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ティム無駄遣いのトホホ映画「ヤング・ブラッド」

2001年アメリカ制作。
これは予想はしていたけど、その予想を下回る微妙な出来だった・・・。
そもそも三銃士って昔から何度も何度も繰り返し映画化されているので、旬の俳優を使っているとか、アクションが新しいとか、何かしらストーリーにひねりを加えたりしないと基本の物語だけでは見飽きたしね・・・。
(ディカプリオがルイ14世と双子の弟の二役を演じた『仮面の男』は比較的面白かった?が、97年にそれが公開されてるから余計に何でこんなすぐまた?と疑問に思った。)

まずダルタニアン役のジャスティン・チェンバース。アメリカでも知名度があるのかは微妙だし、一般的にはそんな名前の俳優が・・・いたような?という感じのマイナーさ。これがまた良い役者ならマイナーでもいいが、正直演技が所々棒読みだし、表情も何だかボンヤリしていてインパクトがない。三銃士に至ってはどれが誰?と最後まで本気で迷ったほど、これと言った特徴やエピソードが0で俳優が気の毒になってくるレベル。

ティムに至っても別にティムでなくとも務まりそうな悪役。ダルタニアンの仇の相手と言うことで憎たらしさはあるが、同じ中世モノの『ロブ・ロイ』の悪役に比べると地味だし仕事をこなしてる感アリアリ。黒い羽帽子可愛いなぁ、とか、おっ馬の乗り方軽やかー。とかの感想しかないーw

城に突撃するシーンが全体的に暗すぎて何が何だか。ラストの一騎打ちではしごをやたら使うので、恐らく香港アクションっぽいのをやりたかったんだろうが、あれはワイヤーだけでなく動ける香港スターだから見応えのあるアクションになるのであって、特にそういう動きの基礎がない人がやると(主人公やティムに別にそういうのは求めないし、スタントだったとしても微妙)ただバタバタするだけの失笑アクションが一丁上がり。か、悲しい・・・。

何故か脇役で妙に目立つ名女優カトリーヌ・ドヌーヴとティムを盛大に無駄使いしている褒める所がないトホホ映画認定ー。

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