たべごとまるごとお届け便vol.6について②
前回の投稿に引き続き、たべごと便vol.6についてです。
そう、今回は発酵調味料のつぶつぶ醤(ひしお)と煎り酒を使った野菜レシピが主なので、すぐに使えるつぶつぶ醤と煎り酒キットも入っています。
つぶつぶ醤は仕込んで完成までに少し時間をかけたいので、たべごと便をお届けしてから醤を仕込んでいると、お届け野菜の鮮度が落ちていくという事態に陥ります。
もちろん私なりの醤の完成品を知っていただくことで、発酵調味料特有の「完成がどこなのか分からない…」ということを解消できるという部分もありますが、
発酵調味料は環境にも使う道具や作り手にも左右されるもので、それがまた面白い部分でもあるのでそもそもこれといった決まった形はないと思ってます。
なので、ご自身が美味しい!こんな味や形、色味が好きだという形になればそれが着地点、正解で成功です。
醤は完成までにだいたい2週間くらい時間をかけますが、今回はたべごと便におつけする分を仕込むのに2週間かけられないのと、
今の気候に合わせて、そしてつぶつぶを死守すべく加温での作り方で仕込んだ醤をおつけすることにしました。
加温で作ると醤油っぽさより醤麹の甘さが引き立つ感じがするので、深い味が好きで醤油のコクを楽しみたい方は常温での作り方が適していると思います。
私はホッとやさしい味と甘みが好きなので、今回の醤や米麹で作る醤油麹も加温で作るのが好きです。
まぁ2週間手をかけて待てないだけとも言えますが、、笑
今回は加温の中でも低温で仕込む作り方で作った醤をおつけしています。
醤足りない!まだまだ使えそう!という方は、ぜひ仕込んでみてください。
→追記 4/19発送以降の方には、高温で作った醤をおつけしています。
ちなみに本来の醤はつぶつぶではなく、ペーストのような少し粒の残ったゆるい味噌な雰囲気を醸し出しています。
私自身、醤を仕込んで使っていく中で、これがなかなかピンとこなくて使いこなせない時期があったんですが、つぶつぶを楽しむことでこれもまた万能な発酵調味料、お気に入りとして殿堂入りさせてあげることに成功しました。
と、まぁ大げさではありますが、そんな私なりの醤を使って野菜料理を楽しんでいただけると幸いでございます。
また今回のお届け野菜についてもかきたいとこですね。
あと、今回はつぶつぶ醤の他に、煎り酒を仕込むセットも入っています。
2021年のたべごと便でも煎り酒を使ったレシピが登場してたのですが、暑いと感じる季節になると煎り酒料理が恋しくなってきます。
が、この煎り酒、人によっては微妙に集めにくい材料でレシピがあっても再現率が低いのではないか。というのと、
今回この煎り酒を使ったレシピでの一番のおすすめ「まるごと新玉ねぎの煎り酒びたし」を絶対作ってほしくて煎り酒つくるキットも入れることにしました。
これ、しっかり冷やして食べるのがおすすめです。
でも作りたてもグッドではあります。こちらもまたお好みの食べ温度を探ってみてください。
そして今回の煎り酒セット、どのメーカのどの調味料をセットにするか悩みました。
極上の煎り酒を作ってほしい気持ちと、安心安全にお届けして今後もご自宅で作りやすく揃えやすそうな材料を選ぶこと。
結果、後者に落ち着きました。
そしてこのチョイスの材料でしっかりいい味においしくできあがります。
や、十分贅沢な素材ですが。
もっと高級な食材(とくに日本酒)、を使うこともできますが、
色々試した結果、やはり高級だからいいってものではなくて、それぞれにあったものを選ぶことも大事だなと感じた食材選びでした。
お酒得意な方は、もっと上質な日本酒で作った方がお酒らしさが全面にでて好みかもしれないですが、お酒に弱い私としては、この材料選びがベストでした。
そしてこの煎り酒をつかったレシピは他にもあります。
「新玉ねぎとかぶのすり流し」
と
「かぶの煎り酒マリネ」
煎り酒の優しさと塩気がフレッシュな野菜をシンプルに味わうのにとてもあいます。
ぜひお試しくださいませ~
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