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悩みの90%を解決する方法

最近、「人生100年時代」 という言葉を見かけるが多くなった。

よくよく考えてみると恐ろしいというか、すごいというか。
ぼくは今、54歳。

えっ、まだ半分!?みたいな・・

30歳の人はあと70年、40歳の人はあと60年。
そう考えた時に、残りの人生を少しでも充実した時間に出来る工夫を日々していった方がいいと思うのだ。 

■面倒なものほど大事で、時間がかかるけど・・

今この瞬間だけ考えずに、残り、70年とか60年、50年と過ごすことを考えたら
「充実した時間」
を過ごせるようにしたいなあとぼくは思う。

そして、そう考えると、生きているといろいろ起る
「悩み」
の解決法を知っておくとすごくいいなあと思うわけだ。

ただ、この
「悩み解決方法」
というものは、ある程度習得に時間がかかる。
なぜなら、日々意識して、反復練習する必要があるからだ。


だけど、こうした習得に時間がかかるものは、一度習得すると、ずっと活かすことができるものでもある。
例えば、悩み解決以外にも、英会話とか、何かの技術習得もそうだ。

今日は、その中の「悩み解決方法」についてのお話だ。

■人の悩みの90%は人間関係の悩み

人の悩みの90%は人間関係の悩みだと言われている。

・パートナーや、子どもや親など、大切な家族との人間関係
・仕事関係の人との人間関係
・友達との人間関係
・PTAや勉強会、経営者団体などのコミュニティでの人間関係

なぜか?

ぼくらは自分だけのことは、比較的対処しやすいのだ。
だけど、他人が絡むと一気に難しくなる。

なぜだろうか?
それは、他人は思うようにコントロールできないからなのだ。

なぜなら・・

あなたは、誰かに指図されて、動かされるのが好きだろうか?
少なくとも、ぼくは嫌だ。

自分の人生は自分で生きたい。

でも、人間関係の悩みは相手がいての話だ。
だけど、相手はコントロールできない。

だから、簡単には解決できないのだ。
では、どうしたらいいのか?

■ボタンの掛け違い

ぼくは、会社員時代はチームのマネージャーをしていた。

少ない時で10名、多い時は100名のチームのマネージャーだった。
マネジメントにおいても発生する課題の多くは、やはり人間関係に端を発していた。

・言った言わない
・あの人の言動が気に入らない
・ちゃんと言った通りに動いてくれない
・上司が理解してくれない
・きちんと自分のことを評価してくれない
   :

まだまだあげることができる。

マネージャーにとって大事な仕事であり、大変な仕事はこの課題解決なのだ。 
でも、数多く対応する中で気づいたことがある。

それは、この人間関係のトラブルの原因の多くは
「ボタンの掛け違い(認識のずれ)」
にあるのだというコト。

■面倒で、大変かもしれないけど・・

では、この
「ボタンの掛け違い(認識のずれ)」
はどうしたら対応できるのか?

面倒だけど
「対話」
しかないのだ。

つまり
「どこでボタンのかけ違いが起ったか(認識がずれたか)」
を見つけるしかないし、見つかれば解消できる。

■対話の仕方

一番いいのは、当事者だけで話さないで、中立の第3者を入れて話すことだ。

マネジメント時代はこれを良くしていた。

例えば、部下の田中君と橋本さんの間で、人間関係がうまく行っていない。
チームの中で不協和音が出始めている。

そうした時は、2人を個室に呼んで、ぼくがそれぞれの言い分を聞くのだ。
それぞれに話させるのではなく、まず、ぼくと話す。

その時に、もう1人には、黙って聞いててもらう。
もちろん「いや、そこが違う!!」と言いたいオーラ全開だったりするのだが、まずは、田中君の話を聴く。
そして、次に同じように橋本さんの話を聴く。
これをすると、ほぼ、どこで認識がずれていたのかがわかってくる。

難しいのは、自分が当事者で、中立の第3者がいない場合だ。
でも、大変だし、辛いかもしれないけど、ちゃんと相手と向き合って話す。

やはり、お互いの考えているコト、感じているコトを出しあって、どこで認識がずれているのかを見つけるしかないのだから。

■同じことが繰り返されます

この時に

「この人と別に仲良くならなくていいし」
「自分が我慢さえすればいい」
「期限つきのコミュニティだから、あと4ヶ月口をきかなければいい」

などとはしないということだ。

これは、ぼくも嫌というほど経験があるのだけど・・・

トラブルの原因は自分の思考や視点、コミュニケーションの癖に端を発してて、それを直さないとまた同じことが起るからだ。

昔のぼくは
「人の話を聴かずに、ちょっとしたことだけで相手をこういう人だと評価、判断する」
人間だった。

そして、こうした癖から発生した
「ボタンの掛け違い(認識のずれ)」
は、対処していかないと、また、引き起こされるということだ。
何度でも何度でも。

考えてみたら当たり前だ。

だって、自分の癖から端を発しているのだから、同じことを繰り返していたら
「日々、人間関係のトラブルとなる種」
を蒔いているようなものだからだ。

つまり、残りの70年、60年、50年といった人生でもそれが起り続ける。。

■対話で問題を解消しつつ、視点、思考を変えていく

だから、面倒だし大変だけど
「対話」
を通して、目の前の問題を解消するとともに、自分の思考や視点、コミュニケーションで変えた方がいい癖は変えていく。

ぼくも時間をかけて
「人の話を聴かずに、ちょっとしたことだけで相手をこういう人だと評価、判断する」
を改善していった。

今は「評価、判断」をしないと同時に、「話を聴き、相手の可能性を信じる」ということができるようになった。
これができるようになってからは、劇的に、人間関係のトラブルが減った。


また、ぼくの場合は、人と接する仕事なので、実はコンサルタントや講師としての相手からの評価や信頼も上がるようになったのだ。

ぜひ、あなたが今、人間関係のトラブルや悩みの渦中にいるのだとしたら、それを最初のいい機会にして
「対話」
して、ずれを解消するとともに、自分の思考や視点、コミュニケーションの癖で直していった方がいいところを見つけて行ってもらいたい。

それが、あなたの残りの人生をさらに豊かに、さらに充実させていくコトにつながるのだから


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