いえ、あい、に戻らない物語のために

いえ、あい、に戻る物語が多すぎて、それはそれで、わたしはメロドラマもその形式美を好むので、別に良いのだが、なぜ、今、「家や愛」に帰着する物語を新しく書く、書きたいのかという、作家の心理がわたしにはよくわかっていない。少なくともわたしの物語を書きたい欲望は「家や愛」を描くことにはなく、あたらしい物語を描きたい、個人を描きたい、ということによるものの方が大きい。もっとわがままに言えば、じぶんが納得できるような物語がないから、納得したいということが大きい。

ドラマの形式は家族愛を好む傾向にある。わたしたちは家族の一員であることからはじまり、家族へ帰るということなのだろうか・・・?死は生につながる的な発想も、お願いだからやめてくれ。という気持ちになる。そういう気持ちがあるから、物語書くぞと思えているのかもしれませんが。わたしのものがたり、

し、しあわせ、せいいっぱい、いま、まんぞく

すべて一人の動詞、からだはわたし、





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