キャンペーンやチケット販売今すぐ止めてください
前回、あなたは月商いくら欲しいですか？という質問をしました
その答えは出ましたか？
今日は具体的にあなたの欲しい月商を作る以前に今すぐ
捨てていただきたい思い込みをお話しします
まず自分の中の思い込みを捨てましょう
サロン運営に心からの充実感を感じていただくために、ぜひとも見直していただきたい考え方があります。
それは、「お客様は安価なサービスを好む」という一般的な認識です。
確かに、どこでも提供されているようなサービスの場合、消費者は価格や便利さを重視する傾向にあります。同じサービスなら、よりお手頃な価格の方を選ばれるのは自然なことです。
しかし、私がご提案するのは、お客様にとって唯一無二の価値を提供するサロン作りです。価格設定をする際に、「高すぎるのではないか・・・」
「この価格だと客足が遠のくのでは・・・」といった不安を抱えることなく、自信を持ってサービスを提供し、躊躇なく代金を受け取りましょう。
安売りは最も楽な手段です。そうではなくサロンの価値を高めることに注力してください。常に上質を求めるお客様は、価値を理解し、それに見合う対価を支払う意欲があります。
コストパフォーマンスを競争軸にし、一度その流れに乗ってしまうと抜け出すのは困難です。
キャンペーンやチケット販売はやめましょう
キャンペーンやチケット販売は、自らの価値を下げる行為につながりかねません。これらは、広いスペースを持つ大型店やマシンを主体としたサロンであれば有効かもしれませんが、個人サロンには適していません。キャンペーンは期間限定の特別価格であり、常に行っているとそれが通常価格と捉えられてしまいます
「今だけ特別価格で体験できます」という広告は目にすることがあるでしょうが、これは多店舗展開しているサロンが顧客を獲得するための戦略です。しかし、お客様目線で考えると、このような戦略は疑問を抱かせることがあります。
「なぜこんなに安くできるのか」
「本来の価格設定が高すぎるのではないか」
といった疑念を持たれることも。また、キャンペーン頻発のサロンでは、本当に予約が取れるのかという心配も生じます。
個人サロンが同様の戦略を取ると、チケット消化のためにベッドが埋まり、新規のお客様をお断りする事態になりかねません。万が一、チケットを持つお客様がキャンセルをされた場合、経営に大きな影響を及ぼすこともあり得ます。
チケット販売は３か月先の売上を安くして先貰いしています
先にまとめて貰うメリットは絶えず毎日チケットが売れていくスキームがある場合のみです。
キャンペーンを利用するお客様が全員リテラシーが低いわけではありませんが、キャンセルが多い傾向にあるのは事実です。なぜでしょうか？
それは、キャンペーンはサロンオーナーが自分自身を大切にしていないサインと捉えられがちだからです。自分の時間と労力を安売りすると、それに見合った評価しか得られないのです。
自分を大切にし、サロン独自の価値をしっかりと打ち出すことで、お客様からも尊重される関係を築くこと欲しい月商から割り出す
週休３日をお勧めします
前回のお話で、週に3日のお休みを取ることをお勧めしましたが、今日はその考え方をさらに深めていきたいと思います。美容サロンをお一人で経営されている方は、週4日の営業というのが理想的かと思います。しかし、スタッフが複数いるサロンの場合は、ぜひスタッフ一人ひとりに週3日の休息を与えてあげてください。
心を込めた施術を提供するためには、1日に担当できるお客様は多くても2名が限度です。お客様との一対一の時間に集中し、最高のサービスを提供するには、それだけのエネルギーが必要です。そしてそのためには、週3日はしっかりと休息を取り、リフレッシュする時間が不可欠なのです。
スタッフがただ売り上げを上げるために働いているという考え方は、そろそろ見直しましょう。人は自分よりも輝いている人に惹かれます。逆に、自分よりも不幸だと感じる人からは、エネルギーを感じることはありません。スタッフがなかなか定着しないとお悩みのサロンオーナー様は、休息を与えることによって自分が損をしていると感じていないでしょうか？
サロンオーナーとして最も大切なのは、どうすればスタッフが最高のパフォーマンスを発揮できるかを考えることです。お一人でサロンを運営されているオーナー様も、週に1日はサロンの勉強に充て、残りの2日はご自身のリフレッシュや家族との時間に使ってください。疲れ切って1日中寝て過ごすような休日では、お客様に感動を与える施術は難しいでしょう。
「そんなに休んだらお客様が離れてしまうのでは？」と心配されるかもしれませんが、実はその逆が真実です。次回は、休んでもお客様が離れないサロン運営について、具体的なお話をさせていただきます。お楽しみに。
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