きて、彼ら一人ひとりのために、それぞれの全焼のささげ物を献げたのである。ヨブは、「もしかすると、息子たちが罪に陥って、心の中で神を呪ったかもしれない」と思ったからである。ヨブはいつもこのようにしていた。』ヨブ記1章1, 5節
『ﾖﾌﾞ2:11 さて、ヨブの三人の友が、ヨブに降りかかったこれらすべてのわざわいのことを聞き、それぞれ自分のところから訪ねて来た。すなわち、テマン人エリファズ、シュアハ人ビルダデ、ナアマ人ツォファルである。彼らはヨブに同情し、慰めようと、互いに打ち合わせて来た。12 彼らは遠くから目を上げて彼を見たが、それがヨブであることが見分けられなかった。彼らは声をあげて泣き、それぞれ自分の上着を引き裂き、ちりを天に向かって投げ、自分の頭の上にまき散らした。13 彼らは彼とともに七日七夜、地に座っていたが、だれも一言も彼に話しかけなかった。彼の痛みが非常に大きいのを見たからである。』ヨブ記2章11～13節
『申30:15 見よ、私は確かに今日あなたの前に、いのちと幸い、死とわざわいを置く。16 もしあなたが、私が今日あなたに命じる命令に聞き、あなたの神、主を愛し、主の道に歩み、主の命令と掟と定めを守るなら、あなたは生きて数を増やし、あなたの神、主は、あなたが入って行って所有しようとしている地で、あなたを祝福される。17 しかし、もしあなたが心を背け、聞き従わず、誘惑されてほかの神々を拝み、これに仕えるなら、18 今日、私はあなたがたに宣言する。あなたがたは必ず滅び失せる。あなたがヨルダン川を渡り、入って行って所有しようとしているその土地で、あなたの日々が長く続くことはない。19 私は今日、あなたがたに対して天と地を証人に立てる。私は、いのちと死、祝福とのろいをあなたの前に置く。あなたはいのちを選びなさい。あなたもあなたの子孫も生き、20 あなたの神、主を愛し、御声に聞き従い、主にすがるためである。まことにこの方こそあなたのいのちであり、あなたの日々は長く続く。あなたは、主があなたの父祖、アブラハム、イサク、ヤコブに与えると誓われたその土地の上に住むことになる。』申命記30章15～20節
災いに遭わないことは大事です。大富豪ヨブのような災いにあわないように守りの祈りを祈ることは私達が平安で安心な生活をするためには必須と言えます。さらに、この祈りは主イエスが教えられた主の祈りと重なる部分があります。
『伝5:18 見よ。私が良いと見たこと、好ましいこととは、こうだ。神がその人に与えたいのちの日数の間、日の下で骨折るすべての労苦にあって、良き物を楽しみ、食べたり飲んだりすることだ。これが人の受ける分なのだ。19 実に神は、すべての人間に富と財を与えてこれを楽しむことを許し、各自が受ける分を受けて自分の労苦を喜ぶようにされた。これこそが神の賜物である。20 こういう人は、自分の生涯のことをあれこれ思い返さない。神が彼の心を喜びで満たされるからだ。』伝道者の書5章18～20節
神は彼の願ったことをかなえられた
『14何事でも神のみこころにしたがって願うなら、神は聞いてくださるということ、これこそ神に対して私たちが抱いている確信です。15私たちが願うことは何でも神が聞いてくださると分かるなら、私たちは、神に願い求めたことをすでに手にしていると分かります。』ヨハネの手紙 第一 5章14～15節
ヤベツの祈りは御心にかなった祈りです。それは神様が ヤベツの祈りを叶えられたという一文に明確に表されています。
最後に、ブルース・ウィルキンソン著『ヤベツの祈り』より、非常に印象的な幻の話を分かち合って終わりにします。あなたも、主の祈りと同じように毎日ヤベツの祈りを祈って、あなたの人生を変えるような大いなる打ち破りの祝福を受け取って下さい。主の豊かな憐みと恵みと祝福がありますように。
ジョーンズ氏、天国へいく
『ヤベツの祈り』ブルース・ウィルキンソン著、中村佐知訳、いのちのことば社発行、P.33〜36より
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たとえば神は今日あなたに二十三個の具体的な祝福をくださろうとしていたとします。ところが、実際にあなたがいただいた祝福はひとつだけだったとしたら、その理由は何だと思いますか。
ジョーンズという人が死んで、天国へいくというちょっとしたお話があります。ペテロが天国の門で待ち構えていて、天国を案内してくれます。黄金の通りや美しい家々、御使たちの合唱など、ペテロが見せてくれた数々の素晴らしいものにまぎれて、妙な建物があることにジョーンズ氏は気づきます。窓もなくドアが一つあるだけの、まるで巨大な倉庫のような建物です。
