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我が家の潔癖ルール

私の母は自他共に認める潔癖である。
そんな母によって編み出された潔癖ルールを紹介する。

ランドセルは拭いてからでないと家に持ち込めない

小学生の時の話である。家に帰るとまずランドセルを母に渡す。母がランドセルを濡れたタオルで拭きあげる。決して拭かずに家の中に持ち込んではいけない。

足を拭かないと家に入れない

自分自身が家の中に入るために靴下を脱ぎ足を濡れたタオルで拭く。その後できるだけ足を床につかないようにして廊下を歩き、お風呂場で足を洗う。ようやく家の中を自由に歩くことができる。家に入るための小さな儀式が他にもあったため、「家に帰って荷物さっと取って、公園で集合ね」のような約束をしても自分だけ遅れていくことがあった。当時はこの状況を友だちに話せず辛い思いをしたこともあった、、、、。現在はここまで厳しいルールは無い。それだけ学校は綺麗な場所とは言い難かったからだろうか。

買ったものは全て拭く、もしくは洗う

これは現在も適用されているルールである。お店で買ったもの、もとい外から家の中に持ち込まれたものを家の中で自由に扱うためには一度拭かなければならない。大袋のお菓子なんかは水で外袋を洗われる。お惣菜なんかは即座に容器からお皿に移し替えられる。実家にお土産を持って帰る時は外箱は捨てられる運命だと思ってもっていく。

潔癖による面倒なところを体験してきたため、私はそれを夫に強要しまいと決めている。しかし、たまにこれは綺麗なのか、拭かなくても大丈夫なのか不安になるところもある。清潔であること自体はいいことであるため、潔癖とはちょうどよい距離感を保っていきたいものである。

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