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映画 『ベティ・ブルー 37°2 le matin』

1986年公開当時は『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』というタイトルで 120分の作品だったらしいのだが、私が 今回手に取ったバージョンは2004年に発売された『インテグラル完全版』というバージョンだったようだ。
私は普段そういう情報がほぼないまま映画を見始めてしまうタイプで、映画が終わった後に色々な情報を得てびっくりする。

まず、1986年制作という点。
私がフランス文化に疎いからかもしれないが、全く古さを感じない。今から34年も前に公開されたものとは思えなかった。とにかくBetty役の Béatrice Dalleがかわいい。当時21歳くらいだと思うのだが、若さを出し惜しみしていないところがとても良い!これまた 好奇心で現在のお姿を検索すると、わりと衝撃を受けるわけだが。。。今現在も現役でご活躍されているようで嬉しい。実生活では 逮捕歴があったり 収監中の囚人と結婚したり(後に離婚) かなり激しい人生の様子。

この映画は とにかく人におすすめしづらい。
私が見たバージョンはとても長い。185分もある。正直最初の2時間ぐらいは なかなかしんどい。ただ最後の45分を見ると、最初の2時間も途端に愛おしくなる。削れる部分はどこもないと感じる。だからこそ 120分のバージョンも見たい!公開時にどこの60分を削ったのか。。。

正直、映画を見ている時よりも、映画が終わって内容を反芻している時の方が圧倒的にこの映画のファンになっている。恐らく、これも 2回以上見るべき作品。2回目は 「長い。」という感想抜きで純粋に見られる気がする。

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