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世界線のこと〜ハイヤーセルフとか波動とか

足が思うように動かない夢を見た。

歩こうとしても足が前に動かないから、座って、おしりをズリズリさせて道を行く。
ほんの少しの距離を移動するのにも時間がかかる。
人も車も自転車も、どんどんと私を追い越してゆく。
なんてことないはずのいつもの坂道が、異様に急勾配に見える。
喰らいついて昇ろうとする。
約束の時間まで間に合わない、と私は思っている。
...そんな夢。

夢占いとか、いろんな解釈はできるのかもしれない。

でも、朝目を覚まして、一番に私が思い出したのは、ああ、この夢は、一時期よく見ていたのと同じだ、ということ。
若い頃、私は同じような夢を何度も何度も見ていた。

今思い返すとそれは、私の人生の中で、一番、荒んでいた時期に突入する前に見ていた夢、とも言える。

若い頃に戻してあげる、と言われても、その頃はイヤだな、と思っちゃうくらい。

じゃあ、私はまた、荒んだ時期に突入するの?って一瞬思ったけれど、今の私はあの頃とは違う。なんたって精神世界の学びを積んでいるんだから(笑)。

そうじゃないよ、過去の記憶と感情と、それらと今の現実をごっちゃにしないで。
過去こういう時はこうだった、だから今回もそうに決まってる、そんな思い込みは幻想だから手放して。

そう、自分に言い聞かせる。

条件反射のように、ちょっとした刺激でイヤな記憶を思い出したり、こうだからダメ、って決めつける自分の思考のわるいクセをちょっと矯正してあげる。

今の現実をちゃんと見て。
自分の感じ取ってることをしっかり感じて。
その現実が今のあなたに何を伝えたがっているか、感じ取ってみて。

そんなふうに言われている感じ。


noteでいろんな方の記事を読んでいる中で、フラクタル、という言葉を知った。
入れ子構造、ともいう。

全て目の前に現れる現象は、自分自身の学ぶべきものの現れ、みたいに私は理解している。

どんな現実にも、表層にも惑わされないこと。
その現実が、今の自分に何を教えたがっているのか、その深いところまでをも理解しようとすること。

そこまでできれば、あとはもうその現実は、何も恐れたり、厄介なものではなくなってくる。

現実を受けとめる自分自身が、多分、高い波動に変わっているから。



チャネリングを習っている中で、ハイヤーセルフと会話してみましょう、という課題があった。

瞑想やグラウンディングをして、やってみると、私の頭上高くに明るい光があって、その光と、私との間に、何層にも重なって、人影がみえた。

多分、たくさんのハイヤーセルフがいる。

どの層のハイヤーセルフとつながるか、どんな波動のもとで生きてゆくのか、それは、その時々の自分次第、ということだと思う。

それは、つまり、どの世界線で生きることを自分自身が選択するか、ということでもあるのだろう。

「幸せに生きる」と決める。
そういう世界線で生きる、と決めるならば、その波動のハイヤーセルフとつながれる。

現実に何が起ころうとも、それをうまく受けとめて、学びとして、すいっと受け流したりもして、全部自分の「幸せ」にできてしまう。

そういうことじゃないかな、って今の私は思っている。


笑っていれば鬼も逃げていく、なんて言葉があって、私は好きな言葉だけれど、でも、いくら笑っていても、いくら波動を高くしていても、イヤなことはやってくる、生きてるんだから、当たり前だ。

でも、イヤだ、って怖がって逃げたり、何で自分ばっかりとか拗ねたり、何かや誰かを恨んだり、またどうせダメに決まってる、とか投げ出したり、条件反射的にそんなふうに考えちゃうのを、ちょっと一呼吸置いて、この現実は、この表層は、私に何を学ばせたがっているのかな、って考えてあげようとするだけで、多分、上の波動のハイヤーセルフが喜んで、助け舟を出してくれる。

だって、私たちの魂が成長することが、天の、宇宙の、何よりの願いで、そのために、ハイヤーセルフやいろんな存在が、私たちの周りに、いつも愛をもって、見守ってくれてるんだもん。


さっき私は、今日みたいな夢を見ていた若い頃には、戻してあげると言われても戻りたくない、って書いた。

でも。
今の私なら。
またああいう時期に放り込まれたとしても、もっともっとうまくやれる。
そう思える。

それは、自分自身への信頼。

あの頃の自分よりも成長したと思えること。

それは何よりの財産かもしれなかった。

そして、多分、当時に戻ったとしても、今の波動であれば、起きる出来事も全く変わってくるのだろう、ということも分かっている。

全て自分次第。

心の中が現実をつくる。

言葉で言うのは簡単だけど、表面だけの感謝とかその場しのぎの改心とかでは決して作り出せないもの。

自分の心のありようを見つめたり、自分の心をいたわってあげたりしながら、時には自分の闇に向き合って大泣きしたりしながら、一日一日、つくりあげていく自分の心。

一瞬一瞬の積み重ね、一瞬一瞬の気持ちの持ちようが波動をあげてゆく。

自分の望む現実をつくりあげてゆける。

自分の望む世界線の住人になれる。

それは、何ものにも代えがたい、自分自身への、絶対的な信頼と、安心感の中にある、理想的な世界だ。







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