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ツインレイ〜占い放浪記①

ネットでツインレイのあれやこれやを調べている中で、「ツインレイのお悩みにはこの占い師!」みたいなサイトにたどり着いた。

そこで見つけた占い師の先生に相談したのが、電話占いにハマった一番最初。

電話がつながって、全然勝手が分からないまま、私はあれこれ話し出したのだけど、多分、全く要領を得ていなかったのだろう、すぐに先生に遮られて
「それで、何を知りたいのですか?」
と言われた。

何を?

「前世が知りたい、とかなら前世をみますし」

確かに、何を占いたいか分からなければ先生も占いようがないはずだ、と思い、私は少し考える。

一瞬の後、私は

彼の幸せは何か。これからの。

と先生に尋ねていた。


「分かりました」と言った先生は音叉を鳴らす。

目を瞑って、握った手を自分の胸にあてながら、私は彼のことを心に思い描く。

もう既に夢の中では何回も抱かれてたけど、私の妄想なのでは、という思いはまだまだあって、何より、私と出会いさえしなければ、彼は現実生活に不満やつらさを抱えながらも、でも奥さんと子供と現実を生きていけたのではないかとも思っていた時期だった。

だから、もし先生が、彼の幸せは奥さんと子供と生きること、と私に告げたなら、その時は、私は本当に、身を引くつもりだった。

一分も経っていないはずだけど、私にはとても長く感じる音叉の音で、それが止んだ後、先生は告げた。


「彼の幸せは、そりゃあ、あなたと結ばれることよ」


...私で、いいんでしょうか?

彼よりずっと年上なのに

彼には奥さんと子供がいるのに


「だって、ひとつの魂が元に戻るのだもの」

お互いを揺さぶり合って、魂を成長させてゆくことができる、唯一無二の相手。

先生はそんなふうに教えてくれた。

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