英検3級ライティング新形式マスターまでの3ステップ
2024年度第1回から、英検3級のライティング問題の形式が変更となりました。
変更とは言っても、実質は問題の追加と時間制限の延長。今までの問題形式を引き継ぎつつも、対策すべき内容が増えたということです。
ライティングの内容としては、自分宛てに届いたメールに返信をするというもの。
基本的にはメール内で2つの質問が問われており、その質問に答える形で英文を書いていきます。
「形式が変わる前に3級を取っておきたかったのに、逃してしまった」
「これから初めて3級を受けるので、ライティングが心配」
上記のような生徒さん向けに、英検3級ライティング新形式マスターまでの3ステップを紹介していきます。
(1)それぞれの質問に1文ずつで答えられるようにする
こちらのライティング問題には「15〜25語で書きなさい」という制約があるものの、まずは語数を無視してそれぞれの質問に1文ずつで答えられるようにしましょう。
「1文で」というのがポイントで、主語と動詞のある正しい文で答える必要があります。まずはここがクリアできるようトレーニングしていきましょう。
(2)質問への答えに情報の肉付けができるようにする
それぞれの質問に1文で答えられるようになったら、15〜25語を目指して情報の肉付けをしていきましょう。
How was the food?(食べ物はどうだった?)
こちらの質問に答える際に「美味しかったよ!」だけでは1文で終わってしまい、語数が足りそうにありません。
「私の大好きなサーモンがあったよ!」とか「今まで食べた中で一番美味しいピザだったよ!」とか、何か追加で情報を追加する必要があります。
この肉付け作業もトレーニングが必要ですので、第二段階で取り組んでいきましょう。
ここまでできるようになると、合格ラインを超えてくるでしょう。
(3)接続詞の使用、複文の構成、語彙のバリエーションを増やす
このステップは「ライティングを武器にしたい」「合格ラインすれすれではなく余裕を持って合格したい」という人に取り組んでもらいます。
逆に「リスニングに不安がある」「長文が読めない」という人は第二段階で一旦ストップし、別のスキルの対策に時間を使うと良いでしょう。
ライティングを武器にしていくためには、andやbut、thatなどの接続詞を正しく使えるようになる必要があります。接続詞が使えるようになると、こなれた英作文ができるようになりますよ!
また、複文と呼ばれる文章を使用できると英語力の高さをアピールできるため、こちらもおすすめです。「複文って何?」ということに関しては、おいおい説明をしますね。
さらに重要なのが語彙のバリエーション。同じ単語ばかりを1つの英作文で使用することのないよう、似た意味の別の単語を覚えたり、トピックに合った単語を正しいスペルで書くことができるように練習しておきましょう。
難しい単語を書けるようになる必要はないですが、正しいスペルで基本的な単語を書けるようにしておくことは非常に重要ですので、私の授業ではスペルの学習は欠かさず取り入れるようにしています。
まとめ
この3ステップに沿ってライティング対策をしていくことで、英検3級の英作文は心配なし!
新形式を強みにしてしまえば、むしろ今までよりも高いスコアが取れる可能性だってあります。不安に思わず、前向きに対策をしていきましょう!
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