彼が中を見てみたいと頼むと、ペテロは躊躇します。「なかに何があるかは見ないほうがいいですよ」とこの新参者に言うのです。
なぜ天国に秘密などあるのだろう、とジョーンズ氏は不思議に思います。あのなかにはどんなものすごいものが私を待ち受けているのだろう？案内が一通り終わっても、まだそのことが頭を離れないので、あの建物のなかを見せてほしいと再び頼みます。
とうとうペテロはしぶしぶ扉を開きます。ジョーンズ氏が急いでなかに入ろうとしたため、ペテロはもう少しで押し倒されるところでした。この巨大な建物のなかにジョーンズ氏が見たものは、床から天井まで並んだおびただしい数の棚で、どの棚の上にもすべて赤いリボンで結ばれた白い箱が、きれいに積み重ねられていたのでした。
「この箱にはどれも名前が書いてあるぞ」ジョーンズ氏は声に出してつぶやきます。そしてペテロのほうを振り返って聞きます。「私のもありますか？」
「ありますよ」そう答えるとペテロはジョーンズ氏を建物の外に連れ出そうとします。「正直なところ、私があなただったら……」しかしジョーンズ氏は自分の 箱を見つけようと、すでに「J」の列に駆け出しています。
ペテロは首をふりながら後を追います。彼が追いついたときには、ジョーンズ氏はちょうど赤いリボンをするりとはずし、ふたを開けるところでした。なかをのぞくと、ジョーンズ氏にはすぐにそれが何であるのかわかったようで、深いため息をつきます。ペテロが今までに何度も聞いたことのある類のため息でした。
ジョーンズ氏の白い箱のなかに入っていたものは、彼が地上で生きているうちに神が彼に与えようと願っておられたすべての祝福でした。でも、ジョーンズ氏はそれを求めなかったのです。
「求めなさい。そうすれば与えられます」とイエスは約束なさいました（マタイ七・七）。
ヤコブも言いました。「あなたがたのものにならないのは、あなたがたが願わないからです」（ヤコブ四・二）
神の恩恵に限界はありません。しかし、もしあなたが求めなかったのなら、昨日受けるはずだった祝福で受け損なったものがあるのです。
条件はこれです。もし神の祝福を求めないなら、求めて初めて与えられる祝福を放棄したことになるのです。子供が自分のところに祝福を求めてやってくると父親は光栄に思うように、あなたが御父の祝福を何よりも欲するなら、御父もまた喜んで豊かに応えてくださるのです。
『ヤベツの祈り』ブルース・ウィルキンソン著、中村佐知訳、いのちのことば社発行、P.33〜36より
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（終）
【付録】
『ヤベツの祈り』のウェブサイト（http://www.prayerofjabez.com 英文）
ヤベツ体験の証
https://www.wlpm.or.jp/inokoto/2016/04/26/ヤベツの祈り-ヤベツの祈り後半/
▶️[本の旅]439編：改訂版 ヤベツの祈り(平野耕一)（41:20）
https://youtu.be/gEC0pBvb3TM
『ヤベツの祈り』ブルース・ウィルキンソン著、中村佐知訳、いのちのことば社発行
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『ヤベツの祈り デボーションガイド』ブルース・ウィルキンソン著、佐藤純子訳、いのちのことば社発行
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『ヤベツの祈り バイブルスタディ』ブルース・ウィルキンソン著、白岩正明訳、いのちのことば社発行
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『女性のためのヤベツの祈り』ダーリーン・ウィルキンソン著、中村佐知訳、いのちのことば社発行
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『改訂版 ヤベツの祈り』平野耕一著、プリズム社発行
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『ヤベツの祈り2』平野耕一著、プリズム社発行
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▶️「ヤベツの祈りの歌」グレート・ハーベスト 2015年3月8日大和カルバリーチャペル第二礼拝特別賛美（3:44）
https://youtu.be/i-fNnvY9pZY
歌詞
.
