それでも愛していたいんだ。


 ― 億千万の星の中から、貴女たちを見つけたんだ。





この文章を読んでいるのは、
私が新しい世界で、出会い、喜び、泣きあい、そして裏切ってしまった人たち。

沢山の人たちに「さようなら」も告げれず、「ありがとう」も言えずに、
去ってしまった。

でも、それでも。
言いたいこと、心に思うこと。
それだけは、残しておきたかった。

この文章は、私の心の声のすべて。
自分勝手で稚拙な形でしかないけれど。

少しの間、お付き合いいただけますと幸いです。








2022年の4月に出会い、まるで憑りつかれる様に懸命に追いかけ続けてきたわけですが、
2022年の12月。
色々なスタートが、色んな出来事があったあの時。
実は、私が荒れ始めた時でもありました。

当時、事務員として働いていた私ですが、人員不足から配送の部署へ2022年の6月から転換。
私としては、望んでもいない部署転換だったので、会社にはしっかりと話し合いの場を設けてほしいと伝えましたが、通ることもなく、朝4時出社の生活が始まりました。
転換を告げられた当初は、2022年内で終わると当時所属していた総務部の上司から伝えられており、それを信じて仕事をしてきましたが、同年10月に上司は退職。
直属の上司がいなくなってしまったことで、私はどの部署にも所属していない(あくまで配送部署に”いるだけ”)幽霊社員のような立ち位置になっていました。
精神的にも、肉体的にもどうしたらいいのか分からない状態に陥り、助かりたいような思いで、沖縄行きの飛行機に搭乗しました。
沖縄では、たくさんの人が優しくしてくれました。
全国各地から集まった色んな人たちと話したり、食事をしたり、笑ったり、泣いたり。
素敵な思い出を皆さんからいただきました。
でも、そんな夢のような時間もたった一瞬。
帰ってきてからは、再びどうしたらいいのか分からない路頭に迷うような生活をしていました。

年明けが明けた、2023年1月。
再び沖縄の地へと行くことになり、色んな人と再会し、話をしていく中で、その人たちの優しさに助けられ、力をもらったことで転職することを決意。
同年2月に、沖縄から東京へと上京するあの人たちの背中を借りて、私も東京へと行くことを決心。同年5月に私も東京の会社へと転職しました。

しかし、今思えば、すべてが勇み足。
慎重に色んなことを決めていない、中途半端な状態で上京してしまったせいで、思い通りに行くこともなく。
自分で決めておきながら、上手くいかない生活と、それを隠すように嘘をつき続ける日々を始めてしまったせいで、自分の中の感情が不安定になってしまいました。
「みんな頑張ってるから、自分も頑張ろう!」と思いたいのに、
「何を頑張ったところで、誰にもわかってもらえないし、なんならそれが当たり前だろうから、結局どうしたらいいのか分からない」と思うようにもなり。
そして、新しい会社では、同部署に所属している他課の課長からパワハラまがいな高圧的な態度をかけられるようになり、直属の上司もその課の本部長を務めているため、なんの相談は出来ぬまま。
都会という煌びやかな世界とはかけ離れ、ただ一人。
マイナスなことしか考えることが出来ない独りの生活を送っていました。
SNSや会話などで、友人や色んな人たちが輝いているような姿を見てしまうと、余計に自分が惨めにしか思えなくなってしまう。
次第に、本当の自分を誰にも話すことが出来なくなってしまいました。



他人から認められたかった。
色んな人から「よくやってるね!」と言われたかった。

他人から「愛されること」を望んでしまった。

その結果、多くの人に嘘をつき、多くの人を傷つけるような、
最低な人間になってしまいました。

私がしてきたことは、許されることではありません。
理解してほしいとか、共感してほしいとも思いません。
私が弱かったせいで、もっと自信もって生きていくことができなかったせいで、色んな人に迷惑をかけてしまいました。

本当にごめんなさい。




でも、皆さんの優しさに私は感謝しても、感謝しきれません。
弱い自分を、受け入れてくれた。
「大丈夫だよ」と言ってくれた。
私は、その優しさに幾度となく助けられ、その温かさに助けられ、
日々を生きてきました。

どんな時でも、味方になってくれる人たちがいました。
どんな時でも、力になってくれる人たちがいました。

本当にありがとうございました。









あの世界から消えて、早一ヵ月。
色んな人たちへの罪悪感や、申し訳ない気持ち、
生活が上手くいかず、より一層自分が惨めにしか感じなくなっていく日々が続いていました。

家族、友人、あの世界の人たち。
色んな人にどうやっても、顔向けすることが出来ない。
先にも話した、「罪悪感」や「申し訳ない気持ち」が心を埋め尽くすような感覚になる。

「いっそのこと、自分がいなくなれば。」
「このまま、消えてなくなったら。」

そうどこかで思った結果、手を出した人生初めてのオーバードーズ。
本当にあの時は、それが自分にできる最後の贖罪と思っていたのかもしれません。
酩酊状態になりながら、嘔吐し、このまま死んじゃうんだ。って思い、目を瞑って眠りにつきました。
勿論、死ぬことはなく、生きていました。
でも、頭の中にも心の中も、不安定な自分にとって、
「また、消えてなくなったら。」という感情が溢れ出し、また同じように「何をどうしたらいいのか、分からない」と繰り返していた時。








ある人の言葉、ある人との約束を思い出しました。


「生きてみなよ、意外と楽しいかもよ?
 あなたが悩んでなかったら、こうやって話が出来なかったんだよ。
 あなたが好きな人と、こうやって喋れてる人生、意外と面白くない?」




「明日、生きてみなよ。」






この言葉を言った人は、今はもう忘れているのかもしれない。
でも、この言葉を、この約束を忘れることが出来ませんでした。
私が生きていることで、多くの人が私を忌み嫌ったり、迷惑だと感じるのかもしれません。
それは、今もだし、これから先もそうかもしれない。
私がこの場にいること自体が、本当は許されることのない行為なのかもしれない。




だけど。
それでも。









それでも、愛していたいんだ。
あの人を、あの人たちを。




あの7人に、私は何度も救われました。
あの7人に、私は何度も勇気をもらいました。


楽しそうな人
情熱的な人
不思議な人
美しい人
艶やか人
力強い人

誰よりも大きくて優しい人


上手く言葉では言えないし、どう表現していいかもわかりません。
でも、これから先も私は愛していたいと思います。

今の私がいるのは、
今の私が生きていこうと思えるのは、
まぎれもなく、あの人たちがいてくれたからです。

これから先、どんなことがあっても、私はあの人たちを応援します。
あの人たちから、もらったこの命が尽きるまでずっと応援します。

この先一生、あの人たちに、愛を捧げます。










沢山の人に支えられ、沢山の人に迷惑をかけて、
今の私はここにいます。
死ぬことが最大の贖罪なのかもと思った時もありましたが、今を生きることが本当の贖罪なんだと、今は思っています。

多くの人に、これから先も謝罪し、感謝し、私は生きています。

本当にすいませんでした。
本当にありがとうございました。

稚拙かつ複雑構成な文章でしたが、
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

もし、こんな自分を受け入れてくれるなら。
こんな自分でも、良いと言ってくれるなら。

その時は、その恩返しを必ずさせてください。

また、どこかでお会いできるのを楽しみにしてます。

どうか、お元気で。





























































































































恋に焦がれて、今夜は眠らない。


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