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FDRS-02 Risa Driver

音響機器メーカーFloatia Designsとのコラボ「FDRS」第2弾!
前回のコンプ(Risa Compressor)に続き、今回は何と歪みです。

製品ページ
https://floatiadesigns.wixsite.com/webshop/product-page/fdrs-02-risa-driver

半年ほど前にこんなことポロっと言ってましたが、ぶっちゃけ歪みのことは全然分かりません。今まで歪ませることもほぼありませんでした。
なので技術的な話はfloatiaさんにお任せします。
ここでは1ヶ月ほどデモ機を使ってみた私なりの印象を書いていこうと思います。

デモ機のテスト風景

またRisa Driverはギターにも対応(前回のRisa Compressorもギタリストに好評だったようですが)ということで、ギター演奏のデモを作曲家でギタリストの頼れるアニキ、都賀遙/アシノさんにお願いしました。ぜひそちらも合わせてご覧ください。


こっちは私の動画です。

ハーモニクスを交えたループで、まずGain最小でonにします。
Gain最小なら音色に変化は感じず、Outputに応じて音量が変化するだけです。単純にブースターになるのはもちろん、絞り切ればゼロなのでミュートスイッチにもなります(そんな使い方しないか…)。
ちなみに自分は楽器本体のボリュームを排除していて手元で音量を操作できないので、足元にプリセットボリュームとして置いて使うのもアリかな、と思ったり。

楽器本体のボリュームは常に最大(めんどいので)

Toneはいわゆる普通のパッシブトーンと同じような手応えで、全開をデフォと考えて良いように思いました。歪ませたときの音色をまとめるために必要に応じて絞るといい感じかも。

Gainを上げていくとザリッとした成分が持ち上がり、ハーモニクスの音もハッキリしてきます。
歪むか歪まないかくらい少しGainを上げたときの弾き心地はコンプに近いです。弦が生き返ってサスティンも伸びる感じ。

Gainを上げていくとどんどんアンプ感が増していき、一度に鳴らす音がひとつの塊のようになっていきます。変化幅は大きく、最大のときは凶悪な音ですね。それでもベースらしい成分を失っていないです。

動画の後半はピック弾きのサンプルです。Floatia Designsの中の人にピックでゴリゴリ弾いた音源を用意してもらいました。
ドラムとよく馴染んで気持ちいいですね。


今まで歪ませることはほぼ無かった、と言いましたが、そういえば昔Niacinのコピーバンドで頑張って歪ませたことがあるし、BリーSーンのモデルの歪みも持ってました。

ベース用の歪みというと原音がブレンドできるタイプが多い印象です。原音も鳴っていないと他の楽器と混ざったときに本来ベースが埋めるべき成分が無くなる、というのは体験しているので、理には適ってると思います。しかし原音を十分足すと結局アンサンブルで聴こえるベースは原音のまま、という…

Risa Driverは大きく歪めてもベース的な芯が保たれるので、Gain/Output/Toneというシンプルなパラメータで必要にして充分です。最大限歪めても使えることが分かっているからこそ、ほど良いところをいつでも迷いなく見つけることができそうです。
Risa Compressorと同じく、シンプルで扱いやすいところが魅力です。

すでに書いたように、Gainをほんの少しだけ上げたときのコンプ感が個人的には弾き応えが良く、使い勝手が良いと感じています。
この先いろいろな活用方法を見出していきたいです。


また、今年からギターを弾き始めたんですが、Risa Driverはギターでも使えるのが非常に嬉しいところです。

正直なところベース以上にギターの方が歪みが手に入ったありがたみは大きいです。今まではライン直でギターの音をモニターしていたんですが、歪みを通してようやく「知ってるエレキギターの音」に近いものが得られました。練習が捗ります。

内蔵スイッチでベース向けのFAT、ギター向けのCRUNCHYの切り替えができますが、音色自体はギターの場合でもFATモードに入ってる方が好みなので切り替えずに使ってます。CRUNCHYモードは低域がスッキリするのでベースとぶつからないんだろうな、という印象。ベースをいっぱい重ね録りして遊ぶときにはメロやコードをCRUNCHYモードで鳴らす、という活用方法もアリです。
まあここは音作りでいじる要素というより別種のエフェクターに変わるお得なスイッチ、という感じですね。

ド素人みたいな感想で恥ずかしい限りなんですが、ベースはライン直でも成り立つのに対してエレキギターはアンプやそれに相当するものが必須なんだな、と改めて分かった次第です。
ベースがメインだけどギターでも遊ぶ、という人にもRisa Driverは大変オススメです。


最後に筐体デザインの話を少し。

「歪みといえばオレンジだよね!」ということでオレンジメイン。その中に補色の青を散らしています。
Risa Compressorとの統一感を出しつつ、より歪みらしく(?)元気な感じにしました。

ツマミが増えてスイッチもつくので、それに合わせてナナメ(放射?)の構図にしました。
スイッチを踏み込むような図がうまく収まったと思います。

前回のコンプでは印刷の強度(筐体への定着?)があまり高くなく結構アッサリ剥げちゃっていたので、今回は図案自体に白いテクスチャを散らして剥げを目立たないようにしようという考えもありました。

が、いまいち素敵じゃないのでボツ。

しかし前回より印刷の方法自体が改善されているので強固になっており、発色・質感も向上しています。
(試しにカッターの背で印刷面の角をガリガリしてみたけど剥がれにくくなってます。)

それでも使っていく中で傷はついていくと思います。道具はそういうモノです。ガンガン使ってください。


というわけで、新しいオモチャを手に入れてワクワクしております。

ぜひ一緒に楽しみましょう!!

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