愛する 天の お父様
どうか 私を 大いに祝福して下さい
私の 領土を 広げて下さい
御手が 私と 共にありますように
.
災いから 私を守り
私が苦しむことのない ようにして下さい
イエス キリスト様の お名前によって
お祈り 致します アーメン
The Prayre of Jabez: How to Pray for the Blessed Life (27:30) by Gregory Dickow
https://youtu.be/MM0tsWWTkzE
The prayer of Jabez - Bruce Wilkinson (1:41:58)
https://youtu.be/fEf7pj9i1Aw
Enlarging Your Coast - Bruce Wilkinson (1:20:03)
https://youtu.be/DGIj4OdNyJ4
2016年10月26日 大久保みどり牧師『ヤベツの祈り』歴代誌Ⅰ4章:9−10節 祈りの祭典 山形決起集会 フルゴスペル山形教会（2:02:53）ヤベツのメッセージは53:00から
https://youtu.be/Awtq7q2p0n8?t=3180
The Story of Jabez (28:16) by Dr. Bruce Webb
https://youtu.be/odw3AWzuR3I
Jabez A Man Without Hope (7:56) by Tom Brown
https://youtu.be/AKmA74pbNKM
Enlarge My Territory (7:17) by Tom Brown
https://youtu.be/tlPMPop0KTo
Jabez | Prayer of Jabez | Story of Jabez | Jabez in the Bible (2:05)
https://youtu.be/m-XW5cTyg1I
Enlarging Your Territory - The Prayer of Jabez - David D. Ireland, Ph.D (4:42)
https://youtu.be/Yf5bhrjKz30
Offensive & Defensive Prayer - The Prayer of Jabez - David D. Ireland, Ph. D (5:24)
https://youtu.be/g587m1Rx-A8
THE PRAYER OF JABEZ music a worship experience (43:19)
https://youtu.be/F6cdiaiAztA
Bless Me (Prayer of Jabez) (4:58)
https://youtu.be/bp5smhDBGH4
Song Of Jabez-Paul Baloche (6:49)
https://youtu.be/Vb-eqGxO1nQ
Joseph Prince - Why God Blesses And Then Blesses Again! - 16 January 2011 ( 10:10)
https://youtu.be/Zlc3uJRxiIM
Bless Me (Prayer Of Jabez) - Donald Lawrence & The Tri-City Singers (6:38)
https://youtu.be/o-hA-_7L660
ENLARGE MY TERRITORY O LORD. AND I PRAY FOR INCEWASE. (4:57) by Sonia Dasilva and COAN choir - 02/09/2014
https://youtu.be/HRfJB36YM5A
【イエスの血潮】改訂版
https://note.com/risingdestiny/n/nf3cc3c3962cc
どう思われますか？
私達は全員罪を犯しており、神の裁きにふさわしい者達です。父なる神様は彼の独り子を信じる者達のための裁きを満たすためにキリストを送られました。創造神かつ永遠の神の息子であるイエスは、罪のない人生を送られたのですが、私達が受けるはずだった罪の罰の身代わりとして死んで下さったほどに私達を愛しておられます。彼は葬られ、聖書に書かれている通りに死人の中から甦られました。もし、あなたがこのことを本当に信じ、心から信頼するなら、イエスのみをあなたの救い主として受け取り、「イエスは主です」と宣言して下さい。そうすれば、裁きから救われ、天国で神様と共に永遠を過ごすことになります。
あなたはどう応答されますか？
もしあなたがクリスチャンではなく、今クリスチャンになりたいのであれば、ただこう言って下さい。「主イエス様、私の罪を赦して下さり感謝します。今日、私はあなたに従うことを決めました。私をあなたの家族の中に受け入れて下さい。イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。」
詳しくは以下のリンク先を参照して下さい。
👉【福音】新しく生まれ変わる！（新生の祝福）
https://note.mu/risingdestiny/n/nb11945f61b7a
【預言の学び】預言とは＆個人預言を受ける際の注意点（改訂版）
イエス様もなさった個人預言 の聖書の実例の解説、現在の個人預言の映像リンク集付き
https://note.mu/risingdestiny/n/n916fab966ed5
【なぜ、ライジング・デスティニー（シャイニング・デスティニー）を始めたのか（過去20年間の日本宣教史年表付） 】
【The Reason We started Rising Destiny (Shining Destiny): The History of Japanese Mission in the Past 20 Years】
https://note.mu/risingdestiny/n/nc415e4303df2
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