魔性って?
魔性だとか百戦錬磨だとか、若い頃から言われてきた。
男友達にも女友達にも。
私は今50で、ごくごく普通の容姿だけれど、魔性、はいまだに言われる。
行きつけのお店の店員さんやママ友のダンナさんとかに。
色目は使ってない(笑)。
中学、高校の頃、私は運動部で真っ黒に日焼けしてたけど、独身の男の先生にウケがよかった。
Risaと結婚する男は幸せだろうなあ、とか、お前みたいなのと結婚すればいいんだよなあ、とか、今そんなこと言ったら絶対アウトだ、っていうようなことも言われてた。
自覚はなかったけど、男を知る前から、私は魔性だったのかもしれない。
魔性って結局カラダでしょ?みたいな考えもあると思う。
下世話な話、床上手、的な。
でもそれだって、生まれ持った才能みたいなものだから誇っていいと思う。
その根底には、精神が尊くて肉体が下等、とはいえない、そんな思いが、ある。
男性を精神的に癒やすのは尊くて、肉体的につまりは体を使って癒やすのは劣ってる、とは私は思わない、ということだ。
どちらも尊くて、そして、人を癒やす、のは誰もができるわけではない、光の仕事だ、とも思う。
美しくあること
男性の目を潤すこと
抱きたい、って思われること
いい女じゃん、って見ただけで嬉しくなるようなこと
この女がいるから明日も頑張ろう、って思えること
どれも、大事なことだと私は思う。
女性にとっても、男性にとっても。
好きな男が仕事で失敗したり死にたくなったりしたら、私は迷いなくカラダを投げ出す。
好きなだけ抱いて、好きなようにして、私のカラダに溺れて、そうしてまた、生きる気力を思い出してくれればいい、って本気で、そう思う。
そんな、娼婦みたいな考えが、私の中には、ある。
そして、男性にそんな力を与えることができる女性という性に産まれたことを嬉しく思う。
彼と出会って、たくさんたくさん泣く中で、瞑想中にいろんなビジョンがみえた。
その中のひとつが、彼はたくさんの女性を癒やし、私はたくさんの男性を癒やす、というもの。
それは、今現在のお互いの仕事とは何の関わりもないようなビジョンで、でも、それは確かに私に伝えられたものだった。
だから、どんな形になるかは分からないけれど、私は男性を癒やしてゆくんだろうな、とは思っている。
夢の中で彼が言う。
君はいろんな人に愛を注げるんだろうけど、でも、ホントは僕だけがいい。
僕のことをまず一番に愛してほしい。
彼がいるから、彼というフィルターを通すから、私は誰かに愛を注げる。
彼を愛するように、って思うから、初めて愛を注げるようなことも、ある。
もし私がたくさんの男性を癒やす、その中で、仮に自分の体を誰かに開くようなことがあったとしても、それは、彼への愛とは全くの別物で、つまり、彼への愛は、何ひとつ、揺らがない。
私はただ、私の体を通して、宇宙の愛を流してるだけ、だから。
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