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バンナムとスサマジの共創

島根のメインスポンサー、バンダイナムコの記事で印象的なものがあったので備忘録として感想を書きます。
ドルファミなんですが、正直島根の魅力は凄まじく(スサマジだけに……)目が離せません……!
(演出やグッズなどについては正直島根がうらやましいです。ドルフィンズももっと充実して欲しい。)

感想を書く記事のリンクです。

以前もスサマジとバンナムに関する記事の感想を書いたので一応リンク。

↑で感想を書いた記事

バンナムとスサマジが共に創り上げていることが配信からも感じられる最近の島根。地域密着でありながら、「スポーツとしての最高峰のエンターテイメント」を提供しています。

バスケの魅力はもちろんですが、バンナムが大きく介入しているであろう演出やグッズ面もとても魅力的です。(そのおかげか、なんと島根ブースターのほとんどは1時間前には会場入りして着席しているらしいです!!)

最近印象的だったのは、スサマジコラボのガンプラ!!ガンプラは詳しくないですが、高い熱量のファンの方がいるコンテンツなので新規ファンの開拓にも繋がる魅力的な取り組みでした。

しかも確か、販売日はあのレバンガ戦だったよね……??4Qのラスト劇的同点からのOTで勝ったあの試合!!凄すぎます。


あと昨季もあった「鳥根スサノオマジック」。山陰一帯で盛り上げよう!!というのを強める面白いプロジェクトです。



そんな島根スサノオマジックですが、メインスポンサーのバンダイナムコの社長のインタビューからその根幹にあるものを垣間見ることができました。

以前の記事感想でも「縁もゆかりもない地域の小さなクラブのスポンサーになった」ということについて触れましたが、そこに関する社長自身の言葉が記されています。
要約すると「大きな市場を対象とするよりも、地域密着型の地方のチームでスポーツとしてのエンターテインメントを創り上げる」こと、「その過程で自分たちのノウハウを活用していく」ことに関心があるということでした。

また、「夢の世界」というキーワードを大切にされているそうです。

試合会場にきたファンが、非日常的な感覚を味わうことができる夢の世界。
社長曰くまだまだ改善していきたいとのことですが、島根のホームゲームを見る度に、そこにいるだけで楽しいだろうなと感じます。
真っ青な観客席をみるといつも思うのですが、Tシャツを配っているのでしょうか?ファンがみんな買っているのかな?
あの青いTシャツやユニフォームを身につけて座っているだけで絶対楽しい。

チームのグッズを着用していることって、観戦する側のテンションをものすごく上げると思うんです。(わたしはそうです)
そういう意味で、チームのものを着用している人が多いということで雰囲気作りの要素の一つをクリアしていると言えるのではないでしょうか。

さらに、記事で印象的だった部分はシナリオのない世界であるスポーツが生み出す感動についての言及でした。

「実は、スポーツには全く興味が無かったんですよ。映像の世界って、ここでお客さんが驚いて、ここでお客さんが泣いて、ここでお客さんが喜んでっていうのを、シナリオでやるんですよね。その世界にずっといたから、よく“スポーツはシナリオのない世界、ドラマだ”っていうけど、“何言ってんだ”って正直思っていたんですよ」
冒頭の記事 宮河社長の発言を引用

スポーツ観戦に関心が全くない人は意外と多いことは私自身が日々実感しています。スポーツ観戦が趣味といったら、スポーツの面白さが分からないと言われたり興味がないと言われた経験が少なからずあります。
「単なるひがみなんじゃないの」なんて思ってしまったこともありますが、スポーツに関心がない人はこんな風に考えていることもあるんだなということで「なるほど〜」と感じました。(まあ食わず嫌いには間違いないじゃんとは思いましたが)

その上で、以下に引用した社長の発言に強く感動しました。

「千葉ジェッツ戦の逆転シュートって、シナリオで書いたら結構恥ずかしいのよ。めちゃくちゃベタな訳よ。だけど、あれがシナリオなしでできるということに本当にびっくりしたし、あれが本当の感動なんだなって。われわれはずっと、シナリオを作ってお客さんと一緒に動く仕事をしていたから、全然違う世界ですごくおもしろいと感じたのよね。結局、プロのスポーツ選手って、プロのミュージシャンとあんまり変わんないなって。これが一番大きな発見かな。究極を極めるプロフェッショナルとして、同じようなリスペクトがスポーツ選手にも生まれたんです」
冒頭の記事 宮河社長の発言を引用

その通りなんだよ!!!それがスポーツの素晴らしさなんだよ!!!
と思いながら、ここまで理解しやすく言語化されていることが流石、素晴らしいと思いました。
この文章を読んで、「その通りだ!!」と強くは思っても、このようにスポーツの魅力は説明できなかったと過去を振り返りながら考えました。
スポーツファンはこのようなスポーツの魅力に惹きつけられて熱狂しているのですが、その感覚は学生時代から、環境によっては物心ついた頃から持っていることが多いのではないかと思います。
だから、別のベクトルからエンターテインメントへとアプローチしてきた人であるからこそ、
社長という役職でありながらも貪欲にエンターテインメントのあらゆる形を見出し、それを自分の中でキレイに捉えられるのかなと。

今後のさらなる「共創」に期待

これを読んだ感情豊かな私は涙ぐみました。笑
最後に触れた「スポーツの素晴らしさ」について思いを馳せたこと、また社長が触れている島根VS千葉戦を思い出したことが要因です。

今後のバンナムと島根がどんなチーム・文化を創り上げていくのか、しっかりと見届けたいです。


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